眼鏡 フレーム

眼鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 21:18 UTC 版)

フレーム

眼鏡のレンズを眼前に固定するための構造をフレームまたはという。眼鏡フレームの世界三大産地はイタリア、日本、中華人民共和国。日本での生産地は福井県鯖江市福井市であるが、低価格品は割安な中国製に代替されつつある。

眼の前に固定する方法による分類

フレームの第一の目的は、眼の前の適切な位置にレンズを固定することである。固定する方法は、以下のように様々なものが試みられてきた。

鼻眼鏡の例(人物はヴァルター・ネルンスト
一山の例(人物はジャン・レノ
柄付眼鏡
眼鏡に持ち手がついていて、それを持って使用する。最初期の眼鏡はこの形態だったが、現在では日常的に使われることは少ない。現在では、役所などで貸し出し用の老眼鏡として、また、眼鏡店などで試用や検査のために使われる。虫眼鏡とは、(1)虫眼鏡が一枚のレンズから成るのに対して、柄付眼鏡は二枚のレンズから成る(2) 虫眼鏡は見たいものに近づけて使われるのに対して、柄付眼鏡は目に近づけて使われるという違いがある。
紐つき眼鏡
紐で眼鏡を顔に押し当てて安定させるもの。今日では視力矯正用眼鏡よりも保護眼鏡や水中眼鏡で多く使われる方式である。視力矯正用としても江戸時代の日本で使われ、大戦中にはガスマスクの下にかける眼鏡としてドイツの兵士に支給された。現代の日本でも剣道の面の下にかける眼鏡として市販されている。
片眼鏡
片方の眼窩にレンズをはめ込むようにして使う。過去に何度か流行したが、現代では一般的でない。モノクルとも。落下に対する備えとして紐や鎖が付けられることがあった。
鼻眼鏡
テンプルがなく、鼻をばねで挟むような形で装用する。19世紀末から20世紀初頭にかけて流行したが、現代では一般的でない。目立たず、審美上の利点があるが、顔の形によっては掛けるのがほとんど不可能である[40]。落下に対する備えとして紐や鎖が付けられることがあった。レンズの位置角度が狂いやすく、光学的にも好ましくない。フィンチ、パンスネ、鼻掛眼鏡とも。英語の eyeglasses はかつてはこの形式のものをのみ指した[41]。詳細は別項を参照。
一山(いちやま)
テンプルはあるが鼻当てがなくブリッジが直接鼻に当たって眼鏡を支えるもの。現代では少数派である。今日では両者は眼鏡を指す同義語となっているが、英語の spectacles はかつてはこの形式のものをのみ指し、鼻眼鏡を指す eyeglasses と区別された[41]。鼻当てつきのものと違って鼻の高さに合わせて調整することができないので、同一デザインでブリッジ高さを変えたフレームが多数用意された中から、鼻の高さだけでなく出目奥目の具合をも考慮して適切なブリッジ高さのものを選ばなければ正しくかけられない。鼻が高さが同じでも、出目であれば張り出したブリッジを選択すべきではないし、奥目であれば張り出したブリッジが必要になる。一山フレームが一般的だった時代の眼鏡処方箋には、ブリッジの高さ、幅、深さの記入欄があった[42]。落下防止のため、縄手や長手が持ちられることが多い。1912年のアメリカン・オプティカル・カンパニーの一山フレームには、瞳孔間距離、ブリッジの鼻に接する部分の幅、同じく高さ、そしてレンズに対してブリッジが張り出しているか同一平面上か引っ込んでいるかの順列組み合わせで180種のブリッジが用意されていた[43]。店頭に一山フレームが一つあるいは数個しか在庫されていないようでは、そのフレームがたまたま自分の顔に合っているのは幸運な場合のみである。
つる付き眼鏡
鼻当てとテンプルによって支える形式。英語では当初、eyeglasses に spectacles のテンプルを取り付けたものであることから spectaclettes スペクタクレッツと呼ばれた[44]。1913年の書籍では鼻の斜面が垂直に近かったり肌が敏感だったりで一山をかけられない人に勧められるフレームとして位置づけられていた[44]が、現代では最も一般的な形式である。鼻眼鏡と対比しては耳掛眼鏡とも。

素材による分類

メタルフレーム
金属製のフレーム。古くから存在し、真鍮が用いられてきた。近代ではステンレスの導入例が見られるが、強度が高い一方で可塑性に難がある。また材質の性質から重量がかさむため、レンズ周囲は細いワイヤー状、テンプルもワイヤー状かテーパー状の薄板で極力軽量に形成することが一般的である。金属アレルギーの者には不適な場合がある。
金無垢
メタルフレームのうち、材質にを使ったものをいう。実際には純金(24金)は軟らかすぎるので適さず、実用的な硬度が得られる合金の18金や14金の合金が使われる。表記は18K、14K。柔軟性がある、腐食しにくい、金属アレルギーを起こしにくい、などの長所がある一方、貴金属だけあって高価である。
チタンフレーム
チタンで作られたフレーム。加工が難しいため、鉄やステンレスよりも高価であるが、腐食が起こりにくく丈夫で軽いことから、シニア向けフレームに用いられることが多くなった。表記はTi-PまたはTi-C。なお、-Pは純チタン、-Cはクラットチタン。後者はチタンを芯材(ベースメタル)とし、その周囲をニッケル合金等で覆ったもので、ニッケルめっきの表面処理を、通常合金と同様に行うことができる。
フレームカラーの種類を限定されないことから、多様なニーズに合わせることができる。また、パッド足等のパーツがろう離れした際にも、店頭で修理を行えるので、βチタンはチタン合金の中でも通常合金に近い扱いが可能である。チタンフレームは「タイタニウムフレーム」「チタニウムフレーム」とも称される。
チタンは、素材の軽さや丈夫さにより数多くのスポーツブランドも製造している。
銀縁
メタルフレームのうち、で作られたもの。銀は眼鏡フレームには適さないので、商品としてはあまり流通していない。銀をした、銀でないめっき加工されたフレームをいうこともあるが、眼鏡店の店頭では誤解を避けるため、この意味では使われず、俗称である。
形状記憶合金製フレーム
メタルフレームのうち、現代におけるスポーツフレームに多く用いられるもので、激しい運動でずれにくく、運動での衝撃で曲がったり折れたりする事が殆ど無い合金素材を用いた物。反面、衝撃で曲がらないとは裏を返せばフィッティングのために意図的に曲げようとしても曲げられないことでもあるので、レンズの位置角度が正しく合っておらず頭痛や眼精疲労を起こしかねない状態でも、フレームをフッティングで修正することができない。この種のフレームを選ぶ際は、鏡の前で色々掛け比べて、フッティングするまでもなく初めからレンズが瞳に対して正しい位置角度に来ているものを選ぶ必要がある。
軽量チタン合金製フレーム
チタンフレームを極限まで軽量化した物。フレームの重さでずり落ちにくいと宣伝されているが、その一方でフレームが軽すぎるとレンズの重さにより眼鏡全体の重心が前に偏りかえって重さが気になるとする主張もある。変わり種としてリムからブリッジ部分を軽量樹脂製にした物もある。
但し、フレームを極限まで細くした為に、金属疲労を起こしやすく、通常のフレームに比べて耐久性や寿命は劣る。
セルフレーム
ある程度の厚みないし太さを持った、合成樹脂で成形されたフレーム。20世紀に入って出現した。かつて初期の合成樹脂であるセルロイドで作られたことからこのように呼ばれるが、実際の材質は素材の進化によりアセテートが殆どである。安価な眼鏡量販店で売られるフレームはプラスチック製である。プラスチックは金型を用いた射出製造が可能で生産性が良く、着用者のニーズにおいても軽量性を保ちつつ多様なデザイン・色彩に対応できる特長がある。一方、少量多品種生産の高価格品は、射出成形では高価な金型のコストが回収できずかえって高く付くので、アセテートの厚板からの削り出しで作られる。
顔の印象を大きく変えるファッション性が魅力だが、掛け心地の調整に余地が少ないのが欠点である。テンプルの先は、熱で柔らかくして調整できる。しかし、鼻当て部分をこの方法で調整しようとすればリムまで変形してしまう。メタルフレームには智の部分を曲げることでレンズをやや下向きの光学的に望ましい向きに調整できるものが少なからずあるのに対して、セルフレームは通常そのような調整ができない。ただし、メタルフレームでも智に装飾のあるものはレンズの向きが調整できないし、セルフレームでも鼻当てをメタルフレーム同様としたり合い口に初めから大きな隙間のあるデザインとしたりしてそれぞれの部分を調整可能としたものもあるので、あくまでも典型的なセルフレームと典型的なメタルフレームとを比べた場合の話である。
鼈甲縁
鼈甲で作られたフレーム。英語圏ではホーンリム: horn-rimmed glasses)と呼称される。現在ではワシントン条約により輸出入が禁止されているため、非常に高価である(象牙印章同様、規制施行前に輸入された材料で作った製品しかない)。化学合成で作られた鼈甲のセルフレームをいうこともあるが、眼鏡店の店頭でこの意味で使われないのは「銀縁」と同じである。
黒縁・赤縁など
メタルフレームやセルフレームにおいて黒や赤などに着色されたもの。主にセルフレームで用いられる。メタルフレームの黒縁では、特に丸眼鏡ではハリー・ポッターのような印象になり若干の人気がある。
メタルフレームではフレーム素材に焼き付け塗装、セルフレームでは型入れ・型抜き段階でアセテート原料に着色を行われる。
特殊樹脂製フレーム
弾力性があり軽量な特殊樹脂が使われ、スポーツフレームに多用されている。弾力性があり、しなるのでフィット感が高い。また、スポーツや遊戯中の事故でボールなどが当たった場合に、衝撃吸収もしくはフレームが一定の衝撃強度で割れるようになっており、衝撃が集中しない構造になっている。
反面、弾力があるとは裏を返せば調整が効かないことでもあるので、レンズの位置角度が正しく合っておらず、頭痛や眼精疲労を起こしかねない状態でも、フレームをフッティングで修正することができない。この種のフレームを選ぶ際は、鏡の前で色々掛け比べて、フッティングするまでもなく初めからレンズが瞳に対して正しい位置角度に来ているものを選ぶ必要がある。

リムの有無による分類

縁無しメガネの例(ドナルド・ラムズフェルド
サーモントメガネの例(マルコムX
フルリム
金属製やアセテート繊維製の縁で、眼鏡レンズの全周を覆ったもの。
縁無し
レンズの外周を覆う縁のないもの。リムレス: rimless eyeglasses)、フレームレス: frameless eyeglasses)、レンズが二点で留められていることからツーポイント(和製英語)、金属部分が三つあることからスリーピース: three piece eyeglasses)とも。セイコーによれば、眼鏡のフレームとは絵画の額縁のようにレンズを囲っていることから来た呼び名である。その語源から考えれば、レンズを囲っていない縁無し眼鏡の金属部分をフレームと呼ぶのは誤りであり、マウンティング mounting と呼ぶべきだとセイコーでは主張している[45]。古い書籍にも、縁のある眼鏡の金属部分をフレーム、縁無し眼鏡の金属部分をマウンティング mounting[41] またはクラスプ clasp[46]と呼び分けているものがある。
レンズに直接ねじ止めを施し、強度のあるフレームを持たないことから、破損したりレンズのガタつきを生じたりしやすく、実用上の利点はない。フレームがないため眼鏡の存在が目立たず、顔に明るい雰囲気を与え、聡明そうに見える装飾上の利点がある[47]。一見すると縁が無く視界の邪魔にならないように思われるが、実際にはレンズを固定するネジが縁よりよほど視界の中心に近いところに入る上にレンズの端がフレームで覆われていないためそこに光が反射して視界の邪魔になる。
明治期より2000年代初期に至るまで何度か流行しており、眼鏡を強調させたくない人が好んで使用する。昭和3年の書籍にも、社交界の婦人の間にひどく流行して、中には度のない素通しの縁無し眼鏡をかける者もいたとの記述が見える[47]
現存する世界最古のふちなしメガネは、1825年にオーストリア帝国ウイーンのフォークレンダー・アンド・サン社で作られた製品で、左右のレンズがつながった一枚のガラスで出来ており、つるだけが金属で出来ている。
サーモント(sirmon glasses、別称ブロー・グラス、コンビネーションフレームB)
リムの上部はナイロン、下部は金属のフレームで構成されている。1940年代以降普及。著名な装着者は、カーネル・サンダースマルコムX。日本では俗に「眉毛めがね」等の通称がある。
ナイロール(Nyroll)
ハーフリム、セミ・リムレスとも。レンズの上半分のみを金属やアセテート製などの縁で覆い、下半分はナイロン糸で固定したものである。ナイロン糸の調整が必要で、ナイロン糸が経年劣化で緩んだり切れたりするとレンズが抜け落ちてしまう欠点がある。眼鏡店では半年ごとの確認・張り直しを勧めている。1990年代後半より流行し、現在でもかなりの需要がある。
逆ナイロール
アンダーリムとも。ナイロールとは逆に、レンズの下半分のみを金属やアセテート製などの枠で覆ったもの。眉毛周りやまつげ周りが強調される。2000年代にやや流行し、現在でも若干需要はある。
横ナイロール(サイドナイロール)[要出典]
センターリムとも[要出典]。レンズに対して、フレームの中央側を金属やアセテート製などの枠で覆い、フレームの両端側をナイロン糸などで固定したもの。フレーム両端側の固定に余裕が生まれているため、曲面的なデザインなど、フレームデザインの自由度が高い。最近[いつ?]出回ったばかりの新しいカテゴリー。
フルナイロール
レンズの大部分を糸(ナイロール)で固定する。
従来のナイロールはレンズの半周近くにフレームが必要だが、「フレーム」に3点で接する以外は、全てテグスでレンズを囲ったものを、考案者がフルナイロールと名づけた。
試験枠
検査のときに仮の眼鏡を組み立てるのに使うフレーム。仮枠とも。定形のレンズを簡単に抜き差しできるようになっている。オートレフトラクトメーターおよびフォロプターによって導いた度数を試験枠によって実際の使用に近い状態で体験し、最終的な度数を決定する。眼鏡レンズには近視・遠視度数、乱視度数、乱視軸などによって非常に多くの種類があり、全てについて試験用のレンズを用意するのは不可能に近い。そこで仮枠では近視・遠視用レンズ、乱視用レンズ、さらに必要ならば遠近両用レンズを重ね合わせて装着し、乱視用レンズを乱視軸に合わせて回転させることで体験すべき矯正状態を再現する。レンズの形は真円かつ小径である。真円でないと乱視用レンズを回転させることができないし、小径でないと厚みが増し複数枚重ねることが困難になるためである。

レンズの形状による分類

一般的な丸眼鏡の例
ティアドロップの例(人物はダグラス・マッカーサー
ラウンド
円形を模したもの。いわゆる「丸眼鏡」。ただし真円では眼の錯覚により、縦長の楕円に見えるため、若干横長になっているものが多い。
オーバル
楕円。
ボストン
三角形
ウェリントン
台形
フォックス
つり目。「教育ママ」のカリカチュアに描かれるような型。1950年代のアメリカ合衆国で女性用として流行。
日本では、1950年代に一世を風靡した男性コメディアントニー谷がステージや映画で着用していたことで知られる。トニー谷がフォックス眼鏡を使ったのも「アメリカかぶれの毒舌芸人」というカリカチュア的イメージの強調が目的であった。
スクエア
長方形正方形
カニ目
天地(上下の高さ)の極端に浅いもの。
オクタゴン
八角形。
ティアドロップ
茄子型とも。tear drop和製英語であり、英語圏ではアビエイター: aviator sunglasses)といい、1930年代に開発されたレイバンのアビエイター型がその由来。ダグラス・マッカーサーが使っていたサングラスとして有名である。

著名人にちなむ分類

ロイド眼鏡の例(ハロルド・ロイド
ロイド眼鏡
セルフレーム、フルリムで、ラウンドタイプのもの[48][49][50]。黒縁のものが多い。

テンプルの形状による分類

縄手の眼鏡
半掛け
一般的な形状。平仮名の字状になっている。
縄手
巻きつる、ケーブルテンプル、スポーツフレーム[注 2]とも。別名のとおり、テンプルが耳たぶのまわりをぐるりと巻きつくように作られたもの。元々は眼鏡の必要な人が乗馬中に眼鏡を落とすことがないよう開発されたものだが、最近は眼鏡の常用が必要な子どもが激しい遊戯の最中に落とすことがないよう使用される場合が多い。中度以下の近視は見えれば掛けなくてもいいが、遠視の子どもは正常な視力の発育のために眼鏡を常用することが多く、縄手フレームが使用されるのが普通である。眼鏡は衝撃が加わったとき外れることによりショックを吸収できるとする考えから、遊戯中の事故などの際に外れないと衝撃が耳や鼻に直接加わり怪我を負いやすくなるとして縄手フレームの使用に否定的な見解もある。ボールなどが当たった場合広い面積に圧力が加わることになるが、逆に繩手の蔓のメガネを掛けていた場合、狭い面積に力が集中し、特に蝶形骨を傷めた場合これが視神経にまで及び、最悪の場合は失明に到る恐れがあると報告されている。落下防止のために一山に多く用いられた。半掛けと比べると細身に作られている。
長手(ストレートテンプル)
落下防止のために一山に多く用いられた。

フィッティング

眼鏡フレームを使用者に合わせて調整することを、日本では「フィッティング」という。英語圏で眼鏡の「フィッティング(fitting)」といえばフレーム調整よりも顔に合った眼鏡フレームを選択することに主眼があり、日本語でいうフィッティングはむしろ「アジャストメント(adjustment)」というが、ここでは日本語でいうフィッティング、つまり英語の「アジャストメント」について述べる。

フィッティングは、次の三つの要素を満たすべく行われる。

  1. 光学的要素
    • 光学的要素とは、レンズを正しい位置に、適切な頂間距離、前傾角で固定することである。これを満たしていないと、検査結果のとおりの見え方にならなかったり、不要なプリズムにより頭痛や眼精疲労を生じたりする。
  2. 力学的要素
    • 力学的要素とは、眼鏡がずり落ちたり側頭部が痛くなったりせず、快適にかけ続けられることである。
  3. 美的要素
    • 美的要素とは、見た目に美しく、顔に調和していることである。

フィッティングは、三要素をバランスよく満たすことを念頭に置いて行うべきである。いずれかの要素ばかり気にして、他の要素を無視するようでは良くない。

眼鏡店にあるどのフレームを選んでもフィッティングさえすれば三要素を満たすことができるわけではない。使用者の顔に合わないフレームを選んでは、どうフィッティングをしても三要素を満たすことができない。フレーム選択の段階からフィッティングが始まっているとも言われ、先にも述べたが、英語で眼鏡のフィッティングといえばむしろフレーム選択のことである。前述の鼻眼鏡は、少なくとも流行していた当時には美的に優れたものと見なされていた[51]が、光学的にはレンズが斜めになりやすい問題点があり、力学的にも顔つきによっては掛けることが不可能で、光学的・力学的には必ずしも好ましくないことが当時から知られていた[51][52]。弾力ある素材で作られたフレームは、なるほど力学的要素を満たしやすいが、光学的要素には疑問が残る。弾力があり曲げても元に戻るとは、逆にいえば意図的に曲げようとしても曲げられないことでもあるので、レンズが正しい位置に来ていなくてもフレームを曲げて修正することができないからである。

フレームの種類によっては、フィッティングに制限のあるものや、ほとんどフィッティングのできないものもある。そのようなフレームでは、眼鏡デザインではなくフレーム選択が特に重要であり、フィッティングするまでもなく、初めから三要素を満たすものを選ばなくてはならない。

眼鏡の装飾品としての側面とフィッティングとのバランスも問題になる。例えば、セルフレームの調整しにくい鼻当てを嫌ってこれを交換すると、かけ心地やレンズ位置の適切さは向上したとしても、フレームの見た目が元々と異なってしまう。ブランド名の頭文字をモチーフにした装飾がテンプルの根元から側面に施されているとして、フィッティングのためにテンプルを曲げると装飾が歪んでしまう。これらを許容するか否かという問題である。

なお、オーダーメイドやセミオーダーメイドのフレームもあり、オーダーメイドは顔の輪郭のデータを測定して、その人にフィットするように納品され、セミオーダーメイドはパーツの組み合わせで見た目が顔に調和するように最適なパーツを組み合わせて納品される(その為のサンプルフレームも展示されている)。いずれにせよ少数生産になる為コスト高になる。また、オーダーメイドフレームの場合は第三者に譲渡した場合は顔の輪郭が合わずにフィットしない事もある。

フレームサイズ

眼鏡の大きさは「46□18-135」のような形で表記されることが多い。この場合、レンズ横幅46mm、鼻幅(山幅)18mm、つる長さ(テンプルをまっすぐ伸ばした長さ)135mmを表記している。この表記法は□マークからボクシング・システムと呼ばれる。

この三つの数字のうち前二者を足し合わせたものをFPDと呼ぶ。Fはフレーム、PDは pupil distance つまり瞳孔間距離、装用者の両目の瞳の間隔であり、FPDは元々の意味ではそのフレームが対象とするPDを意味する。つまり、FPD64mmとは、元々の意味ではPD64mmの人のためのフレームサイズという意味であった。

かつて第二次世界大戦前から終戦後しばらくまでは工場で予め定型に仕上げられたレンズで眼鏡を作る場合があり、その場合フレームの選択によってレンズ中心の間隔を瞳の間隔に合わせていた[53]

当時の眼鏡レンズは、レンズの見た目の中心がそのまま光学上の中心であることが原則だったので、光学中心の間隔=右レンズの幅/2+鼻幅+左レンズの幅/2である。当時も現在も右レンズと左レンズの幅はよほど奇をてらったフレームでないかぎり同一なので、右レンズの幅/2+左レンズの幅/2=レンズ幅である。つまり、光学中心の間隔=レンズ幅+鼻幅=FPDとなり、PDと同じFPDのフレームを選べば定型のレンズをフレームにはめるだけで左右の光学中心の間隔が瞳の間隔に合う仕組みであった。今日でも眼科や眼鏡店で検査の際に仮に組み立てる眼鏡は同じ仕組みである。その意味で、当時はこの表記にはフレームを選択する上で重要な意味があった。あえてPDと異なるFPDのフレームを選ぶならば、PDのズレにより頭痛や眼精疲労を起こさぬように見た目の中心と光学中心とをずらしたレンズを作る必要があった。

今日では、工場で大きく作られたレンズを、店頭でフレームに合わせて小さく削りなおして眼鏡を組み立てており、眼鏡として完成した時点ではレンズの光学中心と見た目の中心とは異なるのが普通である。光学中心とPDとはレンズの削り方で合わせるので、FPDとPDとが合っていなくても光学上の問題は出ない。そうすることで多様なレンズの形を実現でき、また装用者のPDに合わせて複数のFPDのフレームを生産・在庫する必要もなくなった。その意味で、この表記には今日かつてほどの重要性はなく、中にはこの表記のないフレームもある。とはいえ、FPD<PDでは他人から斜視のように見えて違和感が生じる。FPD>PDならば見た目はおかしくないが、極端にFPD>>PDでは厚く重い眼鏡になってしまう。今日でも、FPDがPDと同じか大きいフレームを選択したほうが良く、強度数ならばFPD<PDにならない範囲でできるだけFPD=PDに近いものが良いとは言える。

フレームサイズが大きいほうが、レンズを通して見られる視野が広くなるという利点がある。ただし、それは上述のフィッティングを理想的に行うことができた場合である。現実には、大きなフレームの眼鏡はフィッティングが難しくなるので、顔との適合を考えずにむやみに大きなフレームを選ぶと、次のような理由によりレンズ面積のわりにはレンズを通して見られる視野が広くならないことがある。以下、レンズを通して見られる視野を単に視野という。

  • 大きなフレームで作成した眼鏡は重量が増す。レンズが大きくなるにつれて厚みも増すので、フレームのサイズを少し大きくしただけでも、重量は大きく増す。重い眼鏡を無理にずり落ちないようにフィッティングすると耳や鼻が痛くなりやすいので、完全にはずり落ちを防止できないことがある。眼鏡がずり落ちると、上方向の視野が狭くなる。
  • 眼鏡より小さなコンタクトレンズのほうが視野が広いことからも分かるように、同じ大きさのレンズでも眼に近いところに固定されれば視野が広くなり、眼から遠ければ視野が狭くなる。眼鏡がずり落ちると、鼻の斜面に沿って移動し眼から離れてしまうので、横方向の視野もずり落ちない場合より狭くなる。
  • フレームが大きいと、顔立ちによってはレンズ上部がに当たったりレンズ下部がに当たったりしてしまい、このことによってもずり落ちやすくなることがある。この問題を鼻パッドを高く調整することで解決したとしても、眉や頬に当たらないところまでレンズを遠ざけていることに他ならないので、眼とレンズとの距離が離れてしまい、レンズ面積の割には広い視野が得られない。
  • 大きなフレームでも、鼻方向には鼻が邪魔をしてほとんどレンズを大きくできないので、理想的なフィッティングができたとしても鼻方向の視野はほとんど広くならない。眼からレンズが離れてしまえば、眼に近づけてフィッティングされた小さなフレームよりも、鼻方向の視野はむしろ狭くなる。

眼鏡がずり落ちてレンズが眼から離れてしまうことには、他にも次のような不利益がある。

  • 外見上みっともない。
  • 近視用では意図したより矯正効果が弱くなり、遠視用では強くなってしまう。
  • 自分からの見え方の歪みが大きくなる。
  • 他人から見ても、レンズを通して見える顔の輪郭とレンズを通さない輪郭とのズレが大きくなる。

1833年に、イギリスロンドンの眼鏡商が著した本では、レンズの大きさは直径にして、3/4インチから1インチ(メートル法換算で、19ミリから25.4ミリメートル)もあれば実用上十分であり、フレームが視界に入って気になるという例の十中九までは、眼鏡が顔に適切にかかっていないか眼から離れすぎているのが原因であるとしている[54]。昭和3年に日本の眼科医が著した本では、眼鏡レンズが大きくても小さくても結局その中心しか鮮明に見えないのだからレンズの大小は光学的には問題にならないとし、もっぱら顔に似合うかどうかでレンズの大きさを決めるように勧めている[55]

また、表記には総寸法の提示が無く、丁番部などがレンズから横に張り出したデザインやテンプルの曲げられてからのサイズは分からないため、同表記であっても横幅寸法はデザインによって違うため、実際に試着装用してみたり専門家による調整が必要である。

眼鏡は、横幅は眉毛の長さに合わせ、縦幅は鼻の上部にかかる程度が丁度良いサイズだが、あくまで目安とし、店員と相談をして合わせるのが望ましい。


注釈

  1. ^ 高級腕時計の風防に用いられるものと同じ。
  2. ^ 現在ではスポーツフレームと呼ぶのは稀であり、スポーツフレームと呼ばれない傾向であり、「スポーツフレーム」で調べると、一般的な半掛けの形状記憶合金又は特殊樹脂製フレームの事を示す。
  3. ^ ハーフリム眼鏡の一種で眼鏡フレームの半分が無い構造の眼鏡[69]。名称は眼鏡フレームの下半分が無く、レンズをナイロン糸で留める仕組みのナイロールフレームに由来する[70]
  4. ^ 特に美少女を描くイラストにおいて鼻は詳細な描写を避ける傾向にある[71][72]

出典

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