コウケツ編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 17:04 UTC 版)
「北斗の拳の登場人物一覧」の記事における「コウケツ編」の解説
コウケツ 策謀と狡猾さでハイエナのように農地を奪い、成り上がった大地主。元はラオウ軍の馬係で、当時のラオウに媚びを売って取り入ろうとするが、強さだけを求めるラオウを激怒させ「下衆なドブネズミ」と一喝された。また、ジンバを筆頭とした当時のラオウ軍の同僚たちからもいじめられていた。拳法の心得は全くないようだが、幼いリュウを張り倒している。 部下を使って人々を言葉巧みに騙し、農奴として荒地の開墾にこきつかい、死ぬと肥料として畑に撒くように悪辣に指示する。その中にはバルガをはじめとしたかつてのラオウ軍の武将たちもおり、子供を人質に取っていた。リュウの活躍により人質が解放され、農奴たちの反攻により領地は制圧され、ケンシロウたちが宮殿に殴りこみにくると、切り札として下記のマイペットを使い、その頭部に跨ってケンシロウに立ち向かうがあっさり撃破されてしまう。最期はケンシロウにまで「ドブネズミ」と呼ばれた挙句、自分が仕掛けたトラップにはまって死亡するという間抜けな最期を遂げる。その際、ケンシロウに「貴様にはドブネズミらしい死に方がふさわしい」と一蹴された。 彼の死後、支配下においていた農地はバルガたちが治めることになった。 なお、ケンシロウとリュウが宮殿に乗り込み自分の部下を食事もろとも吹き飛ばした際「食べ物を粗末にする奴は生かしちゃおけねぇ」と発言するなど、最低限の良識はあるようである。 バルガ 声 - てらそままさき(真救世主伝説) 元ラオウ軍屈指の武将。時代の趨勢が読めず、部下たちの家族と共にコウケツの農場にたどり着いた時に息子たちを人質に取られてしまい、農奴としてこき使われていた。後に訪れたリュウがラオウの子息だと知ると、ラオウを思い起こさせる彼の魂に突き動かされ、コウケツ一味に反攻して農奴の解放に助力した。 リュウがケンシロウとの旅で「男の生き様」と「哀しみを知る心」を刻みつけた後、リュウを託される。 『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章』ではラオウの片腕であり、テレビ版におけるラオウ昇天までのザクの役割を担っている。 キスケ コウケツの部下。口八丁で人々を騙し、荒れた土地を耕す農奴を集める。「約束が嘘だったら丸坊主になって舌をひっこ抜く」と自身で話していたが、嘘だったのでケンシロウに髪が抜け自らの舌を噛みちぎる秘孔を突かれ絶命。 コウケツのペット コウケツがあらゆる薬物を投与して造り上げたフランケン風の巨人。彼の切り札であり、トンファーのような武器を使う闘法を披露した。気絶するような甚大なダメージを負ってもコウケツの持つ薬を摂取することで復活できるが、ケンシロウには全く歯が立たず、最後は上半身を吹き飛ばされて敗れた。 ジンバ かつてラオウ軍の武将だった男。ラオウ軍時代はコウケツの上司でもあり、彼を率先して虐めていた。コウケツの農場に行く車の中でケンシロウと一緒だった。 野心の強い性格でコウケツに成り代わろうと企む。しかし、既にコウケツの配下となっていた元側近たちに取り囲まれ、コウケツに嘲笑されながら為す術なく殺された。 シンゴ バルガの息子。コウケツに捕らわれて人質とされ、栄養失調で盲目となってしまった。父バルガの誇りを取り戻すために、人質の自分を殺してくれとリュウに頼むが、リュウに諭されて共に闘う決意をする。 後にバルガと共にリュウを迎えに行く。
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