サブ球場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 13:30 UTC 版)
「神戸総合運動公園野球場」の記事における「サブ球場」の解説
1991年(平成3年)にオリックスが神戸に本拠地を移転した際、当球場北側に所在する神戸流通業務団地の西側敷地にサブグラウンドとして建設されたのが、神戸総合運動公園サブ球場(こうべそうごううんどうこうえんサブきゅうじょう)である。 開場当初は当球場に倣い、愛称をグリーンスタジアム神戸サブ球場(略称:神戸サブ球場)としていたが、2003年(平成15年)に当球場に施設命名権が導入された際、サブ球場は売却の対象とならなかったことから、それ以降は現在に至るまで、神戸市の条例上の施設名称をそのまま使用している。神戸総合運動公園の敷地からは離れているものの、メイン球場と同様、施設は神戸市が所有し、オリックス野球クラブが管理許可制度に基づいた運営管理を行っている。 1999年(平成11年)までオリックスのファームが本拠地として使用し、主催のウエスタン・リーグ公式戦などを開催。2000年(平成12年)にファームが北区の北神戸田園スポーツ公園野球場(あじさいスタジアム北神戸)へ本拠地を移転して以降は公式戦の開催は長らく設定されず、もっぱら練習場として使用され、対外試合は教育リーグなどを数試合開催する程度にとどまっていた。その後2010年シーズンから2017年シーズンまで、再び公式戦が開催されるようになった(主に春季の4-6月にかけて行われるオリックス主管の試合。2016年度は8月を除く各月の主催試合を開催、舞洲移転後の2017年度は5月に3試合開催したが、同年5月5日のオリックス対阪神を最後に公式戦開催はない)。この他、一軍も試合前の練習などで使用するケースがある。またプロ野球の他、アマチュア野球や一般利用などにも供用されている。2014年6月14日には、四国アイランドリーグplusの徳島インディゴソックス対愛媛マンダリンパイレーツの試合(主催は徳島)が開催された。また同年7月1日にはベースボール・チャレンジ・リーグの富山GRNサンダーバーズとオリックス2軍の交流戦が、当初日程(砺波市野球場)が雨天中止となった振替として実施されている。 フィールドは1991年当時の当球場の規格を踏襲しており、ダッグアウトやブルペンなどの配置は当時のそれに類似している。開場当初は内野がクレー舗装、外野が天然芝、ファウルエリアが人工芝だったが、その後の改修で外野も人工芝に張り替えられた。なお人工芝は経年劣化のため、2009年(平成21年)に住友ゴム工業製のロングパイル型「ハイブリッドターフ」に張り替えられている。 2010年(平成22年)オフに改修工事が行われ、スタンドを全面改修してベンチ席を増席した他、磁気反転式とパネル式を併用していたスコアボードはLED方式に改修された。 2017年(平成29年)8月1日より、G-7ホールディングスが命名権を取得したのに伴い名称が「G7 STADIUM KOBE」に改められた。この頃、阪神タイガースの2軍本拠地の移転先候補として挙げられていたことがあった。
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