サイコグラフィックス【psychographics】
サイコグラフィックス
心理学的属性。ライフスタイル、行動、信念(宗教)、価値観、個性、購買動機、あるいは商品使用程度によって顧客を分類するための基準。一般に購買者の心理的要因を総評している言葉。サイコグラフィックは、ジオグラフィック(住居あるいは勤務地域)とデモグラフィック(年令、収入、職業)のように、顧客と潜在顧客を明確に表わす。ある製品をアピールするためのプロモーション戦略に、サイコグラフィックでセグメント化して企画すれば、より以上の有効なプロモーションが可能になってくる。例えばシャンプー市場には、最初の購買動機(美容、健康、身づくろい)、使用スタイル(毎日、毎週、サロンでのみ)、あるいはライフスタイル(旅行好き、若い子供をもつ親、子供無し)により説明されるさまざまなサイコグラフィック・セグメントが存在する。マーケットにおけるサイコグラフィックの特徴は、広告コピーのみならずパッケージ(旅行サイズ、子供に安全、装飾的ポンプ付)や流通チャネル(スーパーマーケット、薬局、専門店)に影響を及ぼす。サイコグラフィックデータは、パーソナル・インタビュー、フォーカス・グループ・インタビュー、アンケートなどから直接収集することが可能である。また、データ・マイニングを活用して心理面からの顧客プロファイルを仮設することもできる。
サイコグラフィックス psychographics
サイコグラフィック
(サイコグラフィックス から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 07:22 UTC 版)
サイコグラフィック (英: psychographics)は、心理的属性に関する人間の特性を説明するために使用される定性的な方法論である[1]。サイコグラフィックは、人格、価値観、意見、態度、興味、ライフスタイルの研究に適用されてきた[2]。 この分野の研究は活動、興味、意見に焦点を合わせているため、サイコグラフィック要因は「AIO変数」と省略されることがある。
- ^ Wells, William D. (May 1975). “Psychographics: A critical review”. Journal of Marketing Research 12 (2): 196–213. doi:10.2307/3150443. JSTOR 3150443.
- ^ Senise, Jairo (28 September 2007). “Who Is Your Next Customer?”. Booz Allen Hamilton Inc, Strategy+Business .
- ^ Anderson, Thomas W., Jr.; Golden, Linda L. (1984). “Lifestyle and psychographics: A critical review and recommendation.”. Advances in Consumer Research 11: 405–411 .
- ^ Resnick (2018年3月26日). “Cambridge Analytica's "psychographic microtargeting": what's bullshit and what's legit”. Vox. Vox Media. 2020年2月15日閲覧。
- ^ a b Saunders, Amy (2016年5月9日). “Why Psychographic Segmentation is Important” (英語). Infusionsoft.com 2018年3月20日閲覧。
- 1 サイコグラフィックとは
- 2 サイコグラフィックの概要
- 3 外部リンク
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