わびさびとは? わかりやすく解説

わび・さび

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 05:33 UTC 版)

わび・さび侘《び》・寂《び》)は、慎ましく、質素なものの中に、奥深さや豊かさなど「趣」を感じる心、日本美意識。美学の領域では、狭義に用いられて「美的性格」を規定する概念とみる場合と、広義に用いられて「理想概念」とみる場合とに大別されることもあるが[1]、一般的に、陰性、質素で静かなものを基調とする[2]。本来は(わび)と(さび)は別の意味だが、現代ではひとまとめにして語られることが多い[3]茶の湯の寂は、静寂よりも広く、仏典では、死、涅槃を指し、貧困、単純化、孤絶に近く、さび(寂)はわびと同意語となる[4]。人の世の儚(はか)なさ、無常であることを美しいと感じる美意識であり、悟りの概念に近い、日本文化の中心思想であると云われている[5]




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わびさび

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 05:20 UTC 版)

日本の美学」の記事における「わびさび」の解説

詳細は「わび・さび」を参照 わびとさびは、日常生活への意識アプローチ指し、時が経つにつれ意味は重なり合い収束して、「不完全、非永続、不完全」なものの美しさとして定義される美学統合された。つぼみのあるもの、いわば衰退しているものは、物事一時性を示唆しているため、満開の物よりもよりわびさびを刺激する物事が行来すにつれて、彼らは彼らの行き来兆候示し、これらの兆候美しいと考えられている。この中で美しさ意識の変化した状態であり、平凡で単純なものでみることができうる。自然の特徴は非常に微妙であるため、識別するには静かな心と培われた目が必要なのである。 禅の哲学には、わびさびを達成するための7つ美的原則がある。 不均斉非対称、不規則簡素シンプルさ; 高(ここう):基本的な風化した; 自然(じねん):ふりをせず、自然。 幽玄微妙に深遠な優雅さ、明白ではない 脱俗慣習とらわれず無料静寂静けさ静寂

※この「わびさび」の解説は、「日本の美学」の解説の一部です。
「わびさび」を含む「日本の美学」の記事については、「日本の美学」の概要を参照ください。

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