アーサー・マレー スタジオの新しい時代
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「アーサー・マレー」の記事における「アーサー・マレー スタジオの新しい時代」の解説
1964年にアーサー・マレーが引退した時、フランチャイズ加盟者のグループが同社を買収し、新しい精神とリーダーシップを同社にもたらした。Philip S.Masters、George B.Theiss、Samuel A.Costelloの指揮の下、会社は自らを再発明し始めた。この新しいリーダーシップの下、アーサー・マレー フランチャイズド ダンスセンターは、急速に変化する「ユースカルチャー」に歩調を合わせ、今日も世界最大のダンスインストラクション組織として栄えている。アーサー・マレーのダンスインストラクターはスタジオだけでなく、ハリウッド映画のセット、ブロードウェイの舞台裏、そして世界の舞台となる音楽を宣伝する主要な芸能人と提携している。映画がダンスを含む時にはいつでも、アーサー・マレーが何らかの形で関わっているのは間違いない。 一例として、「ダンシング・ハバナ」「ダンシング・ハバナ2」「ダンス・ウィズ・ミー」「美容師と野獣」「フラッシュダンス」「アメリカン・プレジデント」「トゥルーライズ」「サタデー・ナイト・フィーバー」「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」などに出演、協力。また、アーサー・マレーインターナショナル社は、日本発の社交ダンスの映画である「Shall we ダンス? 」の英語版のリメイクであるリチャード・ギアとジェニファー・ロペス主演のハリウッド映画 「Shall We Dance?」のオフィシャルスポンサーであった。1977年の「サタデー・ナイト・フィーバー」により、1978年には誰もがディスコペアダンスのハッスルを学びたいと思い、ダンス競技会やスタジオの人気が復活した。 アーサー・マレーの名前は、ヴォーグ、マーサ・スチュワートウェディング、スミソニアン(文芸雑誌)、スポーツイラストレーティド、ウーマンズデイなどの主要な全国誌に定期的に掲載されている。あるいは、広告主が消費者にロマンスや親密さ、あるいはただ単に楽しい!というメッセージを届けたいと思っている所ならどこでも存在する。例として、ギャップのカーキ・スウィングのコマーシャルや、ダンスを踊るM&Mやガソリン・ポンプがある。 アーサー・マレーのダンスに対するコミットメントはさらに進んでおり、ダンススポーツとして知られるプロとアマチュアの競技ダンスの世界に、経営幹部が深く関わっている。アーサー・マレー社の役員の多くは、オリンピックスポーツとして競技ダンスを最前線に持ってくることに貢献している。2019年、イギリスのブラックプールで開催されたBritish Open Dance ChampionshipのDSI-TVライブストリームのワールドワイドのスポンサーであった。一部の日程では、全世界の視聴者がフリーで放映を視聴できた。なお、ブラックプールの大会では、インターナショナルスタイルだけでなく、アメリカンスタイルの部門も併設されている。 2016年6月には、インストラクターのトミー・ベルモンテズとドリュー・ミラーが、同性ペアによる競技ダンスに転向したインタビューが掲載された。ABCニュースで取材を受けたトミーは「私は、同性ペアのダンスが社交ダンス界に大きな影響を与えることができ、そしてこれからもそうするであろうと信じています。世界中のスタジオで、私たちのペアダンスの世界は大きく見えるかもしれません。しかし、問題の事実は、私たちが、踊れない人々の数と比較して小さいということです。人種、性的指向、または性同一性の判断なしにダンサーを受け入れるコミュニティを持つことは、世界を変え、私たちのダンスコミュニティを今までで最大のものにします。「私たちは「ダンスには障壁がない」と言っているので、これが真実であるためには、私たちは開放し、機会を与え、そしてすべての人を歓迎する必要があります。」と語っている。 2019年7月には、アーバインで開かれたUnique-Dance-O-Rama(競技会)において、アーサー・マレー初の同性ペアによる競技会部門が開催された。
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