おもしろカセット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 05:42 UTC 版)
「ラジオはアメリカン」の記事における「おもしろカセット」の解説
ギャグ、パロディ、替え歌、既存の楽曲のオリジナルアレンジ、リスナーの自作楽曲の楽器による演奏や歌(既存の楽曲オリジナルアレンジや自作楽曲を、当時のパソコンで自動演奏等する作品等)、多重録音(先に録音したセリフや音楽等の録音テープを再生しながら台詞等を喋って録音したり、オリジナルの楽曲をカラオケとして流して替え歌を唄う等して録音するのも含む)や、ダビング等によるテープ編集を駆使したり、面白いことを録音したカセットテープを紹介。通称はおもカセ。 家族との私的な会話などで、偶然に録音していたものや、投稿する為に録音したものなども投稿されて放送されたこともあった(家族との会話の録音や、家族を含む他人を意識せずに、家で親や兄妹が歌を唄っている録音など)。 放送開始当初は「おもしろカセットベスト10」だったが、翌年より「おもしろカセットベスト5」になり、さらに斉藤洋美時代には「おもしろカセットベスト5」から「おもしろカセットベスト3」となり、大原のりえ時代には不定期コーナーの「のりカセ」となった。 全時期を通じ番組リスナーより投稿される「おもしろカセット」の投稿作品自体の本数やその内容により、コーナータイトルや紹介し放送するテープの本数は変動していた。全時代を通じ「今週の第*位は該当者なし」との放送回も頻繁にあり、1位も「該当者無し」とする事もあった。また、「おもしろカセットベスト*」とはしていながらも「今回の第*位は***」と投稿の都道府県名、投稿者名(ラジオネーム)、作品タイトル名は紹介はするも、投稿テープの放送はなく、テープの内容の紹介、作品の批評、アドバイス等が紹介される事も多かった(例えば、コーナータイトルは「おもしろカセットベスト5」としていたが、投稿作品の放送は1位〜3位の放送で、4位・5位は紹介のみなど)。 半年に一度、その期間の第1位作品から最も面白い作品をリスナーからの投票で決める「おもカセグランプリ」が実施された。「XX年上半期」「XX年下半期」と頭に付けて呼称していた。番組スタッフがノミネート作品を5 - 8本程度選び、番組内で再度放送し、その後リスナーからのハガキ投票で決定し発表された。 番組リスナー層の多くは学生であり、ハガキでの投稿とは違い「おもカセ」の投稿はテープ代や送料も少なからずの負担にはなっていた事もあり、放送時期によっては、番組側よりテープ投稿者に対し、番組内で採用、未採用を問わず、代替の「カセットテープ」を送っていた時期もあった。「ベスト10」だった時代には、5位〜10位等に送られていた。 「おもカセ」の紹介が少ない放送(放送時期)では、ハガキコーナー等が長く放送されていた。 「おもカセ」の投稿では、「ハガキコーナー」などと同じく、番組で採用された「おもカセ」と、同じパターンの投稿がされ放送されることも多かった。 番組リスナーである同級生や友人とで「おもカセ」を投稿する目的でのグループもいくつかできたり、個人での常連投稿者もおり投稿作品も「おもカセ」で取り上げられ放送されていた。 投稿者の中には著名人もおり、当時タレントだった佐野量子の作品が採用されたこともあった。 現在では著作権関連で問題となりそうなラジオやテレビで放送された番組やCMなどからの録音も投稿されて放送されていた(替え歌の伴奏としてのオリジナルの音源なども含む)。
※この「おもしろカセット」の解説は、「ラジオはアメリカン」の解説の一部です。
「おもしろカセット」を含む「ラジオはアメリカン」の記事については、「ラジオはアメリカン」の概要を参照ください。
- おもしろカセットのページへのリンク