西船橋駅
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西船橋駅 | |
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北口(2019年9月) | |
にしふなばし Nishi-Funabashi | |
所在地 | 千葉県船橋市西船四丁目 |
所属事業者 |
概要
当駅は中核市において最大の人口を擁する船橋市の中心駅である船橋駅と並ぶ交通の要所で、東日本旅客鉄道(JR東日本)の中央・総武緩行線(総武線各駅停車)・武蔵野線・京葉線、東京地下鉄(東京メトロ)の東西線、東葉高速鉄道の東葉高速線の3社5路線が乗り入れている。近傍に京成電鉄本線の京成西船駅・東中山駅・海神駅が位置している[注釈 1]。船橋駅と共に日本屈指のターミナル駅として機能し、利用客数は千葉県内で1位である。各路線の乗り換え客が多く混雑する[新聞 1]。
古くから交通の要所で宿場町「船橋宿」(間の宿)として、近代は兵站物資の集積地・流通地としてそれぞれで繁栄する[1]など歴史的要因から、現代も交通要所である[注釈 2]。当駅は中山競馬場利用者の交通利便も企図して設置され、後年に北隣で武蔵野線船橋法典駅が開業したが、競馬開催日などに当駅北口から中山競馬場まで臨時シャトルバスを京成バスグループが運行している。武蔵野線で最大の乗り換え駅である。
当駅は「西船(にしふな)」の通称が定着し、1966年から1967年に行われた駅周辺の住居表示実施で町名の「西船」が誕生した。
東京メトロの駅、また都営地下鉄も含めた東京の地下鉄全体、関東地方の地下鉄で、それぞれ最東端に位置する。
乗り入れ路線
JR東日本の各線(後述)、東京メトロの東西線、東葉高速鉄道の東葉高速線の3社の路線が乗り入れている。
JR東日本の駅に乗り入れる路線は総武本線・武蔵野線・京葉線(高谷支線・二俣支線)で、総武本線を当駅の所属線としている。総武本線は緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車する。武蔵野線は当駅を終点としているが、京葉線両支線と相互直通運転している。京葉線は当駅が高谷支線の終点、二俣支線の起点となっている。駅番号は総武線と武蔵野線でそれぞれ「JB 30」と「JM 10」が付与されており、京葉線は付与されていない。
東京メトロ・東葉高速鉄道の駅はそれぞれ「T 23」・「TR01」の駅番号が付与されている。地下鉄東西線は当駅が終点だが、当駅を起点とする東葉高速線およびJR総武線各駅停車(平日朝夕ラッシュ時のみ)と相互直通運転している。東西線と総武線を直通する電車は東京メトロの駅に発着する。
JR総武本線快速線(総武快速線)は当駅を通過し、ホームもない。1991年(平成3年)10月の千葉県議会で県側が「総武快速の「西船橋駅」停車は困難」と答弁する一方[新聞 2]、2007年(平成19年)第2回船橋市議会定例会で市の企画部長が「千葉県や沿線の市町村がJR側に対して西船橋駅での総武快速線の停車を要望している」と答弁するが[2]快速線ホーム新設の知見は見られない。
JR線は通常各駅停車だけの運行だが、大宮 - 勝浦を武蔵野線経由で運転した臨時特急「かつうらひなまつり号」が停車した。
運転停車
- 舞浜・東京ベイエリア号:日立駅 - 舞浜駅・東京駅間を常磐線・武蔵野線・京葉線を経由して運行する臨時急行列車である。
- わくわく舞浜号:日立駅 - 舞浜駅・東京駅間を常磐線・武蔵野線・京葉線を経由して運行する臨時急行列車で、我孫子駅は通過駅である[報道 1][報道 2]。
歴史
- 1958年(昭和33年)11月10日:国鉄総武本線の駅が旧駅舎で開業する[3]。当時は旅客のみ取り扱った。
- 1968年(昭和43年)12月15日:総武線複々線工事で緩行線へ切り替え、新駅舎に移転する(橋上駅舎化)[5]。
- 1969年(昭和44年)
- 1978年(昭和53年)10月2日:国鉄武蔵野線が開業。9・10番線(現在の11・12番線)のみで営業開始。
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、国鉄の駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる[3]。
- 1988年(昭和63年)12月1日:JR京葉線2期区間の新木場 - 南船橋間、市川塩浜 - 西船橋間、千葉港(現:千葉みなと) - 蘇我間、それぞれが開業し、武蔵野線の直通運転を開始する。
- 1992年(平成4年)1月23日:一般利用者が使用可能な緊急列車停止装置を55ヵ所に設置し、使用を開始する[新聞 5]。
- 1996年(平成8年)
- 2001年(平成13年)11月18日:JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる[報道 3]。
- 2004年(平成16年)4月1日:帝都高速度交通営団(営団地下鉄)の民営化に伴い、東西線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される[報道 4]。
- 2005年(平成17年)1月15日:駅ナカ「Dila西船橋」が開業する[新聞 7]。
- 2007年(平成19年)3月18日:改札口分割工事完成。東京メトロ・東葉高速鉄道でICカード「PASMO」の利用が可能となる[報道 5]。
- 2011年(平成23年)
- 2012年(平成24年)9月29日:びゅうプラザの営業を終了。
- 2013年(平成25年)3月31日:東京メトロが施工して、南口にエレベーターを設置する。
- 2015年(平成27年)
- 2018年(平成30年)4月1日:駅ナカ「Dila西船橋」は運営会社が変更されて「ペリエ西船橋」となる[報道 10]。
- 2020年(令和2年)11月27日:JR東日本の改札内に駅ナカシェアオフィス「STATION BOOTH」が開業[報道 11]。
- 2021年(令和3年)6月12日:総武線(各駅停車)ホームでホームドアの使用を開始[報道 12]。
- 2024年(令和6年)2月19日:みどりの窓口の営業を終了[7][8]。東京メトロや東葉高速鉄道の定期乗車券のみどりの窓口での取扱を終了[7][8][9][10]。
記事本文
- ^ 連絡定期券は発売していない。
- ^ 船橋市(市史)も参照
- ^ 9・10番線ホームの電光掲示板には 「武蔵野線・一部京葉線」 、11・12番線の電光掲示板には 「京葉線・一部武蔵野線」 と表記されている。
- ^ 西端の中野駅は共同使用駅となっており、JR東日本の管轄となっている。境界駅の直近で3社が直通するパターンでは目黒駅が該当し、ここでは東急目黒線と東京メトロ南北線・都営三田線との境界駅で東急の管轄となっているが、両地下鉄が交わる白金高輪駅と白金台駅は東京メトロの管轄となっている。
- ^ 番線ごとにメロディは異なっているが、曲名は同一である。
- ^ 令和4年版船橋市統計書によると、44,551との記載がある。
- ^ 羽田空港行早朝便と羽田空港発深夜便は、船橋駅発着。
利用状況
- ^ “総務省|一般戦災死没者の追悼|船橋市における戦災の状況(千葉県)”. 総務省. 2019年4月1日閲覧。
- ^ 平成19年第2回船橋市議会定例会会議録
- ^ a b c d 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、18-19頁。
- ^ 佐藤信之「国鉄の「東京五方面作戦」」『鉄道ジャーナル』第51巻第2号(通巻604号)、成美堂出版、2017年2月1日、66頁、ISSN 0288-2337。
- ^ 「橋上駅舎が完成 総武線西船橋駅 15日、待望の店開き」『読売新聞』読売新聞東京本社、1968年12月12日、千葉讀賣C、16面。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、605頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
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