アル・アンダルスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > アル・アンダルスの意味・解説 

アンダルス

(アル・アンダルス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/28 12:33 UTC 版)

アル=アンダルススペイン語: Al-Ándalusアラビア語: الأندلس‎、al-ʾandalus)は、アラビア語によるイベリア半島の名称であり、711年の征服以降は半島内のイスラム支配地域を意味するようになった[1]。その最大の地理的範囲では、その領土は半島のほとんど[2]と現在の南フランスの一部、セプティマニア(8世紀)を占め、ほぼ1世紀(9世紀 - 10世紀)の間、イタリアと西ヨーロッパに接続するアルプスの峠の上にフラクシネからその支配を拡大した[3][4][5]。名前はより具体的には711年から1492年の間の様々な時期にこれらの領土を制御する異なるアラブ人またはベルベル人の国家を説明するが、境界線はキリスト教のレコンキスタが進行するにつれて絶えず変化し、最終的には南に縮小し、グラナダ王国の属国になった[6][7][8]




「アンダルス」の続きの解説一覧

アル=アンダルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 08:49 UTC 版)

グラナダ」の記事における「アル=アンダルス」の解説

711年ウマイヤ朝指揮官ターリク・イブン・ズィヤードの軍がイベリア半島上陸し同年グラナダ占領された。都市郊外には「ガルナタ」と呼ばれるユダヤ人コミュニティーがあり、彼らはターリクによる占領支援した。これ以降グラナダ15世紀まで780年の間、イベリア半島イスラム支配地アル=アンダルスの領域となる。 756年アブド・アッラフマーン1世コルドバを都として後ウマイヤ朝建国した。グラナダはアル=アンダルスの中でも重要な都市1つとなり、「イルビラ」または「エルビラ」と呼ばれた後ウマイヤ朝衰えた11世紀始め内戦のために都市破壊されたのち、ズィール朝一族がこの地を征服し1013年タイファ諸国1つであるグラナダ王国es)として独立した都市再建され郊外の「ガルナタ」の位置現在のアルバイシンを含む丘陵)に移動したグラナダ11世紀末にムラービト朝に、12世紀半ばムワッヒド朝征服されたが、都市発展続けた1212年ナバス・デ・トロサの戦いムワッヒド軍がキリスト教諸国連合軍大敗してからは、アル=アンダルスは混乱に陥り、諸都市支配者互いに抗争続けた1236年コルドバカスティーリャ王国フェルナンド3世によって陥落した

※この「アル=アンダルス」の解説は、「グラナダ」の解説の一部です。
「アル=アンダルス」を含む「グラナダ」の記事については、「グラナダ」の概要を参照ください。


アル=アンダルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/11 11:24 UTC 版)

ジュンド」の記事における「アル=アンダルス」の解説

何らかの形でジュンド制度イベリア半島イスラーム教徒支配地(アル=アンダルス)でも導入されていたと考えられている。742年進行中であったイベリア半島征服事業従事していた軍隊に対して9つ地区(ムジャンナダ)の土地割り当てられた。10世紀までにジュンド外国人傭兵(ハシャム)と志願兵(フシュド)を合わせた兵員意味する用語となった

※この「アル=アンダルス」の解説は、「ジュンド」の解説の一部です。
「アル=アンダルス」を含む「ジュンド」の記事については、「ジュンド」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アル・アンダルス」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アル・アンダルス」の関連用語

アル・アンダルスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アル・アンダルスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアンダルス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのグラナダ (改訂履歴)、ジュンド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS