その他の活動と各種団体への参加
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「サンドラ・デイ・オコナー」の記事における「その他の活動と各種団体への参加」の解説
引退した連邦最高裁判事(これは、準引退扱い(senior status)となった連邦下級審裁判所の判事とほぼ同等)として、オコナーは、現役時と同様の報酬を受け取り、また、スタッフ付のオフィスと、少なくとも1名のロー・クラーク(law clerk)をつける権利がある。また、パートタイムで連邦地裁(federal district court)及び連邦高裁(federal appeals court)の事件を取り扱うことがある。 2003年には、「法の尊厳-ある最高裁判事の回想」(The Majesty of the Law: Reflections of a Supreme Court Justice (ISBN 0-375-50925-9))と題する本を著した。 2005年10月4日、ウィリアム・アンド・メアリー大学のジーン・ニコル(Gene Nichol)学長は、オコナーが同大学の23代目の名誉総長に就任したと発表した。オコナーの先代はヘンリー・キッシンジャーであり、歴代名誉総長の中には、マーガレット・サッチャー、元連邦最高裁長官ウォーレン・バーガー(Warren Burger)、初代大統領ジョージ・ワシントン等がいる。就任式は2006年4月7日に行われた。オコナーは、今でもほぼ定期的に同大学を訪れている。 2005年には、「チコ」(Chico (ISBN 0-525-47452-8))と題する子供向けの本を著した。これは、彼女の子供時代を回想する自伝である。 オコナーは、2006年に連邦議会が選任したイラク研究グループ(Iraq Study Group)のメンバーであった。 2006年5月15日、オコナーはウィリアム・アンド・メアリー大学ロー・スクール(William and Mary Law School)の卒業式で送別の言葉を送ったが、その中で、司法の独立は「州と連邦の両方のレベルで深刻な攻撃にあっている」と述べた。 2006年春現在、オコナーは、毎春、アリゾナ大学法科大学院(James E. Rogers College of Law)で、「連邦最高裁判所」という科目名の2週間のコースで教鞭を取っている。 2006年10月には、オコナーは、第2巡回区、第8巡回区、第9巡回区連邦控訴審裁判所のそれぞれにおいて、口頭弁論に判事として関与した。 オコナーは、2007年にバージニア州ジェームズタウンで、1607年のジェームズタウン入植の400周年を祝うジェームズタウン2007式典(Jamestown 2007)を主宰した。これは、ジェームズタウン近郊にあるウィリアム・アンド・メアリー大学での彼女の講演とほぼ同時に行われたものである。 2007年秋現在、オコナーは、スコット・ベイルズ(W. Scott Bales)アリゾナ州最高裁判事とともに、彼女の名を冠した法科大学院、アリゾナ州立大学のサンドラ・デイ・オコナー・カレッジ・オブ・ロー(Sandra Day O'Connor College of Law )で教鞭を取っている。 2008年には、スタンフォード大学の"'宗教的生活事務局"'(Office for Religious Life)によって、元同大学ロー・スクールの教授ハリー・ラスバン(Harry Rathbun)を記念して設けられた研究職に初代特別研究員として迎えられ、4月22日には、「意義ある人生についてのハリーの最後の講義」と題する講演を行った。ラスバンは、学部、そしてロー・スクールにおける彼女のキャリアに大きな影響を与えた人物であった。 2009年3月3日には、ジョン・スチュワート(Jon Stewart)がホストを務める、ザ・デイリー・ショー(The Daily Show)に出演して、新たに立ち上げたウェブサイトを紹介した。このサイトは、多くの若いアメリカ人に自分達の政府の仕事についての知識が不足していると憂えたオコナーが、学生や教師が政治学の初歩を楽しく、またインタラクティブに学べるように立ち上げたものである。
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