鯰とは? わかりやすく解説

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なまず〔なまづ〕【×鯰】

読み方:なまず

ナマズ目ナマズ科淡水魚流れ緩やかな川や湖沼の泥底にすみ、全長50センチ頭部縦扁するが尾部側扁し、うろこはない。口ひげは4本ある。体色暗褐色ないし緑褐色で、雲形斑紋のあることが多い。夜行性東アジア分布食用近縁種琵琶湖特産のビワコオオナマズ・イワトコナマズがある。《 夏》「—見てもの書けぬ時慰みぬ/青邨」

大ナマズ地中であばれるため地震が起こるという俗説から)地震のこと。

鯰髭(なまずひげ)」の略。

[補説] 「鯰」は国字

鯰の画像

なまず 【鯰】

ナマズ科淡水産硬骨魚日本には地震ナマズ地中にいて起こすとの俗説があり、一八五五(安政二)年一〇月の安政大地震の後には、鯰の怪物描いた浮世絵版画出回った地震護符守札でもあったが、政治混迷対す民衆欲求不満をはらすような内容のものも多かったので、販売禁じられた。だが、なおも作られた。鯰は破壊者であると同時に救済者としても描かれており、これは地震そのものが「地新」で新し世の到来でもあるという民衆心情表れともみられている。→ 地震

読み方:なまず

  1. 地震或は官吏。髯を云ふ。
  2. 地震のこと。或いは役人のこと。

読み方:なまず

  1. 官吏ノコトヲ云フ。〔第五類 官吏官舎之部・山口県
  2. 一般官公吏。〔第二類 人物風俗
  3. 上級官吏のことをいふ。鯰の如きひげを生やして居るから。
  4. 官吏のこと。鯰のやうな髯を生してゐるところからかくいふ。〔刑事
  5. 〔隠〕官吏のこと。昔官吏は、一般に鯰髯生やしてゐたものと見ゆ
  6. 官吏のこと。昔官吏一般に鯰髭細長い髭)を生やしていたところから出た語。ドジヨウ)ともいつた(髭の意)。

分類 刑事山口県


読み方:なまず

  1. 地震。〔第一類 天文事変
  2. 地震のことを言ふ地下にすめる鯰が寝返へりをうつとそれが地震になるのだと言ふ俗説より来たものである。〔犯罪語〕
  3. 地震のこと。〔一般犯罪

分類 犯罪犯罪


読み方:なまず

  1. 鬚髯。〔第二類 人物風俗
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読み方:ナマズnamazu

ナマズ科属す淡水魚

季節

分類 動物


読み方:ナマズnamazu

作者 高村光太郎

初出 大正15年

ジャンル


読み方:ナマズnamazu

作者 田中冬二

ジャンル


読み方:ナマズnamazu

作者 坪田譲治

初出 昭和15年

ジャンル 小説



地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

読み方
なまず

ナマズ

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/12 09:30 UTC 版)

ナマズ(鯰、鮎、魸、鮀、学名 Silurus asotus)は、ナマズ目ナマズ科に属する硬骨魚類の1種。


注釈

  1. ^ 2018年8月17日に滋賀県立琵琶湖博物館などのチームにより発見された。

出典

  1. ^ a b 河野友美「ナマズ」『日本大百科全書小学館、1987年。 
  2. ^ 中村守純「ナマズ」『世界大百科事典平凡社〈2009年改定新版〉、2009年。 
  3. ^ 川那部・水野 1989, pp. 412–415.
  4. ^ 『アジアと漢字文化』放送大学教育振興会、2009年 p.252,256
  5. ^ a b 田崎・金澤 2001, pp. 5–6.
  6. ^ 川那部 2008, pp. 34–46.
  7. ^ 松沢陽士・瀬能宏、『日本の外来魚ガイド』、文一総合出版、2008年、p20
  8. ^ 本朝食鑑』1697年(元禄10)画像「ナマズは淀川、琵琶湖と諏訪湖にのみ生息している」
  9. ^ 『日東魚譜』 1741年(元文6)画像「もとは関西に分布し関東にナマズはいなかったが、1728年 (享保13、14は誤記)の大洪水以降、よく見かけるようになった」
  10. ^ 『両羽博物図譜』 画像「元来最上川下流部には生息していなかったが天保末(1844年)の頃より増えだした」
  11. ^ 田崎・金澤 2001, pp. 6–7.
  12. ^ 江島 2008, p. 172.
  13. ^ 田崎・金澤 2001, pp. 7–9.
  14. ^ Fisheries and Aquaculture Department”. FAO. 2008年11月14日閲覧。
  15. ^ 神山典士『新・世界三大料理 和食はなぜ世界料理たりうるのか』PHP文庫、2014年[要ページ番号]
  16. ^ 『るるぶ ベトナム・アンコールワット』2013年、25頁
  17. ^ 田崎・金澤 2001, pp. 40–43.
  18. ^ 寄生虫とのつきあいかた -魚介類の寄生虫と食品衛生- 中央水研ニュースNo.19(平成10年1月発行) 中央水産研究所
  19. ^ 顎口虫の概要 食品安全委員会 (PDF)
  20. ^ a b c d 寺嶋昌代、萩生田憲昭:世界のナマズ食文化とその歴史 日本食生活学会誌 Vol.25 (2014) No.3 p.211-220
  21. ^ 川那部・水野 1989, pp. 416–419.
  22. ^ a b c 川那部 2008, pp. 47–102.
  23. ^ 『鯰<ナマズ>』 pp.121-134 「シーボルトの足跡とナマズ」(執筆者:川那部浩哉)
  24. ^ a b ナマズの種苗生産技術 埼玉県農林総合研究センター水産研究所
  25. ^ 熊丸敦郎:ナマズの養殖技術に関する研究-Ⅰ ナマズの飼育特性について” (PDF). 茨城県内水面水産試験場調査研究報告 第36号(2000). 2015年5月8日閲覧。
  26. ^ ナマズの種苗生産試験 埼玉県水産試験場研究報告 57号, p.40-42(1999-03)
  27. ^ 千葉県印旛沼におけるナマズ人工種苗の放流効果 千葉県水産総合研究センター研究報告 (3), 21-28, 2008-03
  28. ^ 見た目も味もそっくり「ウナギ味のナマズ」 近大が開発に成功 最初は「涙が出るほどまずかった」が…”. ITmediaニュース(株式会社アイティメディア). 2015年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月17日閲覧。
  29. ^ 『小学館入門百科シリーズ81 川づり入門』(小学館・1978)。
  30. ^ 不破茂:郷土鹿児島が生んだ昭和の釣りの碩学松崎明治を語る 鹿児島大学附属図書館水産学部分館所蔵「松崎文庫展」講演会要旨, 平成26年7月18日
  31. ^ ジッターバグとナマズ釣り[鯰釣vol.4]”. ルアーライフマガジン. 株式会社アイ・ビー・アイ メディア事業部. 2018年12月18日閲覧。
  32. ^ a b 港区立 港郷土資料館へ行ってみよう! 第11号”. 東京都港区立港郷土資料館. 2019年10月25日閲覧。
  33. ^ a b 日本おさかな雑学研究会 2002, p. 122.
  34. ^ 日本おさかな雑学研究会 2002, pp. 122–123.
  35. ^ 村上健司 『妖怪事典』 毎日新聞社、2000年、248頁。
  36. ^ 多田克己 『幻想世界の住人たち IV 日本編』 新紀元社、1990年、149頁。
  37. ^ 滋賀県立琵琶湖博物館 2003, pp. 34–38.
  38. ^ 水木しげる 『妖鬼化 5 東北・九州編』 Softgarage、2004年、129頁。
  39. ^ イメージキャラクター名称は「なまりん」に決定!市民まつりで発表(平成22年11月21日)吉川市ホームページ(2017年12月25日閲覧)


「ナマズ」の続きの解説一覧

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幽閉サテライト」の記事における「鯰」の解説

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