『ウルトラマンメビウス』に登場するベムスター
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「ベムスター」の記事における「『ウルトラマンメビウス』に登場するベムスター」の解説
特撮テレビ番組『ウルトラマンメビウス』第18話「ウルトラマンの重圧」に登場。 過去にも地球に現れ、ウルトラマンジャックやウルトラマンタロウを苦しめたベムスターの同族。ドキュメントMATとZATに記録が残っている。能力的にも過去の個体と大差はなく、角(レイホーン)から放つ破壊光線と、そして腹部の広範囲に広がる口でヘリウムや窒素を捕食し、電波を吸収する能力も健在である。今回は小声で「キュー」と鳴く、リュウに「よく見ればかわいい顔」と言われる、塞がれた腹部の口を叩いて異変に小首を傾げるなど、ユーモラスな部分も描かれている。 ザムシャーが破壊したオオシマ彗星のB群から放出されるダストテイルや、GUYSの無人宇宙ステーション・0-4(ゼロ・フォー)を餌に、レーダー波を吸収してステルス状態となって地球へ飛来する。出動したGUYSの攻撃をものともせず、腹部の口でガンローダーを操縦席のマリナごと飲み込もうとし、それを救出したメビウスのメビュームシュートを吸収したうえ、メビウスの拳までも咥え込んで優位に立つ。しかし、「背中ががら空き」という今まで誰も気づかなかった弱点をテッペイに見抜かれてGUYSの反撃を受け、両爪を破壊される。そして、フォーメーション・ヤマトに気を取られた隙に腹部の口へ直撃した高分子プラスター爆弾から散布された硬化接着剤で腹部の口を塞がれかけるが、それすら吸収する。しかし、最後はウルトラマンヒカリが託したナイトブレスによってパワーアップしたメビウスブレイブのメビュームナイトブレード・ブレードオーバーロードで身体を切断され、倒される。 第27話ではGUYSの新マケット怪獣候補を選抜する際に専守防衛に適した戦力として高評価を受けるが、第18話での経験がトラウマとなっていたマリナから猛反対を受け、却下される。 スーツアクター:横尾和則 腹部の口は「吸引アトラクタースパウト」と名付けられ、以降の作品でもこの名称が使用されている。 第18話監督の佐野智樹はベムスターに思い入れがあり、本作品でも旧作のような宇宙ステーションを飲み込むシーンを希望していたが、ミニチュアの用意などが難しいことから断念され、代わりにガンローダーを飲み込むシーンが用意された。飲み込まれた操縦席からの描写も当初は難色を示されたが、佐野が上層部を説得して実現した。 第18話特技監督の北浦嗣巳はベムスターの見た目をかわいいと感じ、脚本にはない接着剤で固められた自分の腹をつつくシーンなど、コミカルな描写を入れている。
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