アポロ15号
名称:アポロ15号(Apollo 15)
小分類:アポロ計画
打ち上げ国名・機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1971年7月26日
帰還年月日:1971年8月7日
打ち上げロケット:サターンV
宇宙飛行士:デビッド・R・スコット/アルフレッド・M・ウォードン/ジェームズ・B・アーウィン
飛行時間:295時間11分53秒
国際標識番号:1971063A
アポロ15号は月の「雨の海」のアペニン山脈とハドリー渓谷の間にある台地に着陸しました。
月着陸船ファルコン号で降りたのはデビッド・スコット船長とジェームズ・アーウィンです。月面にいた時間は66時間55分。このとき初めて月面移動車が使われ、山岳地帯の探査で活躍しました。
2人の宇宙飛行士は3度の船外活動を行ない、合計28kmの距離を移動し、ALSEP(無人観測ステーション)などの観測機器を設置して、77kgの岩石を持ち帰りました。
1.宇宙船はどんな形をして、どのような性能を持っているの?
アポロ宇宙船は司令船と機械船から構成されています。司令船は円錐形をした居住カプセルで、全長3.23m、底辺の直径3.91m、重量5.56tです。円筒形の機械船は司令船に酸素や電力を供給したり、推進ロケットの役割をする部分です。全長7.37m、直径3.91m、重量23.2tです。また、月着陸船は全長7m、重量15.1tです。
2.ロケットはどんな形をして、どのような性能を持っているの?
サターンVは3段式ロケットで、宇宙船をふくめた全長が111m、重量2,941tです。第1段に推力694tのエンジンが5基、第2段に推力93tのエンジンが5基、第3段に推力93tのエンジンが1基ついています。
3.打ち上げや飛行の順序はどうなっているの?
サターンVの第1段と第2段の推力で、第3段とアポロ宇宙船を地球軌道に乗せ、第3段の推力で月に向かいます。第3段を離れた宇宙船が第3段に収めてある月着陸船とドッキングして、第3段と着陸船を切り離します。月の周回軌道に乗ってから月着陸船で月面に降り立ちます。地球に帰るとき、着陸船は再び宇宙船とドッキングして、飛行士が宇宙船に乗り移ったあとで切り離されます。大気圏再突入は司令船だけで行われます。
5.宇宙でどんな活動をし、どのような成果をおさめたの?
77kgの岩石を採集し、月面に観測機器を設置しました。
※参考文献:アラン・シェパード,ディーク・スレイトン著/ムーンショット(集英社)、竹内均・監修/Newton Collction II 宇宙開発(教育社)
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