『帰ってきたウルトラマン』に登場するベムスター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:42 UTC 版)
「ベムスター」の記事における「『帰ってきたウルトラマン』に登場するベムスター」の解説
『帰ってきたウルトラマン(以下、帰マン)』第18話「ウルトラセブン参上!」に登場。 西暦1054年のかに星雲の爆発により誕生した宇宙生物。水素・ヘリウム・窒素などのガスを主なエネルギー源としているため、地球上ではガスタンクを襲撃する。武器は巨大な両手の鉤爪と、頭頂部の角から放つ破壊光線。身体の腹部に存在する五角形の“口”であらゆるエネルギーを吸収できるほか、作中描写によれば顔の嘴でレーザー光線を吸収できる模様。 腹部の口でMAT宇宙ステーションを飲み込んだ後、地球に襲来する。迎撃に出たMATの攻撃を意に介さず、上野・南・岸田の隊員3名を負傷させて撤退に追い込んだ後、ウルトラマンのスペシウム光線すら吸収して宇宙への撤退に追い込むが、最後はウルトラセブンが授けた新兵器「ウルトラブレスレット」のウルトラスパークで頭部と両腕を切断されて倒される。 スーツアクター:遠矢孝信(ノンクレジット) デザインは熊谷健。鳥をモチーフに、シルエットが同心円状の五角形になるようにデザインされた。体躯の前面を構成している放射状の羽のようなディテールは、造形では大腿部の両サイドのみとなっている。初稿のデザインには黒目がなく、腹部の口は円形に描かれていた。決定稿はNG稿に変更部分を貼り込む形で行われている。 『帰マン』初の宇宙怪獣である。小学館の『ウルトラ怪獣全百科』など、本放送当時に発売されていた文献には身長が80メートルという設定も散見されるが[要文献特定詳細情報]、それでは40メートルという設定のジャックと整合性が取れないため、後年には46メートルに統一された。後述の『ウルトラマンタロウ』登場時の設定は前者を踏襲したものであり、後年の『ウルトラ怪獣擬人化計画』の改造ベムスターさんについて原典を紹介する際にも「80メートル」と紹介されている。 内山まもるによる漫画版『帰マン』のベムスター(以下、初代)登場エピソードはこの回の続編的な内容となっており、初代の別個体(加藤隊長は初代の兄弟ではないかと推測している)が登場する。こちらの個体は読心能力を持っており、それを用いてジャックの攻撃を先読みし、身体を高速回転させることでウルトラスパークを叩き落とすが、連続攻撃には追いつけず翻弄されて地中へ潜られ、背後を取られて振り向いた瞬間に八つ裂き光輪で身体を貫かれ、爆死する。 角から放つ光線は、『大怪獣バトル ULTRA MONSTERS』では「ベムスタービーム」と表記されている。
※この「『帰ってきたウルトラマン』に登場するベムスター」の解説は、「ベムスター」の解説の一部です。
「『帰ってきたウルトラマン』に登場するベムスター」を含む「ベムスター」の記事については、「ベムスター」の概要を参照ください。
- 『帰ってきたウルトラマン』に登場するベムスターのページへのリンク