有能

デジタル大辞泉

ゆう‐のう〔イウ‐〕【有能】

読み方：ゆうのう

［名・形動］才能のあること。また、そのさま。「—な人材」「—の士」⇔無能。

[派生] ゆうのうさ［名］

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有能

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関連項目

• 全能
• 無能

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

有能

出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 13:00 UTC 版)

名詞

有能 (ゆうのう)

1. 能力が高いこと。
   • 1925年～1926年、国枝史郎「神州纐纈城」^[1]

     戦国の慣いどこへ行っても矢叫びの声武者押しの音、有能の士は抱えられた。だが俺だけは駄目だった。

   • 1939年～1943年、吉川英治「三国志」^[2]

     野に遺賢なしということばがありますが、いつの時代になろうが、かならず人の中には人がいるものです。ただ、それを見出す人のほうがいません。また、それを用うる組織が悪くて、有能もみな無能にしてしまうことが多い

   • 1950年、中井正一「組織としての図書館へ」^[3]

     そこで彼は、副館長のもとに、整理の全組織を統一せしめる大手術を加えた。そして、事務局の理事に有能の士ベルナール・クラップ氏（現副館長）を据えて、全体を精密機械の如く組織化したのである。

用法

主に助詞「の」を伴って形容詞的に用いられ、形容動詞と比較して使用頻度は少ない。

類義語

• 敏腕、腕利き

形容動詞

有能 (ゆうのう)

1. 能力が高いさま。
   • 1940年、宮本百合子「若い婦人の著書二つ」^[4]

     大迫さんにしろその周囲の中では有能な一人の娘さんであることは確だし、野沢富美子という人の文筆上の才も将来に期待したい力を暗示している。

   • 1958年、柳田国男「故郷七十年」^[5]

     そこは西光寺野という、開墾場になっていて、隣家の非常に有能で勤勉な夫婦者が、ちょうどそこを開墾していた。

   • 2019年、奥増夫訳、フレッド・Ｍ・ホワイト「くちなしの花」^[6]

     しばらくすると、マーク・ベンモアが加わった。警部補は有能な仲間を得て、嬉しくなった。

活用

類義語

• 優秀、敏腕

対義語

• 無能、不能

翻訳

• 英語：able, capable, competent

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「有能」の例文・使い方・用例・文例

• 有能な人
• 彼は有能な弁護士だ
• 彼の昇進は彼の有能さを証明している
• その会社は有能なデザイナーを集めることに成功した
• 彼女は有能なタイピストです
• 彼は有能な弁護士として地位を確立した
• 彼女はなかなか有能だ
• 彼女はとても有能な女性だという印象を私に与えた
• 彼の部下は彼を有能な指導者として尊敬している
• あの厄介な問題の処理の仕方をみると彼が有能なことがわかる
• 彼のことを有能な人だと思う
• 彼はあらゆる点で有能な教師でした
• だれもが彼は有能なビジネスマンだと言うけど，実際にはそうでない
• 彼はこの国で最も有能な立法者のひとりだった。
• 有能な危険負担者はいつ危険を冒すべきかを知っている人だと思う。
• 多くの企業が戦略的競争力を高めるため、有能な人材の効果的選択手段であるアセスメントセンターを取り入れている。
• 取締役会は、学歴、性別、人種にかかわりなく有能で多彩な人材を雇用するため、オープンエントリー制を導入することを決定した。
• 彼女は有能なマネージャーです。
• 有能な人材