路 (小説)
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書誌情報
- 単行本:『路』(2012年11月21日発売、文藝春秋、ISBN 978-4-16-381790-3)
- 文庫本:『路』(2015年文春文庫、ISBN 978-4-16-790357-2) 5月 8日発売、
テレビドラマ
日台共同制作ドラマ 〜台湾エクスプレス〜 | |
---|---|
別名 | 路〜台灣Express〜 |
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 吉田修一『路』 |
脚本 | 田渕久美子 |
演出 | 松浦善之助 |
出演者 |
波瑠 井浦新 寺脇康文 高橋長英 炎亞綸(アーロン) 邵雨薇(シャオ・ユーウェイ) 楊烈(ヤン・リエ) 林美秀(リン・メイシュウ) |
音楽 | 清塚信也 |
エンディング | Chendy「つながる心」 |
国・地域 |
日本 台湾 |
言語 |
日本語 中国語 台湾語 |
時代設定 | 1999年 - 2020年 |
話数 | 3話 |
製作 | |
制作統括 |
土屋勝裕 松川博敬 於蓓華 |
プロデューサー |
坪井清治 林彦輝 |
撮影監督 | 杉山吉克 |
編集 | 高室麻子 |
製作 |
NHK PTS(共同制作) |
放送 | |
放送チャンネル | NHK総合 NHK BS4K |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2020年5月16日 - 5月30日 |
放送時間 | 第1回:土曜 21:00 - 22:13 第2回:土曜 21:00 - 21:49 最終回:土曜 21:00 - 21:59 |
放送枠 | 土曜ドラマ |
放送分 | 第1回:73分 第2回:49分 最終回:59分 |
回数 | 3 |
公式ウェブサイト | |
放送 | |
放送チャンネル | PTS |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 台湾 |
放送期間 | 2020年5月16日 - 5月30日 |
放送時間 | 第1回-最終回:土曜 21:00 - 22:15 |
回数 | 3 |
公式ウェブサイト(中国語) | |
特記事項: NHK BS4Kにて第2回を5月21日に、最終回を5月28日に23時15分から先行放送。 |
『路〜台湾エクスプレス〜』(ルウ たいわんエクスプレス)のタイトルにおいて日本及び台湾の公共放送である日本放送協会(NHK)と公共電視文化事業基金会(PTS、公共電視台)の共同制作による「日台共同制作ドラマ」としてテレビドラマ化され、NHK総合およびNHK BS4Kの「土曜ドラマ」枠で2020年5月16日から[8]5月30日まで全3回に渡って放送された[12]。主演は波瑠[7][12]。
台湾では『路〜台灣Express〜』と題し公視にて2020年5月16日から5月30日まで毎週土曜の21時[注 2]から全3回で放送、動画配信サービス「CATCHPLAY+」「LINE TV」にて同日より配信された[9]。
麗しの島と呼ばれた台湾の美しい景色や活気ある街角を背景に、日本と台湾の人々の国境と時間の垣根を超えた心の交流を描く[12]。
製作
2011年の東日本大震災発生時に寄せられた台湾からの震災支援に対しお礼をしたいとの思いが原点となり、「台湾で、台湾の放送局と合作という形でドラマを作れたらそれが一番のお礼になるのではないか」との発想から本作の企画・制作へと至った[13]。
PTS(公共電視台)との共同制作、台湾高速鉄道の撮影協力のもとで、撮影は約2か月間にわたって台北、高雄、花蓮など台湾各地で行われ、花蓮では日本のドラマとしては初となる台湾原住民アミ族の豊年祭の撮影を行った[8][13]。
キャスト
主要キャスト
- 日本
- 台湾
-
- 劉人豪(エリック) - 炎亞綸(アーロン)[14]
- ユキ - 邵雨薇(シャオ・ユーウェイ)[14]
- 台湾料理屋のおばちゃん - 林美秀(リン・メイシュウ)[14]
- 中野赳夫(呂燿宗) - 楊烈(ヤン・リエ)[14](青年期:櫻井圭佑[注 3])
- ケビン - 許光漢(グレッグ・ハン)
- 林芳慧 - 安娜李(アンナ・リー)
- ジャック・バルト - Gary Edward Gitchel(ギャリー・エドワード・ギッチェル)
- レスター・王 - 梁正群(リャン・ジェンチュン)
- 陳威志 - 李梓誠(リー・ズーチェン)
- 張美青 - 吳玳昀(ウー・ダイユン)
その他のキャスト
- 陳威志の父 - 應蔚民(イン・ウェイミン)
- 陳威志の母 - 黃舒湄
- 熊井建設取締役 - 中丸新将(第1回)
- 安西の妻 - 佐藤みゆき(第1回)
- サチコ(クラブ・クリスタルのママ) - 劉沛緹(第1、2回)
- JR東海の役員 - 中村雁治郎(第2回)
スタッフ
- 原作 - 吉田修一 『路』(文春文庫刊)
- 脚本 - 田渕久美子
- 音楽 - 清塚信也
- 主題歌 - Chendy「つながる心」(作詞:田渕久美子、訳詞:陳信延、作曲:清塚信也)[15]
- 題字 - 赤松陽構造
- 演出 - 松浦善之助(NHK)
- 制作統括 - 土屋勝裕(NHK)、松川博敬(NHK)、於蓓華(PTS)
- プロデューサー - 坪井清治、林彦輝(PTS)
- 共同制作 - PTS(公共電視台)
- 制作・著作 - NHK
放送日程
放送回 | 放送日 | |
---|---|---|
総合/BS4K | BS4K(先行) | |
第1回 | 5月16日 | - |
第2回 | 5月23日 | 5月21日 |
最終回 | 5月30日 | 5月28日 |
- 第1回は21時から22時13分まで73分。
- 第2回は21時から21時49分まで49分。
- 最終回は21時から21時59分まで59分。
- NHK BS4Kにて第2回を5月21日の23時15分から5月22日の0時5分に、最終回を5月28日の23時15分から5月29日の0時15分に先行放送。
- NHK BSプレミアムで2022年1月30日から2月20日まで毎週日曜22時から22時50分の各回50分「特別編集版」として、初回放送時の未公開映像を織り込みながら、全4回に再編集し放送。
原作との違い
- 原作では、最初に春香と劉人豪が最初に出会った際、人豪の自宅アパートに連れて行くシーンが描かれているが、ドラマでは登場しない。
- ドラマでは、人豪が葉山曜子を見舞い、その後曜子の葬儀に参列するシーンが登場するが、原作では、劉人豪が葉山勝一郎と出会うのは、葉山が妻と死別した後となっている。
- 原作では、芳慧は婚約者(その後結婚し夫)とその友人のつてを頼って、およそ1年を経て人豪の連絡先情報を得るが、ドラマでは芳慧の婚約者(夫)は登場していない。
- ドラマでは、人豪が2月22日に台湾に帰国した際に春香と8年ぶりに再会する設定となっているが、原作では人豪が夏休みに帰国した際に9年ぶりに再会となっている。
- ドラマでは春香が葉山邸を訪れ、後に台湾で人豪に伴われ日本から台湾に到着した葉山を出迎えるシーンや、春香が台湾で入院した葉山を見舞い、後に台湾新幹線の駅に連れて行くシーンなどが描かれているが、原作では春香と葉山は直接会うことはなく、台湾で葉山を出迎えるのは人豪(と中野こと呂)のみである。
- ドラマでは人豪が春香に告白、春香が池上との婚約を理由に断り、結果別れるシーンが描かれているが、原作では池上が激務から心身を病み休職、春香はその池上と別れることが出来ず、人豪とはなかなか関係も進展しないものの決定的に別れる場面は描かれていない。また原作にある人豪と春香が太魯閣国家公園を訪れる場面はドラマでは描かれておらず、代わりに春香が芳慧と花蓮の阿美文化村を訪れるシーンが放送されている。
- ドラマでは、威志が美青と辰辰と一緒に開通した台湾高鐡に乗っている際にプロポーズするシーンが登場するが、原作では開通前に既に結婚している。
- ドラマ本編では、安西が離婚しユキと日本に帰るシーンも描写されていなかったが[注 4]、特別編集版では放送された。
NHK総合 土曜ドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
三浦部長、本日付けで女性になります。
(2020年3月21日) |
路
〜台湾エクスプレス〜 (2020年5月16日 - 5月30日) |
天使にリクエストを
〜人生最後の願い〜 (2020年9月19日 - 10月17日) |
NHK BSプレミアム・NHK BS4K プレミアムドラマ | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
生きて、ふたたび 保護司・深谷善輔
(2021年11月28日 - 2022年1月23日) |
路〜台湾エクスプレス〜
特別編集版 (2022年1月30日 - 2月20日) |
その日のまえに
(2022年2月27日 - 3月6日) |
脚注
注釈
出典
- ^ a b “文學界 2009年1月号(バックナンバー)”. 文藝春秋. 2019年11月9日閲覧。
- ^ “文學界 2012年2月号(バックナンバー)”. 文藝春秋. 2019年11月9日閲覧。
- ^ “『路』吉田修一 (単行本)”. 文藝春秋. 2019年11月9日閲覧。
- ^ a b “新しい日台関係を描いた小説の誕生 『路(ルウ)』 (吉田修一 著)”. 文藝春秋 (2013年3月8日). 2019年11月9日閲覧。
- ^ a b “作家・吉田修一がサイン会 「“路”は台湾へのラブレター」”. 中央社フォーカス台湾 (中央通訊社). (2013年10月5日) 2019年11月10日閲覧。
- ^ “文春文庫『路』吉田修一”. 文藝春秋. 2019年11月9日閲覧。
- ^ a b “波瑠さん主演『路(ルウ)〜台湾エクスプレス〜』制作開始!”. NHKドラマ. ドラマトピックス. 日本放送協会 (2019年11月8日). 2019年11月9日閲覧。
- ^ a b c 陳秉弘 (2020年3月31日). “日台共同制作ドラマ「路(ルウ)」、PR映像公開=台湾各地で撮影”. 中央社フォーカス台湾 (中央通訊社) 2020年4月3日閲覧。
- ^ a b 王心妤 (2020年5月8日). “共同制作ドラマ「路」、台湾と日本で同日に放送開始 16日から”. 中央社フォーカス台湾 (中央通訊社) 2020年5月15日閲覧。
- ^ a b c d 吉田修一. インタビュアー:「本の話」編集部. “温かく、のんびりして、憎めない恋愛小説と80年代の青春物語”. 文藝春秋 2019年11月9日閲覧。
- ^ “登場人物紹介”. 吉田修一『路』特設サイト. 文藝春秋. 2020年5月23日閲覧。
- ^ a b c “吉田修一の小説を日台共同制作でドラマ化 波瑠主演『路』2020年5月放送へ”. Real Sound (株式会社blueprint). (2019年11月8日) 2019年11月9日閲覧。
- ^ a b “台日合作ドラマ「路」 出発点は「台湾にお礼したい」との思い=演出・松浦氏”. 中央社フォーカス台湾 (中央通訊社). (2020年5月15日) 2020年5月16日閲覧。
- ^ a b c d e f g “日台共同制作ドラマ「路(ルウ)~台湾エクスプレス〜」”. NHK_PR. NHK (2019年11月8日). 2019年11月9日閲覧。
- ^ “大河「篤姫」脚本家・田渕久美子氏、NHKドラマ「路…」主題歌で作詞初挑戦”. スポニチ Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2020年5月4日) 2020年5月16日閲覧。
- ^ 2020年5月30日22時35分の発言
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