『ラブストーリーズ エリナーの愛情』
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「ラブストーリーズ」の記事における「『ラブストーリーズ エリナーの愛情』」の解説
エリナー・リグビー(ジェシカ・チャステイン)は自転車で橋まで行くと、柵をよじ登り、ハドソン川に身を投げる。通行人が発見し、彼女は救出され病院に運ばれた。後日退院すると、両親や妹のケイティ(ジェス・ワイクスラー)とその息子も住む実家に久しぶりに戻ってきた。 エリナーが今後の人生を悩んでいると、父親が大学への復学を勧める。髪をばっさりと切り、リリアン・フリードマン教授(ヴィオラ・デイヴィス)の講義を聴講生として受け始める。通学中、知人のステュアート(ビル・ヘイダー)に久しぶりに会い、コナーの店でまだ働いていることを伝えられる。 リリアン教授とエリナーは仲良くなっていった。エリナーは、自分の名前の由来が、ビートルズがロンドンで復活ライブをするというデマを信じて集まったのが両親の出会いだったからだと明かす。 リリアン教授の講義中、エリナーはメモを受け取り、コナー(ジェームズ・マカヴォイ)から回ってきたものと気づくと、教室を後にする。追いかけてきたコナーと言い合いになり、彼の元から去ろうとするが、彼がタクシーにぶつかってしまい、駆け戻る。運転手に知り合いかと尋ねられ、「私の夫です」と明かす。コナーは軽傷で、救急車の到着までしばらく二人は会話をする。最後に彼はまた追いかけてもいいかと聞くが、エリナーは無言で見送った。 ある日、エリナーの父親(ウィリアム・ハート)は精神科医に彼女の近況を伝えていた。エリナーは最近幼い息子を失い、悲しみに対処出来なくなっていたのだった。 ケイティの不在中、エリナーはケイティの息子と遊びに出かけた。彼がホタルに夢中になっているのを見て、彼女はかつてコナーとホタルを眺めて楽しい時間を過ごしたことを思い出していた。 後日、ケイティがエリナーに「実はコナーが家に来た」と明かす。黙っていた母親を責めるが、母親は「逃げてフランスで復学すべき」と諭す。母親はフランス人で、エリナーはかつて結婚のためにフランスの大学を中退している。 その後エリナーは彼のレストランを訪れ、経営が上手くいっていないことを知る。彼女はコナーを誘い出し、車を借りてドライブに出かける。エリナーは、かつてコナーとドライブで楽しんだ思い出をなぞっていた。雨が激しくなり、ワイパーが壊れて車を停める。雨が止むのを待つ間、エリナーはコナーとキスをし始めるが、コナーは制止する。その様子を見たエリナーは彼が他の女性と寝たことを悟るが、彼は「君がそうしろと言った」と言って険悪になる。動揺するエリナーは途中で車を降り、地下鉄の駅で一人でしばらく立ち尽くす。 週末、エリナーとケイティはクラブへ行く。エリナーは酒に任せて初対面の相手の部屋に乗り込み一夜を共にしようとするが、結局踏みとどまり帰宅する。後日、かつてコナーと暮らしていたアパートへ行き、寝ている彼の隣で起きるのを待つ。エリナーは自分の子供の顔をもう思い出せないことを伝える。コナーは目も鼻も口も何もかもエリナーに似た、世界で一番美しい子だと話す。二人は泣き出し、抱き合って眠るが、エリナーは彼が起きる前に立ち去った。 エリナーの母親の提案で彼女はパリに向かい、コナーとの出会いで放棄していた論文を完成させることを決めた。来年の夏に戻ってくると言って家族に別れを告げる。 その後、エリナーはニューヨークに戻った。コナーを見つけてしばらく後を追い、彼に声をかける。
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