オイシックス・ラ・大地とは? わかりやすく解説

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オイシックス・ラ・大地

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/26 09:59 UTC 版)

オイシックス・ラ・大地株式会社
Oisix ra daichi Inc.
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 3182
2013年3月13日上場
略称 オイシックス/オイラ大地
本社所在地 日本
141-0032
東京都品川区大崎一丁目11番2号
ゲートシティ大崎イーストタワー5F
設立 2000年6月
業種 小売業
法人番号 6010701012329
事業内容 ウェブサイトやカタログによる一般消費者への有機野菜、特別栽培農産物、無添加加工食品等、安全性に配慮した食品・食材の販売や、企業・官公庁・保育園・病院・老人保健施設等の給食などの受託運営や食材卸など
代表者 高島宏平(代表取締役社長)
資本金 39億9,500万円(2025年3月現在)
発行済株式総数 38,014,892株
売上高 2,560億9000万円(2025年3月31日時点)
営業利益 68億6,400万円(2025年3月31日時点)
純利益 36億3,800万円(2025年3月31日時点)
純資産 394億8,700万円(2025年3月31日時点)
従業員数 2,021名(2025年3月31日時点)
決算期 3月
主要株主 高島宏平 13.26%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)11.07%
株式会社リクルート 7.25%
GOLDMAN,SACHS&CO.REG(常任代理人ゴールドマン・サックス証券株式会社)5.91%
株式会社日本カストディ銀行(信託口) 3.95%
(2022年3月末時点)
関係する人物 藤田和芳(元会長)
外部リンク オイシックス・ラ・大地株式会社
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オイシックス・ラ・大地株式会社(オイシックス・ラ・だいち、: Oisix ra daichi Inc.)は、有機・無添加食品、ミールキットの通信販売を行う日本の企業。本社は東京都品川区

有機野菜などの食品宅配専門スーパー「Oisix」および、有機野菜などのカタログ食品宅配「大地を守る会」、有機野菜などの個別宅配「らでぃっしゅぼーや」を運営している。また、2010年11月からは、初の店舗事業[1] を開始した。2017年10月、「株式会社大地を守る会」と経営統合し[2]、2018年10月には「らでぃっしゅぼーや株式会社」とも経営統合をした[3]。自然派食品宅配業界の最大手[4]

また食品ロス撲滅に向けての取り組みにも参加し、契約企業・団体、農家などで本来捨てられてきた食材を再利用し、乾物などの加工食品や、宅配給食・弁当のメニューなどに利用されている[5]

子会社には、移動スーパー事業を手掛ける「とくし丸」、米国のヴィーガン食のミールキット宅配「Purple Carrot」などが存在する。

企業概要

2000年6月、マッキンゼー・アンド・カンパニーに在籍していた高島宏平が代表となりオイシックス株式会社を設立。2017年7月、「大地を守る会」との経営統合に先駆けオイシックスドット大地株式会社へ商号変更[2]。2017年10月、代表取締役会長に藤田和芳、代表取締役社長に高島宏平が就任。2018年1月、株式会社NTTドコモとの業務資本提携および「らでぃっしゅぼーや」のグループ化を発表。2018年7月、経営統合に先駆けオイシックス・ラ・大地株式会社」へ商号変更。同年10月、らでぃっしゅぼーや株式会社との経営統合を実施。

社名

自然食品を事業とする業界では、社名そのものが、生産者の主義・主張を感じるネーミングであることが多い中、消費者視点の言葉から社名を決定した。候補の中から、30代の女性にヒアリングを行い、最も支持されたものが選択された。また、インターネットで検索されることを考え、音で聞いた言葉をそのまま言うことのできるネーミングが良いということも考慮された[6]

2017年秋、有機野菜販売のパイオニア「大地を守る会」との経営統合に向け、2017年7月、商号を「オイシックスドット大地(株)」へ変更。由来は、「大地というドメインのうえに、おいしい食卓は成り立つ」[7] という考えから。同年10月、「大地を守る会」と合併による経営統合をし、本社を大崎へ移転。また、2018年10月の「らでぃっしゅぼーや」との経営統合に先駆け、同年7月、商号を「オイシックス・ラ・大地(株)」へ変更。ラ・大地は被合併会社(でぃっしゅぼーやと大地を守る会)の一部の引用でもある。

事業所

ORD海老名ステーション(海老名)

 海老名物流センター

 〒243-0435 神奈川県海老名市下今泉3-11-1

ORD厚木冷凍ステーション

 〒 243-0801 神奈川県厚木市上依知字上ノ原3007-7

ORD習志野ステーション(習志野)

 習志野物流センター

 〒275-0024 千葉県習志野市茜浜3-2-8

ORD Food Rescue Center

 〒243-0423 神奈川県海老名市今里3-26-11

ORD横浜南部キッチン

 〒236-0051 神奈川県横浜市金沢区富岡東2-2-16

ORD札幌ステーション/北海道営業所(北海道)

 〒065-0043 北海道札幌市東区苗穂町11-3-36

ORD板橋ステーション/首都圏EAST営業所(首都東)

 〒175-0082 東京都板橋区髙島平6-1-1

ORD座間ステーション/首都圏WEST営業所(首都西)

 〒252-0012 神奈川県座間市広野台2-10-8 プロロジスパーク座間2

ORD一宮デポ/中部営業所(中部)

 〒491-0871 愛知県一宮市浅野字西大土111番地

ORD東大阪ステーション/関西営業所(関西)

 〒578-0901 大阪府東大阪市加納6-6-15

ORD Niigata Farm

〒950-0911 新潟県新潟市中央区笹口1丁目2番地 プラーカ2 1F

連結子会社

・シダックス株式会社

・株式会社とくし丸

・株式会社フルーツバスケット

・カラビナテクノロジー株式会社

・株式会社CRAZY KITCHEN

・Oisix Hong Kong Co.,Ltd.

・上海愛宜食食品貿易有限公司

・Oisix Inc.

・Three Limes, Inc(PURPLE CARROT)

・Future Food Fund株式会社

・Future Food Fund 1号投資事業有限責任組合

・株式会社豊洲漁商産直市場

・Future Food Fund 2号投資事業有限責任組合

・株式会社FutureFoodLab

・株式会社ノンピ

・株式会社アグリゲート

・株式会社オイシクル

・株式会社HiOLI

関連会社

・株式会社日本農業

・株式会社ウェルカム

沿革

6月 - オイシックス株式会社を設立。「Oisix」をオープン。
日商岩井株式会社と資本提携。
日本ヒューレット・パッカード社のベンチャー企業支援プログラムに、日本で初めて選出される。
8月 - 給食事業最大手のシダックスフードサービス株式会社と提携。
9月 - 食の安全を監査する第三者機関「食質監査委員会」を設立。
  • 2001年7月 - 乳販店等を通じた店舗宅配事業を本格的に展開。
  • 2004年7月 - インターネット通信販売事業でニッセンと業務提携。
  • 2007年10月 - レシピブログポータルサイト「Oixi(オイシィ)」をオープン。
  • 2009年12月 -「Oisix香港」をオープン。
  • 2010年
3月 - 「Yahoo!ショッピング」と連携開始。
6月 - 株式会社リクルート(現・株式会社リクルートホールディングス)と資本提携。
11月 - 初の実店舗を恵比寿三越に出店。
3月 - 実店舗2号店目を二子玉川東急フードショーに出店。
4月 - 東日本大震災の影響で風評被害を受けている地方の商品に対し独自に放射性物質の線量検査。コーナー化し、販売を強化[8]
11月 - ギフト商品を扱うネット通販のウェルネスを買収(2012年4月吸収合併)。
3月 - 東京証券取引所マザーズに上場。
7月 - ミールキット「Kit Oisix」の展開開始。
9月 - 「Oixi(オイシィ)」の公開を停止しサイト閉鎖。
12月 - 店舗宅配事業を廃止。
3月 - 株式交換により、株式会社大地を守る会を完全子会社化[9]
7月 - オイシックスドット大地株式会社へ商号変更[10]
10月 - 大地を守る会と合併による経営統合、本社オフィスを大崎へ移転。
2月 - らでぃっしゅぼーや株式会社を完全子会社化[11]
5月 - 茨城県と連携協定締結(本業で都道府県を対象とする初の協定)[12]
7月 - 商号をオイシックス・ラ・大地株式会社へ変更[13][14]
8月 - ケータリング事業を手がけるCRAZY KITCHENを子会社化[15]
10月 - らでぃっしゅぼーや株式会社を吸収合併[13]
12月 - 米国市場への進出を見据え現地子会社Oisix Inc.を設立。
3月 - Oisixのサービスを紹介するテレビCMを放送実施[16]
5月 - 米国のヴィーガン食のミールキット宅配「Purple Carrot」を子会社化[17]
5月 - DEAN & DELUCAを運営する株式会社ウェルカムを三者割当増資を引き受ける資本提携により持分法適用関連会社化[18]
4月 - 東京証券取引所第一部へ市場変更。
8月 - 大戸屋ホールディングスと業務提携[19]
3月 - 「HAPPY WOMAN AWARD for SDGs」企業部門賞を受賞[20]
7月 - フードロス解決ブランド「Upcycle by Oisix」を開始[21]

経営統合前の各社沿革

大地を守る会、らでぃっしゅぼーや、オイシックスがオイシックス・ラ・大地になるまでとその後。

大地を守る会の沿革

1975/08 「大地を守る市民の会」(のちに「大地を守る会」と名称変更、会長・藤本敏夫)設立。
1977/11 ・流通部門を法人化し、「株式会社大地」を設立。
1978/02 ・「地球は泣いている東京集会」開催。以後毎年「大地を守る東京集会」を開催。
1979/06 ・新宿区立落合第一小学校で、有機農産物による学校給食を実現。以後、学校給食に安全な食べものを入れる運動に取り組む。
1983/02 ・他団体、生協等への卸部門として株式会社大地物産を、また食肉部門として株式会社大地牧場を設立。全国学校給食を考える会の設立に参画。
1985/10 ・大地を守る会会長に藤田和芳が就任。
1986/04 ・武蔵野地区で夜間宅配を開始。
1987/02 ・チェルノブイリ原発事故をきっかけに脱原発運動を開始。
1987/12 ・静岡県函南町に食品ロスを減らす目的で農産加工会社株式会社フルーツバスケットを設立。
1988/05 ・大地を守る会関連会社(株)大地物産と日本リサイクル運動市民の会が提携して、「らでぃっしゅぼーや」がスタート。
1996/12 ・(株)大地内に「環境食料分析室」設置。
1997/02 ・第1回有機農業後継者集会開催。
1999 ・遺伝子組み換え食品反対の運動を始める。
2003/06 ・配送車両に天然ガス(CNG)車の導入を開始。
2004/04 ・「100万人のキャンドルナイト」開始。
2004/10 ・国産材と自然素材を活用し日本の森の再生を志す自然住宅事業を開始。
2007/06 ・新物流センターを習志野市茜浜に建設、稼働開始。
2008/06 ・大地を守る会会員の寄付により、パレスチナに1.3キロの農道「大地の道」を完成。
2009/11 ・「株式会社 大地」を「株式会社 大地を守る会」に社名変更。
2010/01 ・大地を守る会のウェブストアを公開
2010/07 ・東京駅エキナカ「エキュート東京」に「大地を守るDeli」出店。
2011/04 ・水産資源を有効利用する「大地を守る会のもったいナイ魚」販売開始。
2011/05 ・被災地の生産者応援「食べて復興応援プロジェクト」開始。
2012/08 ・簡易測定器による青果物全品目の放射線量検査を開始。
2012/11 ・自然住宅事業が平成24年度「地域型住宅ブランド化事業」(国土交通省補助事業)として採択。
2013/03 ・富平創源農業科技発展有限責任公司設立。中国北京での有機農産物宅配サービス開始検討。
2013/05 ・株式会社ローソンと業務提携。
2013/07 ・中国北京での有機農産物宅配サービス「富平創源」開始。

・在来品種野菜シリーズ「日本むかし野菜」販売開始。

2014/09 ・乳製品や石けんなど、宅配サービス「ローソンフレッシュ」と共同開発した商品シリーズ販売開始
2015/04 ・サービス名称を「大地宅配」に変更
2015/05 ・首都圏限定宅配サービスを全国へ拡大

・大地を守る会創立40周年記念セレモニーを東京プリンスホテルにて開催

2016/08 ・大地を守る会初の献立キット「おやさいdeli kit-大地のめぐみでゆとりごはん-」を販売開始。
2016/12 ・オイシックスと大地を守る会、経営統合の検討を開始。

らでぃっしゅぼーやの沿革

1988/05 ・環ネットワーク株式会社設立
・関東地区で無・低農薬野菜の会員制宅配事業開始
・埼玉県戸田市に首都圏センター(現 ORD板橋ステーション)開設
・有機・低農薬野菜のおまかせセット『ぱれっと』の販売開始
1988/06 ・大阪府大阪市にらでぃっしゅぼーやWEST事務局(現 ORD東大阪ステーション)開設、関西地区で宅配開始
1989/05 ・商品カタログ『元気くん(現 生き方にてまひまを)』発行開始
・畜産品、水産品、加工品、日用雑貨等の販売開始
1989/09 ・平飼い養鶏卵「有機自然卵」販売開始
1990/02 ・フィリピン・ネグロス島よりフェアトレードによる「バランゴン・バナナ」の輸入販売開始
1990/03 ・北海道札幌市にらでぃっしゅぼーやNORTH事務局(現 ORD札幌ステーション)開設、北海道地区で宅配開始
1990/09 ・「エコロジー放牧豚」販売開始
1991/09 ・・愛知県名古屋市にらでぃっしゅぼーや中部事務局(現 ORD一宮ステーション)開設、中部地区で宅配開始
1992/11 ・希少和牛「たんかく牛」販売開始
1993/04 ・エコペーパー「非木材紙」製品の販売開始
1993/12 ・神奈川県厚木市に神奈川センター(現 ORD座間ステーション)開設(関東エリアを都内と2拠点から宅配)
1994/10 ・「環境保全型無投薬ハマチ」養殖に成功
1996/02 ・環境保全型生産基準要項「RADIX」制定
1996/12 ・オーガニックスーパーマーケット「MOTHER'S」開店(運営は1999年まで)
1997/10 ・IFOAM(世界有機農業運動連盟)に加盟
1998/09 ・『アトピーエイド(アレルギー対応商品)』販売開始
1999/11 ・「オーガニックチキン」販売開始
2000/01 ・株式譲渡によりキューサイ株式会社の連結対象子会社
2000/08 ・商号を「らでぃっしゅぼーや株式会社」に変更
2001/02 ・日本初のオーガニックビール「風の谷のビール」の有機認証を取得
2001/07 ・家庭の生ゴミを資源化する循環システム『エコキッチン倶楽部』開始
2003/01 ・中部センター(現 ORD一宮ステーション)を愛知県一宮市に移転
2003/02 ・大阪センター(現 ORD東大阪ステーション)を東大阪市加納に移転
2003/03 ・東京都多摩市に惣菜店「らでぃっしゅでり」を開店(運営は2006年まで)
2003/08 ・首都圏センター(現 ORD板橋ステーション)を東京都板橋区新河岸に移転
2004/01 ・伝統野菜「いと愛(め)づらし名菜百選」販売開始
2004/10 ・イタリア・スローフード協会の「世界生産者会議」に参加
2005/04 ・資源循環型食器「Re-食器」販売と食器リサイクル開始
2005/06 ・商品取扱基準「RADIX」制定
2006/02 ・MBO(マネジメント・バイ・アウト)にてキューサイ株式会社より独立
2006/07 ・「低トランス脂肪酸マーガリン」販売開始
2007/06 ・養殖から製造まで一貫生産された無投薬うなぎ発売
2008/12 ・ジャスダック証券取引所へ株式上場
2010/02 ・有機・低農薬野菜や無添加食品、環境にやさしい日用品等のネットストア『 eらでぃっしゅ 』事業開始(2011年に開設したらでぃっしゅローソンスーパーマーケットに統合)
2010/09 ・福岡県粕屋郡に九州センター開設(運営は2014年まで)
2011/10 ・株式会社ローソンと全国配送のネットスーパー
・「らでぃっしゅローソンスーパーマーケット」開設(現在はらでぃっしゅぼーやのサービスに統合)
2012/06 ・宮城県仙台市に東北センター(現 ORD仙台デポ)開設
2012/07 ・長崎県南島原市に直営農場「らでぃっしゅファームながさき」開設
2012/08 ・株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現 株式会社NTTドコモ)の連結対象子会社となる(※これに伴い、上場を廃止)
2012/12 ・『らでぃっしゅローソンスーパーマーケット』をらでぃっしゅぼーやのサービスに統合
2013/04 ・風土・環境・技術を活かした『チカラある野菜』シリーズの販売開始
2013/11 ・野菜・加工食品等のセット商品『らでぃっしゅクラブ」』定期販売開始(現在の名称は『セレクトサービス』)
2014/06 ・時短調理商品『私が仕上げる10分キット』シリーズの販売開始
2014/07 ・保育園施設に食材の卸を開始
2015/03 ・株式会社ABC Cooking Studioに食材の卸を開始
2016/01 ・品種違い野菜・果物の頒布会『制覇』シリーズ販売開始(『かんきつ制覇』より)
2017/02 ・スーパー「ライフ」にて「らでぃっしゅぼーや野菜・果物販売コーナー」常設(首都圏一部店舗)
・保育園施設へ管理栄養士による献立提供・栄養相談を開始
2017/06 ・健康と美味しさを追求した商品ブランド『Rigato(リガト)』シリーズ販売開始
2018/02 ・オイシックス・ラ・大地株式会社(旧オイシックスドット大地社)の連結対象子会社となる

オイシックスの沿革

2000/06 ・オイシックス株式会社を設立

・eコマースサイト「Oisix」を実験的に立ち上げ 生鮮食品20品目から開始

2000/09 ・食材の安全性を学識経験者と主婦が監査する第三者機関「食質監査委員会」を設立
2000/10 ・eコマースサイト「Oisix」グランドオープン
2001/02 ・「ふぞろい野菜」を販売開始
2002/06 ・定期購入サービス「おいしっくすくらぶ」を開始
2003/06 ・第1回のインターネット物産展「しまねWEB産展」を島根県と共催
2006/06 ・ひとりひとりにカスタマイズしたお買い物を実現する「Myセット」サービス開始
2006/08 ・業務拡大に伴い、配送センターを移転
2008/07 ・肥満防止の食品購入で、飢餓解消の寄付「TABLE FOR TWOヘルシーメニュー」初の一般販売
2009/01 ・「訳だけでなく、価値もあって、安い」をコンセプトに、「もったいない」コーナーを開設
2009/12 ・オイシックス初の海外事業 「Oisix香港」グランドオープン
2010/03 ・優良農業者向けイベント「N-1サミット」を初開催
2010/09 ・リクルートとオイシックスによるジョイントベンチャー「株式会社ごちまる」設立
2010/10 ・初の実店舗を恵比寿三越に出店
2011/03 ・3月11日に発生をした東日本大震災の被災地支援のため、1 トン以上の飲料水などを宮城県の3箇所の被災地に寄付実施。以降、寄付金商品の販売や食料支援など、継続的な支援活動を実施

・3月18日以降、Oisixで独自に食品の流通前放射能検査を実施

2011/04 ・東日本大地震の影響による風評被害を受けている地方の商品を【がんばれ!関東・福島野菜】としてコーナー化し、販売強化

・初、OisixのTVCMを放送 番組を復活させたい長年の想いから、1日限りの復活「まんが日本昔ばなし」を提供

2012/01 ・放射能「不検出」のみをお届けする定期宅配「ベビー&キッズコース」開始。放射性セシウムの新規制値も導入
2012/09 ・東急ストアに初のOisix専用コーナー開設
2013/03 ・東京証券取引所マザーズに上場
2013/05 ・三越伊勢丹との業務提携開始

・トップブランドのグルメ商品が揃う新サービス「Oiチカ グルメ」スタート

2013/07 ・5種以上の有機・特別栽培野菜がとれる献立が20分で完成する新サービス「Kit Oisix」グランドオープン
2013/08 ・ディーンアンドデルーカジャパンとの事業資本提携開始
2013/09 ・株主優待制度開始。平成25年特別仕様の株主さま限定プレミアムひとめぼれを贈呈
2013/10 ・東京六本木ヒルズにて収穫祭イベント「東京ハーヴェスト」を初開催。

・食品ECに特化した物流機能を提供する新規事業「オイシックスフルフィルメントサービス(オイフル)」開始

2014/01 ・「Oisix CRAZY for VEGGY アトレ吉祥寺店」オープン
2014/04 ・「クイーンズ伊勢丹」に初のOisix専用コーナーを開設。通販事業に続き、三越伊勢丹との協業拡大。
2015/05 ・新サービス、Oisix EC Consultingを開始し、オイシックスのECノウハウを生かし、コンサルに留まらず実行までサポート
2015/06 ・「KitOisix」の出荷量拡大に対応するため、製造工場「Oisix Dining Centre」を新設
2016/02 ・妊娠・産後のママ向け食品定期購入サービス「おいしっくすくらぶ with たまひよ」を開始
2016/04 ・Oisix、初のブランドロゴリニューアル~クリエイティブディレクターの水野学氏と共にロゴデザイン開発~
2016/04 ・熊本地震の被災地支援のために寄付金付き商品の販売、現地への食品提供などを実施
2016/05 ・買い物難民、シニア向けサービス「とくし丸」を子会社化
2016/06 ・クリエイティブディレクターに水野学氏が就任
2016/08 ・「日本ウィルチェアーラグビー連盟」とオフィシャルサプライヤー契約を締結
2016/12 ・オイシックスと大地を守る会、経営統合の検討開始
2017/03 ・オイシックスと大地を守る会、グループ会社化
2017/07 ・オイシックスドット大地株式会社に商号変更

オイシックス・ラ・大地の沿革

2017/10 オイシックスと大地を守る会が経営統合し、「オイシックスドット大地」として生まれ変わる。
2018/02 有機野菜などの宅配サービスを手がける「らでぃっしゅぼーや株式会社」を子会社化
2018/07 らでぃっしゅぼーやとの経営統合に先駆け、オイシックス・ラ・大地株式会社に商号変更
2018/07 オイシックス・ラ・大地株式会社へ商号変更
2018/09 ケータリングサービス事業、イベントプロデュース事業を展開する株式会社CRAZY KITCHENを子会社化
2018/10 らでぃっしゅぼーや株式会社を吸収合併
2018/12 米国市場への進出を見据え現地子会社Oisix Inc.を設立
2019/02 DEAN & DELUCAを運営する株式会社ウェルカムの第三者割当増資を引き受け関連会社化
2019/05 米国でヴィーガン食のミールキット宅配事業を展開するThree Limes, Inc. (通称:The Purple Carrot)を子会社化
2019/08 食分野のスタートアップエコシステムを構築するための活動を開始するため、Future Food Fund株式会社を設立
2019/10 食のスタートアップ投資活性化のため、Future Food Fund 1号投資事業有限責任組合を設立
2021/07 フードロス解決型ブランド「Upcycle by Oisix」の開始
2021/11 神奈川県海老名市にフードロス削減に特化した施設「フードレスキューセンター」開設
2021/12 ひとり親世帯などへの食品支援「WeSupport Family」が活動開始
2022/09 シダックス株式会社を関連会社化
2023/05 旬八青果店を運営する株式会社アグリゲートを関連会社化
2023/11 新潟アルビレックス・ベースボール・クラブと資本提携、スポンサーシップ契約を締結「オイシックス新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」の誕生
2024/01 シダックス株式会社を子会社化

トラブル

  • 2022年1月24日、オイシックス・ラ・大地は配送トラブルが頻発していることを謝罪する発表を行った[31]。空箱が届く、メイン食材が欠品などのトラブルが発生しているという[31]。1月18日に既存の物流センター「ORD海老名物流センター」から新たな物流センター「ORD新海老名ステーション」への移転を進める際に庫内作業の遅れが発生し、食材宅配サービスの発送遅れや欠品、中止が相次いだ[31]。新物流センターへの移転は2024年に行う予定だったが、コロナ禍における需要拡大によって前倒しで移転作業を進めていた[31]
  • 2024年2月12日、オイシックス・ラ・大地会長の藤田和芳が2023年から行われている東京電力福島第一原子力発電所ALPS処理水放出について、「放射能汚染水を流し始めた」などと自身のX(旧・Twitter)に投稿。物議を醸すと共に批判が相次いだ。これを受けて、オイシックス・ラ・大地は「当社の考えとは全く異なり、不必要な不安を煽り、根拠のない風評被害に発展する可能性があるものとして、極めて不適切で容認できるものではない」として、謝罪すると同時に藤田を厳重注意した[32][33][34]。その後、藤田は会長職を辞任すると共に社長の高島宏平も2024年3月末までの役員報酬を一部返上することを同年2月22日に発表した[35]

テレビ番組

  • 日経スペシャル ガイアの夜明け 有機野菜を身近に~食の安全に挑む新ビジネス~(2008年2月19日、テレビ東京)[36]
  • 日経スペシャル カンブリア宮殿(テレビ東京)
    • 「メイド・イン・ジャパンで 食糧危機に立ち向かえ!」(2008年5月5日)- 出演:大地 社長 藤田和芳[37]
    • "インターネットに野菜をのせろ!"若手社長が目指す"食のインフラ革命"(2012年9月6日)- 出演:オイシックス 代表取締役社長 髙島宏平[38]
    • おいしい野菜宅配トップ3が大連合!~顧客調査で急成長する食卓革命の全貌~(2019年8月29日)- 出演:オイシックス・ラ・大地 社長 髙島宏平[39]

書籍

関連書籍

  • 『いのちと暮らしを守る株式会社 ネットワーキング型のある生活者運動』(著者:藤田和芳 小松光一)(1992年7月13日、学陽書房)ISBN 978-4313810679
  • 『農業の出番だ! 「THAT'S国産」運動のすすめ』(著者:藤田和芳)(1995年10月26日、ダイヤモンド社)ISBN 978-4478941188
  • 『ダイコン一本からの革命 環境NGOが歩んだ30年』(著者:藤田和芳)(2005年11月5日、工作舎)ISBN 978-4875023890
  • 『畑と田んぼと母の漬けもの「大地を守る」社会起業家の原風景』(著者:藤田和芳)(2010年10月18日、ビーケイシー)ISBN 978-4939051463
  • 『有機農業で世界を変える ダイコン一本からの「社会的企業」宣言』(著者:藤田和芳)(2010年11月10日、工作舎)ISBN 978-4875024330
  • 『ライフ・イズ・ベジタブル オイシックス創業で学んだ仕事に夢中になる8つのヒント 』(著者:高島宏平)(2012年6月27日、日本経済新聞出版社ISBN 978-4-532-16821-6
  • 『ぼくは「技術」で人を動かす 今いるメンバーで結果を出す{チームリーダー}のレシピ』(著者:高島宏平)(2015年2月1日、ダイヤモンド社ISBN 978-4-478-02652-6

脚注

出典

  1. ^ オイシックス/恵比寿三越に初の実店舗オープン
  2. ^ a b 大地を守る会、オイシックスとの経営統合へ向けた新社名決定「オイシックスドット大地(株)」へ”. PR TIMES. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ https://www.oisixradaichi.co.jp/news/posts/180628oisixradaichi/
  4. ^ https://www.bci.co.jp/netkeizai/news/2907
  5. ^ フードロス削減アクション
  6. ^ オイシックス 高島宏平社長/モテる社長の法則 20Works
  7. ^ オイシックスのプレスリリース
  8. ^ オイシックス、関東野菜の応援コーナー 風評被害に対抗 - ITmedia
  9. ^ オイシックス株式会社と株式会社大地を守る会の経営統合(合併)に向けた株式交換に関するお知らせ
  10. ^ 当社連結子会社の吸収合併及び商号の変更並びに定款の一部変更に関するお知らせ
  11. ^ らでぃっしゅぼーや株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ
  12. ^ 「茨城県、オイシックスと連携協定 農産物の競争力強化」『日本経済新聞』朝刊2018年5月31日(茨城経済面)2018年6月21日閲覧
  13. ^ a b 当社連結子会社の吸収合併及び商号の変更並びに定款の一部変更に関するお知らせ オイシックスドット大地 2018年5月24日
  14. ^ オイシックスドット大地、らでぃっしゅぼーやを吸収合併 「オイシックス・ラ・大地」に商号変更 ITmedia 2018年5月24日
  15. ^ 【オイシックス】ケータリング事業のクレイジーキッチンを買収”. 小売・流通業界で働く人の情報サイト_ダイヤモンド・チェーンストアオンライン. 2020年8月17日閲覧。
  16. ^ 新生活でも献立に悩まない!「Oisix」テレビCM放送開始”. オイシックス・ラ・大地株式会社コーポレートサイト. 2020年8月17日閲覧。
  17. ^ オイシックス、米国のミールキット宅配会社を買収、ビーガン食に特化 _小売・物流業界 ニュースサイト【ダイヤモンド・チェーンストアオンライン】”. 小売・流通業界で働く人の情報サイト_ダイヤモンド・チェーンストアオンライン (2019年4月29日). 2020年8月17日閲覧。
  18. ^ DEAN & DELUCAを運営するウェルカム社とオイシックス・ラ・大地が資本業務提携契約を締結”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2020年8月17日閲覧。
  19. ^ 日本放送協会 (2020年8月13日). “大戸屋HD オイシックスと業務提携へ 筆頭株主コロワイドと対立”. NHKニュース. 2020年8月13日閲覧。
  20. ^ 受賞者・受賞企業発表! 第3回『国際女性デー|HAPPY WOMAN AWARD 2021 for SDGs』〜3月8日の国際女性デーにウェスティンホテル東京にて開催〜|HAPPY WOMAN ONLINE|ハッピーウーマンオンライン”. happywoman.online. 2022年2月15日閲覧。
  21. ^ 日経クロストレンド. “オイシックスの廃棄食材活用 アップサイクル商品が想定外の人気”. 日経クロストレンド. 2022年2月15日閲覧。
  22. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2022年2月13日). “トニセンがV6解散後CMで初仕事 呼び名がオイシックスに⁉”. サンスポ. 2022年2月15日閲覧。
  23. ^ 20th Century、オイシックスCMに喜び トニセンでのCM出演は16年ぶり”. マイナビニュース (2022年2月13日). 2022年2月15日閲覧。
  24. ^ 料理家 栗原はるみ氏創業、栗原心平氏が代表を務める「ゆとりの空間」 オイシックス・ラ・大地と資本業務提携契約を締結へ”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年5月26日閲覧。
  25. ^ 給食大手シダックスにTOB オイシックス、最大33%目指す”. 共同通信 (2022年8月29日). 2022年9月9日閲覧。
  26. ^ “オイシックス、シダックスへのTOB成立 筆頭株主に”. ロイター通信. (2022年10月25日). https://jp.reuters.com/article/oisix-shidax-idJPKBN2RK054 2022年10月25日閲覧。 
  27. ^ オイシックス・ラ・大地、「旬八青果店」運営のアグリゲートを子会社化へ 青果流通を通じてシナジー”. 日本ネット経済新聞. 2023年5月16日閲覧。
  28. ^ オイシックス・ラ・大地様とスポンサーシップ契約・資本提携契約締結のお知らせ”. 新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ (2023年10月26日). 2023年10月27日閲覧。
  29. ^ プロ野球二軍参加の新潟、球団名変更で「オイシックス」に…抱負は「日本一おいしい球団にしたい」”. 読売新聞 (2023年10月27日). 2023年10月27日閲覧。
  30. ^ オイシックス・ラ・大地株式会社 IRニュース”. 2024年1月5日閲覧。
  31. ^ a b c d オイシックス「大量欠品」騒動、運営会社が謝罪 空箱が届いた人も...「判断の甘さがあった」”. J-CAST ニュース (2022年1月25日). 2022年1月25日閲覧。
  32. ^ 「汚染水」発言を謝罪 オイシックス、SNS投稿の会長に厳重注意”. 時事通信 (2024年2月16日). 2024年2月16日閲覧。
  33. ^ オイシックス会長、福島第1原発処理水を「放射能汚染水」と投稿 同社「極めて不適切」”. 産経新聞 (2024年2月16日). 2024年2月16日閲覧。
  34. ^ オイシックス会長、投稿を謝罪 Xで「放射能汚染水」”. 共同通信 (2024年2月16日). 2024年2月16日閲覧。
  35. ^ 「放射能汚染水」と投稿し停職処分、オイシックス・ラ・大地の藤田和芳会長が辞任”. 読売新聞 (2024年2月22日). 2024年2月23日閲覧。
  36. ^ 有機野菜を身近に~食の安全に挑む新ビジネス~ - テレビ東京 2008年2月19日
  37. ^ 「メイド・イン・ジャパンで 食糧危機に立ち向かえ!」 - テレビ東京 2008年5月5日
  38. ^ "インターネットに野菜をのせろ!"若手社長が目指す"食のインフラ革命" - テレビ東京 2012年9月6日
  39. ^ おいしい野菜宅配トップ3が大連合!~顧客調査で急成長する食卓革命の全貌~ - テレビ東京 2019年8月29日

関連項目

外部リンク





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