「史上最大、最長の交響曲」
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「交響曲第1番 (ブライアン)」の記事における「「史上最大、最長の交響曲」」の解説
この作品は、クラシック音楽における最長の交響曲であり、かつもっとも大きな楽器編成を持つ作品であるとされている。オーケストラは8管編成をとる。ベルリオーズの『葬送と勝利の大交響曲』は大編成の吹奏楽に大人数の弦楽合奏と合唱が加わるという巨大編成であるが、弦楽合奏が任意であり、ユニゾンが多く、編成を縮小しての演奏も可能であることから、「その編成でしか演奏できない」という条件においては、『ゴシック』が「最大編成の交響曲」となる。 演奏時間に関しては、リチャード・ロジャースの作曲した断片素材をもとにロバート・ラッセル・ベネットがオーケストレーションした交響曲『海での勝利』 (Victory at Sea) が演奏時間13時間と最長であるが、テレビのドキュメンタリー番組のための音楽の「編曲」であり、常軌を逸した長大さであることなどから、「常識的な」作品であり、編曲作品ではなく知名度も高い作品としては、演奏時間が約106分の『ゴシック』が「最長の交響曲」とされている。 ただし、ソラブジの交響曲第3番『ジャーミー』KSS-72は7管編成で演奏時間が約4時間40分、ピアノ譜だけで未完成で終わったと推定されるピアノと大管弦楽、オルガン、コーラスのための交響曲第2番KSS-51は6管編成で演奏時間は約5時間20分などといわれるが、これらの作品は初演の記録がない。 なお、その他の巨大編成の作品に関しては、巨大編成の作品も参照のこと。
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