ケーニヒスベルクとしての歴史とは? わかりやすく解説

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ケーニヒスベルクとしての歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 10:03 UTC 版)

カリーニングラード」の記事における「ケーニヒスベルクとしての歴史」の解説

詳細は「ケーニヒスベルク (プロイセン)」を参照 現在カリーニングラード呼ばれているケーニヒスベルクは、1255年ドイツ騎士団によって建設されハンザ同盟所属するバルト海貿易都市となった。街はポーランドとリトアニア流れプレーゲル川(現・プレゴリャ川)の河口部位置し中州であるクナイプホーフを中心に広がりプレーゲル川流域物産集めてバルト海沿岸の諸都市交易繁栄した。ところが住民ポーランド王国支持してドイツ騎士団対立1410年タンネンベルクの戦い結果第一次トルンの和約交わされケーニヒスベルクをはじめとしたドイツ騎士団領はすべてポーランド王国従属国となる。その後ドイツ騎士団による専制反発したケーニヒスベルク等の商業都市プロイセン連合結成して騎士団対立してポーランド王国庇護求め1466年第二次トルンの和約によりケーニヒスベルクポーランド王の直接所有物となり、住民による自治権与えられた。 1525年ドイツ騎士団総長だったホーエンツォレルン家のアルブレヒト修道会国家世俗化させてプロシア公領東プロイセン成立させケーニヒスベルクはその首都となった公国の血が絶えると1618年より同族であるブランデンブルク選帝侯ホーエンツォレルン家飛び地となる公国同時に治めることになった1660年オリヴァ協定ポーランド王国プロシア公領対す宗主権放棄して公領ポーランドから独立プロイセン公国となり、1466年より194年の間ポーランド王が保障した自治権によって大い繁栄していたケーニヒスベルクはその自治権失ってプロイセン公国隷属することになった1701年ブランデンブルク選帝侯フリードリヒ3世神聖ローマ帝国の外にあたるケーニヒスベルクで王に即位フリードリヒ1世となりプロイセン王国この街で誕生した。この時期ケーニヒスベルク大学などを擁する教育と研究中心地でもあり、イマヌエル・カント多く学者輩出した19世紀プロイセン王国中心にドイツ帝国形成されると、その一部となった1848年にはヨーロッパ市民革命プロイセンにおける中心地となり、王侯貴族支配に対して商工業者中心とした市民立ち上がり大規模な抵抗運動行った第一次世界大戦後、旧ドイツ帝国東部領土割譲され、ドイツオーストリアによって分割されていたポーランド独立果たしたその際ポーランド北部バルト海面した地域にあたる旧プロイセン公国領域のうち、自由都市として残されダンツィヒグダンスク)を除いた西プロイセン」は、ポーランド海へ出口ポーランド回廊)としてポーランド割譲された。ケーニヒスベルク中心とする「東プロイセン」はドイツ領として残されたが、ドイツ本国との陸上路が閉ざされ孤立した飛び地となった。 のちにドイツ政権握ったナチス党アドルフ・ヒトラーは、ポーランド侵攻直前飛び地解消名目ポーランド回廊領土返還要求したが、権威主義的なポーランド側ミュンヘン会談取り決めドイツ英・仏・伊に対しチェコスロバキアから併合したズデーテン地方以外に領土要求はしない約束した)を盾にドイツの領土要求拒否したため、ドイツ軍ポーランド侵攻しポーランド相互防衛条約結んでいた英仏ドイツ宣戦布告して、第二次世界大戦始まった

※この「ケーニヒスベルクとしての歴史」の解説は、「カリーニングラード」の解説の一部です。
「ケーニヒスベルクとしての歴史」を含む「カリーニングラード」の記事については、「カリーニングラード」の概要を参照ください。

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