RWBY 舞台・用語

RWBY

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/27 14:52 UTC 版)

舞台・用語

レムナント(Remnant)
作中の世界の名称。複雑な変形武器やロボットなどの高度に発達した科学技術と、ダストやオーラに由来する魔法技術が同居した世界。ヴェイル、ミストラル、ヴァキュオ、アトラスの4王国に分かれている。
普通の人間のほか、動物の特徴を備えた獣人「ファウナス」がいる。はるか昔から魂を持たない怪物「グリム」によって人々の生活は脅かされ続けてきたが、現在はグリムを討伐する「ハンター」によって比較的平和な暮らしが保たれている。
また、夜空には砕けていく月が浮かんでいる。
ヴェイル(Vale)
物語の主な舞台となる王国、またはその首都。レムナントで最も大きい大陸であるサナス(Sanus)大陸の北東部に存在する。国章は交差した2本の斧、通貨はリエン(Lien)。ビーコン・アカデミーはヴェイル市街の東側に位置し、市街西側は海に面している。その海の向こうにはルビーとヤンの故郷である島・パッチ(Patch)があり、シグナル・アカデミー (Signal Academy) が存在する。その他の作中で登場した地域は以下の通り。
エメラルド・フォレスト (Emerald Forest)
ビーコン・アカデミー新入生に課せられる実力試験が行われた森。緑が豊かで起伏に富んだ地形であり、北端にはストーンヘンジのような遺跡が存在し、また多数のグリムが生息している。
フォーエバー・フォール (Forever Fall)
市街の北側やや東寄りに広がる紅葉の美しい丘陵地帯。立ち並ぶ木々からは甘味のある樹液を採取できる。敷地内には鉄道が通っており、シュニー・ダスト・カンパニーのダスト輸送列車が運行している。グリンダとRWBY、JNPR、CRDLの3チームが校外実習で訪れた。
マウンテン・グレン (Mountain Glenn)
市街のはるか南東に位置する、緑深く多くの洞窟が点在する丘陵地帯。ヴェイルの領土拡大策として計画都市が築かれたが、グリムの流入によって現在は広大な廃墟と化している。かつては1,000人以上の労働者が生活し、市街地に直通する地下鉄が通っていたが、それもすべて封鎖された。もはや人も通わぬ地のはずだが、最近になって人の感情に引き寄せられるはずのグリムの目撃例が急増している。
アトラス (Atlas)
レムナント北端のソリタス(Solitas)大陸に存在する王国で、4王国の中では最も新しい。国章は地殻を貫く槍。政府・アカデミー・軍が一体化しており、アカデミーの卒業生も基本的に軍の特殊部隊に所属することを強く推奨されている。高度な技術を有しており、CCTシステムを開発し、軍隊の大部分がアンドロイドで構成されていることからもそれが伺える。また、シュニー・ダスト・カンパニー本社の所在地でもある。
かつてはその地域にマントル(Mantle)という王国が存在した。ソリタスの極寒の環境はグリムに対する防御には有効であったが、人類にとっても苛酷な環境だったためソリタスの開拓者たちは生き延びるために試行錯誤を重ね、その結果いち早くダストの運用を含む科学技術を発展させていった。80年前の戦争がそれに追い討ちをかけ、武器の力やダストの新しい応用法によってマントルの領土はさらに拡大、ダストの採掘・研究用の土地も増加していった。特に王国の戦闘訓練校アルシウス(Alsius)近隣の地域が研究開発施設の建設に最も都合が良く、アルシウスは戦争終結後アトラス・アカデミー (Atlas Academy) として再編成され、「市民への恩返し」としてマントルは戦時中に利用されたダスト技術を利用してアカデミーを増強していった。アトラス・アカデミーの領域は急速に拡大し、軍の施設や研究所、果ては住宅地までが建設された。結果としてアトラス・アカデミーの周辺地域はマントルの首都を凌ぐ大都市となり、首都機能が移転したことで王国としてのアトラスが誕生した。そのアトラスの繁栄は「我が世の春」と称されているが、一方でマントルに残された者たちにとっては「一番厳しい冬」であると言われている。
作中で登場したロボット兵器は以下の通り。
Atlesian Knight-130 / AK-130(アトラシアン・ナイト130)
『Black』トレイラーで初登場した戦闘用アンドロイド。レムナントに広く普及したモデル。武装はガトリングガンと両腕部に内蔵された近接戦用ブレード。起動時にフェイスカバーで頭部が保護されるギミックがある。
Atlesian Knight-200 / AK-200(アトラシアン・ナイト200)
AK-130の後継モデルとして発表された新型アンドロイド。AK-130と比較して「より賢く、動作が滑らかで、フレンドリーである」と喧伝されている。武装はライフル。
Atlesian Paladin-290 / AP-290(アトラシアン・パラディン290)
アンドロイドだけでは対処できない状況を想定し、アトラスとシュニー・ダスト・カンパニーの共同で開発された搭乗型のロボットスーツ。武装は腕部の銃火器や肩部ミサイルランチャーのほか、展開式のマニピュレーターを備え近接戦にも対応できる。Vol.2では試作段階の機体がホワイト・ファングによって盗み出され彼らの戦力として利用された。Vol.3ではアトラス軍の制式採用機として白い塗装の機体や、装甲形状の異なる新型が登場。
ヴァキュオ (Vacuo)
サンの生まれ故郷の王国で、サナス大陸の西部に存在する。国章は3本の剣。国民は過酷な自然災害にも耐えられるほど屈強で、他国の国民に比べると上品さに欠けていると言われているが、その一方で他者と互いに尊敬し合える心を持っており、「ここ(ヴァキュオ)で生き延びることができたら、ここの仲間だ」という暗黙のルールがある。また国民たちは皆ラフな服装を好む正装とは縁遠い国柄であるためか、そこに存在するシェイド・アカデミー(Shade Academy)には制服が存在しない。
領内には荒涼とした荒地が広がっているが、かつて人間が荒廃させる前は楽園だったと言われている。広大な砂漠の中央部には密林などの天然資源が豊富で、地理的な守りも堅く、世界一のダスト埋蔵量を誇るオアシスがあった。砂漠を越えてきた遊牧民たちはオアシス周辺に定住し、そこで古代のヴァキュオは繁栄していた。
しかし豊かな環境のために、他の王国が生存のために文化を発達させていく中で出遅れ、やがてヴァキュオの豊富な天然資源に目を付けた他国の侵略を受け、それを止めることができなかった。 長きに渡る戦争と乱開発、そして環境破壊によって豊かな環境は荒廃し、国民たちは乏しい資源やグリムの襲撃などの理由で頻繁に移住しながらキャンプ生活を行っていた。80年前の戦争終結後にようやく正式な政府が発足したものの、国民たちはその統治を支持せず、王国のハンター養成学校であるシェイド・アカデミーを設立しその指示に従ったという。
ミストラル (Mistral)
レムナントを構成する4王国のひとつで、サナス大陸の東側にあるレムナントで2番目に大きい大陸のアニマ(Anima)大陸に存在する。国章は盾。領土は4王国の中で最も広く、その分生態系や生活様式にも幅広い多様性が見られる。 ヘイヴン・アカデミー(Haven Academy)の所在地。かつてピュラがこの王国のトーナメントで4年連続優勝という新記録を打ち出したということが語られている。
国民にはあらゆるものに価値を見出す気質があり、上流階級はファッションや建築、演劇といった文化への貢献で世界的に有名である。一方で下層階級には世界最大のブラックマーケットが存在し、金さえあればあらゆる物が手に入り、殺し屋に殺人を依頼することも出来る。当然王国の評議会も犯罪者に対する警戒は怠ってはいないが、領土が広い分監視にも限界があり、首都から離れたいくつかの地域は犯罪者の隠れ家になっている。またミストラルの国民たちは身分の差に関わらず自然、特に海と空への敬意を持っているが、これはミストラルの文化や技術の発展はその土地の地理や天然資源の存在が強いためである。ミストラルの最初の居住者は風で削られてできた崖で身を守りながら暮らしていたが、その後人口が増加するとともに土地を利用する技術を発展させ領土を拡大していったという。作中で登場した地域は以下の通り。
ウィンドパス (Windpath)
ミストラルの首都から北側にやや離れた地域に存在する都市。地理的に王国の評議会の監視の死角になる場所に存在し、犯罪者たちの隠れ家となっている。
クチナシ (Kuchinashi)
ミストラルの首都から南側にやや離れた地域に存在する都市。同様に、評議会の監視の目が届かない犯罪者たちの隠れ家となっている。
シオン (Shion)
ミストラルに存在する村のひとつだったが、レイヴン率いる盗賊の襲撃、そして引き起こされたパニックに呼応したグリムの襲撃により住民たちはひとり残らず全滅した。
ヒガンバナ (Higanbana)
チームRNJRが旅の途中で宿泊した村。
オニユリ (Oniyuri)
かつてミストラル政府の方針に疑問を抱いた富裕層たちが、新しい王国に発展していくことを夢見て作り上げた街。その富裕層の中にはレンの両親もいたという。だが、たった1匹のグリムの侵入によって街は全滅した。
クロユリ (Kuroyuri)
レンの故郷である廃墟の村。ルビーとジョーンがティリアンの毒を受けたクロウの治療のために薬を探して訪れた。ある晩に1匹のグリムの襲撃により村は壊滅、レンの両親も死亡した。
マツ湖 (Lake Matsu)
アニマに存在する巨大湖。湖上にはグラビティ(重力)ダストの結晶によって浮遊している浮島が多数存在し、またその影響で気流の乱れが激しい。
メナジェリー (Menagerie)
アニマの南側にある小さな大陸で、80年前の戦争終結後、人権が認められたファウナスに人間から贈られた土地だが、その大半が砂漠に覆われ、危険な野生生物も多数生息しているためヴァキュオとは異なり砂漠の活用にも向かないなど、お世辞にも生活に適した場所とは言えない。数少ない安全な土地はファウナスたちの最大限の努力によって、どのファウナスからも歓迎されるような素晴らしい町に生まれ変わったものの、その町を見るたびに自分たちはまだまだ下等市民であると思い知らされると感じる者も多い。
ダスト(Dust)
作中において様々なもののエネルギー源となる物質。かつてグリムを退けるために生み出された人類の英知の結晶である。
地水火風の自然エネルギーを基本としているが、それらが融合し別のエネルギーを発生させるダストも存在する。
これらのエネルギーはオーラによって発動し、火薬のように武器に用いられたり、飛行機などの乗り物やロボットの燃料とされたり、レムナントのあらゆるところで活用されている。しかし、レムナントの大気圏を離れるとダストは力を失ってしまう性質があり、このため未だに作中の人類は宇宙進出を果たしていない。また、どのようにしてダストが発生したかは未だ解明されていない。
宝石のような結晶状のものや粉末状のものがあり、後者は前者を精錬したものだが、くしゃみ程度の衝撃でエネルギーが暴発するため、取扱いには注意が必要である。前者は後者より強力だが、使用者の技量が及ばなければ使いこなすことはできない。
現在では兵器開発技術の進歩により、ダストを利用した弾薬を銃器から撃ち出すだけで、容易にその力を引き出せるようになったが、その一方でダストを衣服に織り込んだり、身体に直接融合させたりすることで力を引き出す旧来の使用法を用いる者も少なくない。
オーラ(Aura)
人類や生物などが有する力、魂の顕現。戦闘における攻撃や防御に利用でき、治癒力を高めることもできる。機器で計測することもでき、オーラの残量を確認しながら戦うことが重要らしい。
人によってセンブランス(Semblance、特性)が異なり、親族間での遺伝もない(ただし偶然同じセンブランスになる可能性はある)が、例外的にシュニー家のセンブランス「魔方陣生成」と「召喚」は一族で遺伝するとされている。また、グリムは魂を持たない怪物であるためオーラを発さない。
グリム(Grimm)
人類誕生以来、長い間ずっと彼らを脅かしている怪物。そのルーツは闇と破壊を司る弟神が自らの破壊願望を分け与えた存在であるとされる。
動物に似た見た目だが、闇のように真っ黒な体と赤い紋様入りの白い仮面が特徴。人間とその創造物を優先的に狙うことと人間の負の感情に引き寄せられるという性質を持つ。魂を持たず、倒されると黒い煙に変化していく描写がある。そのためオーラは使えないが、すべてのグリムが「心」を持たないわけではなく、戦いを生き延び年老いたグリムは知恵を身に付け、より狡猾な殺戮者となる。 作中で登場したのは以下の通り。
ベオウルフ (Beowolf)
人狼型のグリム。「アルファ・ベオウルフ」というより強力な個体も存在する。
RWBY CHIBIではシンダーの配下として登場。シーズン2:14話ではメインの話があり、ベオウルフのマイクとマーティーが「ダジャレの金髪」に斃されたラリーの冥福を祈っている。マイクとマーティーはシーズン3にも登場している。
アーサ (Ursa)
熊型のグリム。小型の個体「アーサ・マイナー(Ursa minor)」と大型の個体「アーサ・メジャー(Ursa major)」が存在する。
キング・タイジツ (King Taijitu)
蛇型のグリム。胴の両端に頭を1つずつ持つ双頭が特徴。
デスストーカー (Deathstalker)
サソリ型のグリム。外殻は硬くクレセント・ローズでの至近射撃も通用しない。
ネヴァーモア (Nevermore)
鳥型のグリム。より大型の「ジャイアント・ネヴァーモア(Giant Nevermore)」も登場する。羽根を飛ばしての遠距離攻撃や大きな翼での体当たりを行ってくる。また見た目よりも硬く、生半可な攻撃ではビクともしない。
ボーバタスク (Boarbatusk)
イノシシ型のグリム。体を丸め回転しながら高速で突撃したり、牙で相手に組み付いたりとかなり凶暴。ほぼ全身が硬い殻で覆われているが腹部のみは装甲がない。
ゴライアス (Goliath)
象型のグリム。群れで行動しており、ウーブレック博士によると少なくとも100年以上を生きているとされる。その間に経験則として「人間を襲えばより大勢で反撃される」「人間は非力だが心で補う」などと学習しており、むやみに人間を襲うことはせず、ヴェイル南東部の森林丘陵地帯を徘徊している。
クリープ (Creep)
二足歩行の恐竜型のグリムだが、腕はない。
グリフォン (Griffon)
グリフォン型のグリム。尻尾の先には白く鋭い棘が複数生えている。
ベリンゲル (Beringel)
ゴリラ型のグリム。顔面を含む左上半身が爛れたような形状をしており、強力なパワーと高い耐久性を持つ他、ある程度の知性を持つ。
ガイスト (Geist)
憑依型のグリム。足のない黒いボロ布のような体に一つ目の仮面のような顔を持つ幽霊のような姿をしており、周囲の物体に憑依して体を構成し相手を攻撃する。
RWBY CHIBIにてフロイド(名前はシーズン2:14話)という名前の軽薄なお調子者キャラが登場し、憑依して悪事を働こうとするも散々な目にあわされている。
ペトラ・ガイガス (Petra Gigas)
ガイストが大小様々な岩に憑依することで出現した巨人型グリム。たとえ体の一部を破壊してもすぐさま他の物体で補修してしまうため耐久性が高く、胴体に浮き出たガイスト本体の顔を攻撃しなければ倒せない。
アーマー・ガイガス (Arma Gigas)
ガイストが憑依した巨大な鎧。戦闘用アンドロイドの比ではない戦闘力を持ち、『White』トレーラーでワイスの戦闘訓練の相手として利用された。
シアー (Seer)
セイラムとその配下の使役するクラゲ型のグリム。球形の半透明の胴体から赤く細長い触手が生えた姿をしている。Volume 5:2話にてCCTの機能しなくなった現時点で大陸間の通信手段として使われている。
ナックラヴィー(Nuckelavee)
ナックラヴィーのような姿をしたグリム。骨の露出した巨大な馬の背から地面を引きずるほど長い両腕を持つ人型の上半身が生えた異形の姿をしており、人型の頭部には2本の湾曲した角が生え、背中には過去に受けた矢が数本刺さっている。高速で伸縮する強靭な両腕を武器とし、その場から全く動かずとも周囲の敵を一掃することのできる高い戦闘力を持つ。また人形の頭部から発せられる叫び声からは強い嫌悪感を与えられる。また、殺害した人々の使っていた武器を住処に持ち帰るなど知性を持つことを伺わせている。クロユリもこのグリムによって壊滅させられた。
ランサー(Lancer)
スズメバチ型のグリム。アニマのマツ湖の浮島を拠点として活動している。腹部の針を銛のように打ち出すことができる。女王蜂に相当する「クイーン・ランサー(Queen Lancer)」もおり、こちらは頭部の両側にある穴から爪状の物体を射出して攻撃する。
名称不明
ドラゴン型のグリム。赤く薄い膜のような翼と首元まで裂けた大きな口が特徴。マウンテン・グレンの岩山の中で眠っていたが、ヴェイルに侵攻したグリムによる破壊と混乱に呼応するかのように目を覚ました。体から滴り落ちる黒い粘液から新たなグリムを生み出すことができる。
シンダーの策によりビーコンアカデミー塔頂部を巣にしようとしたが、「銀の眼の力」を暴走させたルビーにより、活動を停止しているものの消滅しない「凍結状態」となり、塔頂部の通信塔に横たわっている。
名称不明
海竜型のグリム。細長い胴体をした東洋の龍のような姿をしており、普段は海中を泳いで活動しているが、背中に折り畳んでいる羽を展開することで飛行することも可能。口から発射する電撃で攻撃してくるほか、その巨体による体当たり攻撃も行ってくる。
ハンター(Huntsmen/Huntresses)
オーラやダストを用いた高度な戦闘技術を習得し、グリムの討伐をはじめとした人類社会の守護と治安の維持を役割とする職業。原語版では男性名が「ハンツマン」、女性名が「ハントレス」と男性形と女性形が存在するが、日本語訳では総称として「ハンター」が用いられる。
80年前の戦争終結後、軍隊とは異なるグリム討伐に専念する戦士の育成を目的としたアカデミー制度の制定に併せ、職業として確立された。初等の戦士養成学校の卒業生で資質があると見込まれた者は、4王国に1つずつ存在するアカデミーに入学することができる。在学中はチームで活動し、チームワークや他者を思いやる心を学ぶ。各アカデミーの指導方法はそれぞれ異なるが、自分の道を歩むことができるハンターを育てることを目標としている。また国家の思想に囚われず平和を守るために、アカデミーを卒業したハンターたちは特定の王国への忠誠心を持たず、任務や仕事相手を自由に選ぶことができる。
ビーコン・アカデミー(Beacon Academy)
ルビーらが所属しているハンター養成学校。校長はオズピン教授で、彼をはじめハンターらが教鞭を執っている。ワイス曰く「ただ訓練や演習を繰り返すだけの並の養成学校とは違う」とのことであり、戦闘訓練だけでなくグリムの生態やレムナントの歴史などについても学ぶ。
基本的には17歳で入学するが、ルビーのようにその才能を見出されるなどして正式な手続きを経ずに入学する生徒もいる。ファウナスの生徒も入学できるが、アカデミーにおいても彼らを差別する学生がいる。
入学してすぐに行なわれる実力試験によってチーム分けがされ、その4人でその後の学園生活を一緒に過ごすことになる。リーダー決めやチーム名(名前の頭文字を4つ並べる)もその際に決められ、また寮の部屋もその4人ごとに割り当てられ共同生活を送ることになる(男女混成チームなら部屋も男女同室)。敷地内には大きな食堂があるほか、個人的に料理が出来る設備もある。座学用の講義室や戦闘訓練用のホール、図書館、航空機・飛行艦船の発着場といった充実した設備を誇る。
ヴァイタル・フェスティバル (Vytal Festival)
2年に一度4王国の持ち回りで開催される国際式典。80年前の戦争の終結後、4つの王国間の平和を祝うために作られた。 その際に行われるトーナメント戦では、4王国が擁するハンター訓練校の生徒たちがお互いの技量を競い合う。
トーナメントはチーム戦・ダブルス戦・シングルトーナメントの順に行われ、4人全員のチーム戦の勝利チームの代表2名がダブルス戦に進み、ダブルス戦の勝利チームの代表1名が決勝トーナメントのシングル戦に進む。対戦相手はランダムに抽選され、特に決勝トーナメントではハンターの臨機応変な対応を計るために試合直前に対戦相手が抽選される。 また、試合中にオーラが20%以下になった選手は判定負けとなる。
アミティ・コロシアム(Amity Colosseum)
ヴァイタル・フェスティバル・トーナメントの会場として建造された空中浮遊コロシアム。4王国の科学技術の粋が集められており、バトルフィールド上にレムナントの様々な場所の環境を再現することができる。
ファウナス(Faunus)
動物の特徴を有した獣人の呼称。耳や角、尻尾など器官には個人差があるが、共通して高い身体能力と暗視能力を有する。また、彼らもオーラを有する。同じ動物のファウナス同士からは親と同じファウナスが産まれ、人間とファウナスではどちらかが、異なる動物のファウナス同士からはランダムな動物のファウナスが生まれるらしい。
人間とファウナス間の対立の歴史は古く、古代の人間は動物的特徴を持つファウナスを死ぬほど恐れ、人間が個体数で勝るようになるとファウナス側も彼らが自分たちの天敵であると認識するようになり、グリムの脅威による慢性的な安全地帯の不足もあって両者の対立は深まり、ファウナスはアニマ大陸の南にあるメナジェリーという島に隔離されてきた。
転機となったのはサナスのある村がグリムに襲撃された際に人間とファウナスが生存のために団結したことで、この時人間はファウナスが自分たちとそれほどかけ離れた存在ではないことを知り、80年前の戦争の後に各王国が新たな争いを避けるため協調路線を取ったことに伴いファウナスもレムナントの平等な民としての権利を勝ち取った。しかし未だに差別は続いており、デモなどがニュースで取り上げられている。
ホワイトファング(White Fang)
ファウナスの過激派組織。シュニー・ダスト・カンパニーやその関係者に対してたびたび危害を加えており、人的な被害を出すことも厭わない。劇中ではヴェイルで相次ぐダスト強盗における実行部隊として暗躍しており、アトラスが開発した兵器までも導入して人間社会との対立の姿勢を鮮明にしている。
かつて人間とファウヌス間の戦争が終結した際、両者の和平のためにギラ・ベラドンナの下に結成されたが、5年前にリーダーがシエナ・カーンに変わったことを機にテロをも辞さない過激派組織に様変わりしていった。ブレイクは幼少期からこの組織に所属していたが、その方針に疑問を抱き離反した。
メンバーはグリムを模した白い仮面を被っているが、これは人間が自分達にモンスター(≒迫害・排除の対象)になれと要求するのなら、あえてモンスターの顔を借りてシンボルとしよう、という思想に基づいたものである。ただし、メナジェリーのホワイトファングは仮面を着けていない。
CCTシステム (Cross Continental Transmit system)
「大陸間通信システム」と呼ばれる、レムナントにおける通信の要。開発にはアトラスが携わっている。王国の領土外ではグリムの脅威により、メッセンジャーによる情報伝達や通信設備の設置などが難しく、また人工衛星を用いた通信は、前述の通りダストが大気圏外では力を失ってしまう性質により未だに宇宙に進出できていないことから不可能なため、それらに代わる通信手段として発明された。
各王国のCCTタワーを介して大陸間の通信が行われる。王国内のネットワークとこのシステムは繋がっており、スクロールなどの他の端末からでも他の大陸の情報を入手することができる。小規模な中継塔も王国外に建造されているが、これらは絶えずグリムの脅威に晒されている。また4つあるCCTタワーのうちどれか1つでも停止すると、レムナント全体のネットワークが機能しなくなってしまう危険性もある。そしてVolume 3:12話でビーコンアカデミーが陥落した事によりCCTシステムが停止し、世界中の通信網は混乱する事となる。
スクロール (Scroll)
レムナントで普及している多機能型のタブレット端末。大小2つのタイプがあり、ポケットに収まるほどの大きさから小さいタイプはスマートフォンサイズ、大きいタイプはノートサイズにまでそれぞれ展開可能。劇中で確認出来る機能として電話機能やメールの送受信、テキストチャット、カメラ機能、ID認証機能のほか、データのアップロードやダウンロード、オーラの残量計測があり、ハンターにとっての必需品となっている。
『戦争』 (War)
作中の時代から80年前に起こった4つの王国間の戦争。その発端は大衆の感情を抑制することでグリムの襲撃を防げると考えたマントルが芸術及び自己表現を弾圧したこととされる。ミストラルはマントルとの友好関係を継続するためそれを受け入れたが、両国のこの動きに不満を持っていたヴェイルとミストラル移民との抗争が引き金となり、戦争が始まった。ヴァキュオは当初中立を保っていたものの、いずれマントルとミストラルが自国へ攻め込む可能性を懸念し、ヴェイルに加勢した。
戦争中の数年間はどの王国も暴力的な闘争に明け暮れ、激しい戦いの中で渦巻く負の感情によりグリムは活性化し、戦士が前線へ出払ったため多くの町や村が防衛の手段を失い、滅んだとされる。やがてマントル・ミストラル連合は戦局打開のためにヴァキュオのダスト鉱山を攻略しようと戦線へ大軍を送ったが、自ら前線に立ったヴェイル国王(オズピン)の奮戦によりマントル・ミストラル両軍は多大な損害を受け、降伏した(レムナントの歴史家たちはこの国王の活躍は誇張だと考えており、雪国出身のマントル兵が砂漠戦に不慣れだったことがヴェイルの勝因であるとしている)。
その後、サナス北端のヴァイタル(Vytal)島で新しい法律やアカデミー制度など、現在のレムナントの社会の基盤となる取り決めがなされ、4王国間の平和を祝ってヴァイタル・フェスティバルが開始された。またこの戦争の反動により、芸術そのものともいうべき存在である『色』を、生まれてくる子供たちの名前に盛り込む文化が生まれ現在にも根付いているなど、今現在のレムナントの文化・社会に大きな影響を与えている。
シュニー・ダスト・カンパニー (The Schnee Dust Company)
アトラスに本社を置く世界最大手のダスト企業。創設者はワイスの祖父ニコラスで、ワイスはここの跡取り娘。大戦終了後のマントルの産業革命とそれに伴うダストの枯渇を危惧したニコラスが、父の死後遺産を利用して開拓したダスト鉱山を前身としており、主産業のダスト産出・流通業のほかに、兵器開発、漫画や雑誌の出版、日用品の販売なども手がけるコングロマリットである。同社の保有するダスト鉱山・「シュニー採石場」からダストを採掘し、精製したものを流通させている。しかし、ワイスの父・ジャックの代になってからは「議論の絶えない労働力の保持」、「怪しげな取引相手を持つ」といった黒い噂も付きまとうようになった。 ファウヌスの過激派によるテロの標的にされており、シュニー家親族の命やダストが長年に渡って狙われてきた。
女神の力 (Maiden’s Power)
元々はレムナントで昔から広く親しまれている童話「四人の女神 (The Four Maidens)」に登場するウィンター(Winter)、スプリング(Spring)、サマー(Summer)、フォール(Fall)の4姉妹がある魔法使いから授かったとされており、実在しないものとされてきた。だがオズピンによれば、実はその力も4姉妹も実在したとされており、女神を守護する組織が彼女たちを守るため、その存在をあいまいなものにしたことで、事実は忘れ去られ物語としての『四人の女神』の童話が残ったのだという。さらに、その魔法使いは、オズピン本人である。
その力自体は何千年も前から存在しているが、1人の女神が永遠に力を保持するのではなく、女神が死ぬたびに力は新たな担い手に受け継がれるとされる。 それを受け継ぐための条件は「女神が死に際に思い浮かべた若い女性」とされ、もし思い浮かべた者が若い女性でなかった場合は、力がランダムな誰かに飛んでいってしまうとされる。また、女神のオーラを科学的に他者に移植することで擬似的に力を継承させることも可能だが、この方法ではオーラが確実に受け渡される保証もなく、また異なる人間のオーラ、すなわち魂同士を融合させるため力の継承者が元の人格のままでいられるかもわからないなど問題点も多いとされる。さらにシンダーはセイラムから与えられた力を利用したイレギュラーな方法で「秋の女神」であるアンバーから力の半分を奪っている。
Volume 5:1話でのクロウとライオンハートとの会話より四人の女神の力の継承者は後述の4つのレリックを開放することができることが語られる(春は知識、夏は破壊、秋は選択、冬は創造)。
銀の眼の戦士 (Silver eyed warriors)
大昔から伝わる伝承の一つで、一般には知られていない。銀の瞳を持つ者は潜在的に特別な力を持つと言われ、Episode 3:12話のクロウによると、国家もハンターも存在しなかった時代、銀の眼を持つ者は戦と共に生きる事を運命付けられ、その力はグリムを一瞥するだけで倒したと伝えられており、サマー・ローズもこの力を持っていたとの事。女神の力の継承者にとっても銀の眼の力は弱点であるとのこと。
召喚術
ワイスの家系であるシュニー家の、血統遺伝により伝わる術。魔法陣を組み、召喚する者をイメージする事により実体化できるが、使役にかなりの精神集中を要し、「-White- Trailer」でワイスが召喚術を試みようとして、召喚した騎士を暴走させた事がある。
「光」と「闇」の兄弟神 (Deity Brothers)
レムナントの宗教に伝わる兄弟神。オズピンによると伝説上の存在ではなくかつて実在したとされている。
光を司る兄神は昼間に活動してレムナントを様々な生命で満たし、闇を司る弟神は夜に活動して干ばつや炎、飢饉といったあらゆる方法で兄の創造物を破壊することに執心していた。
しかし「破壊」と「創造」の終わらない争いを永遠に続けることに虚しさを感じた兄神は弟神を諭し、2人で協力して最高傑作を創り出そうと持ちかけた。弟は兄の提案を承諾し、2人で力を合わせて最後の作品である人類を創り出した。
人類には兄神の「創造」の力と弟神の「破壊」の力の両方が与えられ、また自分たちを取り巻く世界を知るための「知識」の力、そして自らの人生を自由に決めることのできる「選択」の力が与えられた。
レリック(Relics)
人類が兄弟神より授けられた4つの「遺物」。「知識」「創造」「破壊」「選択」の4つに分かれており、一つ一つが莫大な力を持ち、4つ揃えると神に匹敵する力を得ると言われている。そして前述の四人の女神の力の継承者だけがその力を開放することができる(春は知識、夏は破壊、秋は選択、冬は創造)。そのため、人類が自滅するのを防ぐ目的で一般にはその存在は隠蔽されている。人類は授けられたレリックを守護するべく、守護する戦士を育てると同時にレリックを護る要塞としてアカデミーを建造した。セイラムは4つのレリックを集めて神になろうと目論んでいる。そのため、その手段として四人の女神の力の継承者を狙っている。
魔法 (Magic)
限られた人間が使う不思議な力で、オーラやダストによる技とは区別される。一般的に魔法の存在を知る者はほとんどおらず、ワイスですら実際に目にするまで「ありえない」と言っていた。現時点で使用可能と名言されているのは四人の女神とレイヴン・クロウ姉弟、そして彼らに力を与えたオズピンのみである。

  1. ^ いずれも、2週間限定上映、全6館の規模での上映となった。
  2. ^ 公式では「High Caliber Sniper Scythe(HCSS)」と記載されている。
  3. ^ 「-White- Trailer 」にて召喚した騎士が暴走し交戦した際に負った痕。
  4. ^ 公式では「Multi Action Dust Rapier(MADR)」と記載されている。
  5. ^ 公式では「Variant Ballistic Chain Scythe(VBCS)」と記載されている。
  6. ^ 公式では「Dual Ranged Shot Gauntlets(DRSG)」と記載されている。
  7. ^ 名前はSeason 2:Episode12『Breach』にて判明。
  8. ^ Volume 4吹き替えではレオンハルトとなっている。ただし、綴りがLeonhardとなり原語版とは異なる。Volume 5ではライオンハートと訳されている。






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