コースとその特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 04:47 UTC 版)
「天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」の記事における「コースとその特徴」の解説
広島市平和記念公園前を出発、平和大通り・宮島街道を西進し、JR前空駅東を折り返し、平和大通り・城南通りを経由、広島市平和記念公園前を決勝とする7区間、48.0 km。 女子大会とは異なり、各区間毎に起用できる選手の年齢区分が固定されている。2・6区はジュニアB選手を、1・4・5区は高校生を必ずエントリーしていなければならない。このため1区に実業団選手や大学生を配置したりするなどといった戦略をとることはできず、オーダーの自由度は女子大会よりも低めで、その点では戦略の幅は女子大会より小さめといえる。 高校生が全48kmの内、20.5kmを担当するので若手の層の厚さが重要視される。 1区・7.0 km・ジュニアA(高校生) 広島平和記念公園前→(平和大通り)→(西広島駅前交差点)→宮島街道→(西広島バイパス入口交差点)→(国道2号/宮島街道)→広島電鉄井口駅東第1回(1996年)から第4回大会(1999年)までは広島スタジアムがスタート地点だったが、第5回大会(2000年)から現在の平和記念公園発着のコースに変更した。 コースは平和大通りと宮島街道の2つの通りを通る。割り合いは大通りが40%、宮島街道が60%である。 平和大通りを西に向かって約2.3km進み、広電西広島駅前を左折して宮島街道に入る。そこから南下しさらに庚午三叉路交差点を道なりに右折。 約5km地点の宅配ピザ・ショップあたりから駆け引き、草津沼田道路高架下あたりからスパート。 2区・3.0 km・ジュニアB(中学生) 広島電鉄井口駅→海老園交差点3kmと短いながらも一般の第3区へ重要視される区間 コースは八幡川橋の3mのアップダウンを除いておおむねフラットといえる 3区・8.5 km・一般 海老園交差点→(宮島街道)→(宮島競艇場前)→(宮島口駅前交差点)→(宮島口通り)→宮島口ロータリー例年、順位変動が激しい区間 4.5km付近(西広島バイパスランプ)前後で約12mの高低差がある。 中継所手前で宮島街道から宮島口通りへと左折、厳島神社への入口のフェリー乗り場に近づき、広電宮島口駅前の別名「杓文字コーナー」とも言われるヘアピンコーナーを回ってたすきを渡す。 4区・5.0 km・ジュニアA(高校生) 宮島口ロータリー→(宮島口通り)→(宮島口駅前交差点)→(宮島街道)→JR前空駅東(折り返し)→JR阿品駅南宮島口通りから宮島街道へ戻り再び西進、1.7km地点の廿日市市大野のJR前空駅東(中国電力旧大野研修所前)で折り返し。(下の写真) 折り返し後は宮島街道を東進し、宮島口駅前交差点を通り過ぎて阿品駅南が中継点。 5区・8.5 km・ジュニアA(高校生) JR阿品駅南→広島工業大学高校前高校生最長の8.5 km。 「5区で首位になったチームが優勝する」と言われる。実際、コース変更後の第5回大会(2000年)以降の優勝チームは第10回大会(2005年)の長野・第15回大会(2010年)の兵庫・第16回大会(2011年)の栃木・第17回大会の兵庫(2012年)以外全て5区から6区へのたすきリレーをトップで通過している(第10回大会(2005年)は宮城がトップで通過したが、7区で逆転されて3位)。特に第5回(2000年)の鹿児島・第8回(2003年)の福岡・第9回(2004年)と第11回(2006年)と第14回(2009年)の長野は5区で逆転して1位になり、そのまま優勝している。 全体の中間点(24 km)はこの5区の出だし・500m地点となる。3区同様のアップダウンがある。 6区・3.0 km・ジュニアB(中学生) 広島工業大学高校前→草津橋一般の最終7区につなぐ中学生区間。 7区・13.0 km・一般 草津橋→広島平和記念公園前→(田中町交差点)→(駅前大橋南詰交差点)→(中広町2丁目21番交差点)→(西観音町電停東交差点)→広島平和記念公園前 全区間で最長の13kmの一般区間。 草津橋から宮島街道を北上。平和大通りに帰って来た後にフィニッシュの平和記念公園前を一度通過して広島市内を平和大通り・駅前通・城南通り・中広通りと反時計回りにぐるりと1周してフィニッシュするコース。 橋を合計10回渡るため、細かいアップダウンの連続でペースを乱す選手も多い。 広島市内周回コースは平和大通り、駅前、城南、中広の4つの通りで構成される。 第1回大会(1996年)の広島、第2回大会(1997年)の京都、第4回大会(1999年)の兵庫、第10回大会(2005年)の長野、第15回大会(2010年)の兵庫、第16回大会(2011年)の栃木、第17回大会(2012年)の兵庫、第19回大会(2014年)の長野、第24回(2019年)の福島と、この区間での逆転で優勝が多いことから駅伝ファン等からは俗に「逆転の7区」とも言われる。
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