『空飛ぶ円盤は実在する』とは? わかりやすく解説

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『空飛ぶ円盤は実在する』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 02:02 UTC 版)

ドナルド・キーホー」の記事における「『空飛ぶ円盤は実在する』」の解説

ケネス・アーノルド事件世間知られるようになった1947年の夏、いわゆる空飛ぶ円盤(flying disks / flying saucers)」に関する興味大々的盛り上がり最初懐疑的であったキーホーもこの主題惹かれていくようになった男性向け人気雑誌トゥルー(True)』誌は、この問題に関して当局”に対す問い合わせ何度も行っていた。 1949年5月、キーホーは『トゥルー』誌の編集長ケン・パーディー(Ken Purdy)から、空飛ぶ円盤政府陰謀について、軍とペンタゴンにいる多く友人知人から得たという情報をキーホーに提供して記事依頼を受ける。 それによって空飛ぶ円盤実在をさらに強めたキーホーは、様々な当局”に空飛ぶ円盤についての質問行ったが、彼らは「お渡しできる資料なにもない」として空飛ぶ円盤関連した文書への接触接近認めなかった。こうした当局反応からキーホーは、「空飛ぶ円盤は、その形状飛行特性速度発光などから見て、高度な知性地球上のどの国家にもなしとげることが出来ないテクノロジー産物であり、合衆国政府はそれに関するあらゆる情報隠蔽しようとしている」との結論達した。 キーホーの記事空飛ぶ円盤実在するFlying Saucers Are Real)」は、1949年12月26日発売された『トゥルー』誌1950年1月号に掲載され一大センセーション引き起こす。また1950年出版されペーパーバック版空飛ぶ円盤実在する(The Flying Saucers are Real)』は当時としては破格50部を売り上げる大ヒットとなった。 これによってキーホーはUFO研究者として有名になり、「空軍空飛ぶ円盤地球外生命体乗る宇宙船であることを知りながら、大衆パニック起こすことを恐れてその事実を隠蔽している」「アメリカ政府UFOについて適切な研究実施すべきであり、全てのUFO事件についての調査ファイル公表しなければならない」「異星人たち友好的少なくとも敵対的ではなく)で、200年以上にわたって地球観察し続けてきた」などと主張いわゆる空飛ぶ円盤宇宙人乗り物」説や「空軍アメリカ政府UFOに関する秘密隠している」といった陰謀論UFO観を一般に広め大きな役割果たした。 『空飛ぶ円盤は実在する』(The Flying Saucers are Real1950) 『外宇宙からの空飛ぶ円盤』(Flying Saucers From Outer Space、1953) 『空飛ぶ円盤陰謀』(1955) 1953年の『外宇宙からの空飛ぶ円盤(Flying Saucers From Outer Space)』はおそらく最も印象的な本であり、主にインタビュー空軍の公式レポート基づいている。この本にペンタゴン空軍報道官アルバート・M・チョップAlbert M. Chop)による紹介文掲載されていた。チョップはキーホーを「信頼性があり、正確な報告者」としており、この紹介文によって「UFO宇宙人乗り物である」というキーホーの仮説に対してあたかも公的な認可与えられているかのような印象強めている。 1955年著書空飛ぶ円盤陰謀』では、エドワード・J・ルッペルト空軍大尉Edward J. Ruppelt、プロジェクト・ブルーブック初代機関長)が「空軍には、隠し事一切ない」こと、また「The problem was tackled with organized confusion」と宣言している。

※この「『空飛ぶ円盤は実在する』」の解説は、「ドナルド・キーホー」の解説の一部です。
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