「台風」の語源とは? わかりやすく解説

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「台風」の語源

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 00:11 UTC 版)

台風」の記事における「「台風」の語源」の解説

日本では古く野の草吹いて分けるところから、野分(のわき、のわけ)といい、11世紀初頭の『枕草子『源氏物語』などにもその表現を見ることが出来る。ただし、野分とは暴風そのものを指す言葉であり、気象学上の台風とは概念異なる。 江戸時代には熱帯低気圧清国ならって颶風(ぐふう)と訳した文献伊藤慎蔵によってオランダ語から翻訳され日本初気象学書『颶風新話』)があるが、明治初めにタイフーンまたは大風おおかぜ)などと表していた。 明治末頃、岡田武松によって颱風という言葉生まれたとされている。1956年昭和31年)に指針として「同音の漢字による書きかえ」が示され以降多く台風と書かれるようになった(これに対し台湾香港では現在も「颱風」と呼称する)。由来には諸説があり、主な説としては、以下のものが挙げられるギリシア神話登場する怪物テュポン (τυφων, Typhon) に由来するtyphoon」から「颱風となったアラビア語で嵐を意味する「طوفان (tufan)」が東洋伝わり、「颱風となったまた、英語ではtyphoon」(タイフーンとなった中国広東省で、南または東の激しい風のことを外国からの風のとして大風(daai6fung1、ターイフォン)といい、その後西洋伝わりギリシア神話テュポン影響ギリシャ式の"typhoon"というつづりで書かれるようになり、東洋逆輸入され颱風となった沖縄当時琉球)でつくられ言葉とする説:久米村気象学者蔡温造語であるといわれる[要出典]。 英語の「typhoon」は、古くは「touffon」と綴り中国語の「大風」が由来とする説は不自然とされており、アラビア語起源ギリシア語起源二つの説が有力とされる[誰によって?]。 ちなみに沖縄ウチナーグチでは「カジフチ(風吹き)」または「テーフー(台風)」と称される

※この「「台風」の語源」の解説は、「台風」の解説の一部です。
「「台風」の語源」を含む「台風」の記事については、「台風」の概要を参照ください。

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