『帰ってきたウルトラマン』に登場するサドラ
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『帰ってきたウルトラマン』第3話「恐怖の怪獣魔境」に登場。 霧に覆われて絶壁に囲まれていることから転落事故が頻繁に起こるうえ、竜伝説があることから魔の山と言われる霧吹山に生息する怪獣。体色は茶色。両手足と尻尾先のハサミは鋭い刃を持ち、鋼鉄をも切り裂く。身体の数十本の関節は自由に曲げられる。設定では尾から猛毒を噴き出すとされる。 潜伏には絶好の条件下にある霧吹山に入り込んだ登山者を襲っており、調査に訪れたMATの加藤隊長も襲うが、ハサミを攻撃されて退く。その後は鉢合わせたデットンと戦い、ウルトラマンジャックとの対戦の際には連携して2体でジャックを追い詰めるが、デットンを倒された直後に八つ裂き光輪で首を切断されて倒される。 スーツアクター:遠矢孝信(ノンクレジット) 『ウルトラマン』では「ウルトラマンと戦う怪獣は1話につき1体だけ」と決められていたため、『帰マン』では初めて2匹以上の怪獣が協力してウルトラ戦士と戦う回となった。 着ぐるみは撮影終了後、『ウルトラマンタロウ』放送当時の『小学三年生』1973年9月号のプレゼント企画にて、20個のパーツに分割されて抽選の対象となった。 デザインは池谷仙克が担当。企画段階ではサソリのハサミの怪獣として設定されており、デザイン画に記された名称は「サソラー」だった。 造形は開米プロが担当。開米プロは東宝特美が制作したアーストロン・タッコング・ザザーンの改修として参加し、第3話から造形を本格的に担当した。 『ウルトラマンメビウス』では、霧吹山の霧はサドラ自身が発生させているという設定が追加された(後述)。 大伴昌司の構成による『ウルトラ怪獣入門』では、「弱い者いじめが大好きな卑怯な怪獣」と紹介されていた。 『帰マン』の挿入歌「怪獣音頭」の歌詞では、冷凍怪獣のように紹介されている。
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