オロチ八傑集
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 15:31 UTC 版)
「ザ・キング・オブ・ファイターズの登場人物」の記事における「オロチ八傑集」の解説
オロチ一族の中でも秀でた力を持つ8人。ヤマタノオロチとも呼ばれ、人々から恐れられてきている。そして、八傑集の中で特に力が強く、自然現象をも自らの意志で操ることが可能な4人を「オロチ四天王」と呼ぶ。 他のオロチ一族は次の世代を血筋によって受け継がせるのに対し、八傑集は血筋ではなく輪廻転生によってその存在と力を受け継がせていく。したがって、八傑集の親族は基本的にはオロチとは関係のない普通の人間である(レオナの場合は、突然変異により本来は実父であるガイデルが転生で継承されるはずだったオロチ八傑集としての力を受け継いでいる)。最終的には山崎竜二を除いて全員が死亡し、オロチとともにその魂が封印されることになるが、『2003』で「遙けし彼の地より出る者」が神楽ちづるを利用したことで再び封印は解かれ、復活を遂げた。 出身地が判明しているのは、日本出身の山崎竜二と七枷社、フランス出身のシェルミー、スウェーデン出身のクリスの4人である(『'97』で正体が判明した)。なお、レオナはオロチの血統を受け継いだが、意思までは受け継いでいないので八傑集にはカウントされない。 ゲーニッツ[Goenitz] 声 - 島よしのり['96 - 2002] 所属:最終ボス('96、'98UM)、'98UMボスチーム('98UM)、アナザーストライカー(2000)、隠しキャラクター(家庭用2002、PS2版2002UM) “吹き荒ぶ風”の名を持つオロチ四天王。八傑集の中でもいち早く覚醒した。牧師風の格好(オロチ一族の正装)をしており、風を自在に操る。マキを殺害し、封印されていたオロチの力を開放した張本人。 コミック版『KOF京』では、ちづるにオロチの技を封印されただけで死んではいない。 『EX2』では自身の配下であるグスタフ・ミュンヒハウゼンによって十種神宝の一人、天羽忍に自身の魂を宿し、その肉体を奪って転生しようとするという設定がある。 ちづる同様、『'96』ではMVS版やネオジオROMカセット版でも隠しキャラクターとして使用できる予定であった。 七枷社(ななかせ やしろ)[Yashiro Nanakase] 声 - 粟根まこと['97 - 2002]、濱岡敬祐[XV] 所属:ニューフェイスチーム(オロチチーム、'98チーム)、アナザーストライカー(2000) “乾いた大地”の名を持つオロチ四天王。とある出来事が原因で、庵を目の敵にする白髪のバンドマン(担当はギター)。打撃技を主体とした格闘スタイル。 エンディングでは、オロチ復活のためにクリスとシェルミーをその手にかけた後、自らもその命を捧げた。 シェルミー[Shermie] 声 - 西川葉月['97 - 2002]、瀬戸英里奈[XV] 所属:ニューフェイスチーム(オロチチーム、'98チーム)、アナザーストライカー(2000) “荒れ狂う稲光”の名を持つオロチ四天王の紅一点。ファッションデザイナーもしている、社のバンドメンバー(担当はキーボード)。投げ技を中心とした格闘スタイルで、ミニスカートを通した脚で相手をはさみこむ戦い方を得意とする。 クリス[Chris] 声 - 緒方りお['97 - '98]、山﨑るい[XV] 所属:ニューフェイスチーム(オロチチーム、'98チーム)、アナザーストライカー(2000) “炎のさだめ”の名を持つオロチ四天王。社のバンドメンバー(担当はボーカル)の少年。小柄な体を活かしたスピーディーな戦い方をする。 『'97』では最終的にオロチの依代になったが、ちづる以外のほとんどのキャラクターにはクリスがオロチ本人と思い込まれているような台詞を言われる。 マチュア[Mature] 声 - 辻裕子['96 - XIII]、筒井敬子[XIV] 所属:八神チーム('96チーム)、アナザーストライカー(2000) 『'94』のデモ画面でルガールの秘書として登場した金髪シニヨンヘアの女性。実はオロチの力を手に入れたルガールを監視していた。プレイヤーデビュー作の『'96』で元々は八神庵を監視する目的でバイスとともにチームを組んだが、庵自身に興味を抱き、ゲーニッツを裏切った。エンディングでは、「血の暴走」を起こした庵によってバイスとともに体を引き裂かれ死亡した。しかし、『2003』で「遙けし彼の地より出る者」の尽力で封印が解除され復活を果たし、『XIII』でバイスと共に再び庵とチームを組んだ。 真行寺たつや版『'94』のコミカライズでは名前こそ出ないが、ルガールの愛人的存在として描かれている。 『'98』では対ルガール戦の開始前デモで投げキッスをする。 バイス[Vice] 声 - 弓雅枝['96 - XIII]、佐古真弓[XIV - ] 所属:八神チーム('96チーム)、アナザーストライカー(2000) 『'95』のデモ画面でのルガールの秘書だった黒髪ベリーショートヘアの女性。マチュアと同じく、ルガールの監視が目的だった。彼女もまた『'96』で元々は八神庵を監視する目的でマチュアとともにチームを組んだが、庵自身に興味を抱き、ゲーニッツを裏切った。エンディングでは、「血の暴走」を起こした庵によってマチュアとともに体を引き裂かれ死亡した。しかし、『2003』で「遙けし彼の地より出る者」の尽力で封印が解除され復活を果たし、『XIII』でマチュアと共に再び庵とチームを組んだ。 登場作品ごとにニュートラルポーズが大きく異なり、『CAPCOM VS. SNK』シリーズでのニュートラルポーズは『'96』と同じものになっている。 ガイデル[Gaidel] レオナの実父。他のオロチ八傑集とは違ってオロチの血が覚醒しきっておらず、受け継いだ血はほとんどレオナに受け継がれたので、普通の人間としての人生を選び、妻子とともに平穏な生活を送っていた。ゲーニッツにレオナの体内に秘めるオロチの血の濃さを見抜かれ、ゲーニッツによって覚醒(暴走)させられたレオナに妻とともに殺害された。その後、『'97』終了後にオロチや他の八傑集と共に魂を封印されるが、『2003』で「遙けし彼の地より出る者」の尽力で封印が解除され、『XIV』でバースに魂を吸収されていたことが判明した。怒チームのエンディングでハイデルンの傭兵部隊が捜索を行っているが、行方不明のままである。 公式イラストが存在せず、名前のみの登場となっている。 山崎竜二 → 餓狼伝説シリーズ
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