DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 03:06 UTC 版)
「横須賀スタジアム」の記事における「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」の解説
2016年4月27日、横須賀市と球団は横須賀スタジアムに隣接した追浜公園の敷地内に、ファーム施設を集約するための基本協定書を締結し建設計画を進め、2019年7月に完成した。 それまで同市長浦町にあったマルハニチロアセットが所有し、球団が借り受けていたベイスターズ総合練習場の老朽化による閉鎖に伴い、横須賀スタジアムの周辺にある追浜公園第二、第三野球場を廃止した上で、練習場と合宿所を長浦町から移設し、ファームの一体化を図ることになった。これにより、ベイスターズのファームは年100試合程度を上限として当球場を優先使用するが、市民に対しても一定日数利用できるように確保する。練習場の管理は球団が行い、その賃貸契約は20年間(2019年度 - 2039年度)とする。 施設名は「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA(ドック・オブ・ベイスターズ・横須賀)」と名付けられた。「DOCK」は「船渠」という意味で、造船のための施設という意味があることから「開国の地、また造船の街として知られる横須賀市を象徴する名称であるとともに、ベイスターズの若手選手が一流のプロ選手として横須賀から大海原に羽ばたいてほしい」という願いからつけられた。 施設は選手寮(青星寮)、屋外練習場(サブ球場)、屋内練習場から成り立ち、選手寮は選手・スタッフからの意見のヒヤリングをもとに、練習環境を快適にし生活場所としての機能だけでなく、集中とリラックスの切り替えを補助する空間デザインなど、野球選手としてだけでなく、人間としての成長につながるような環境を整えている。また屋外練習場は、一軍が本拠地としている横浜スタジアムのグラウンドの形状・寸法・人工芝をモデルに、忠実に再現したものになっている。 なお今回のベイスターズファームの練習場機能の整備に伴い、市民利用としての用途を廃止された追浜公園第二・第三野球場の代替として、横須賀市は夏島地区のリサイクルプラザ・アイクルと、佐原地区の佐原2丁目公園・リーフスタジアムのそれぞれの隣接地に、市民利用を目的とした新球場を建設し、順次オープンさせている。
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