厄介な問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 15:15 UTC 版)
デザイン思考が特に有効なのは、ホースト・リッテルが言うところの「厄介な問題(wicked problems)」、すなわち明確に定義されておらず扱いにくい問題に対してである(「wicked」と言っても悪質であるという意味ではないことに注意せよ)。明確に定義されていない問題を扱う際には、問題解決を開始した時点では問題と解決のどちらも不明瞭である。それとは対照的に「よく定義された(well-defined)」問題については、問題がはっきりしているため、技術的知識を援用することで解決を得られる。 厄介な問題では、問題の大筋は判明しているかもしれないが、何が要求されているかを特定するためには膨大な時間とエネルギーが必要とされる。したがって、問題解決活動の大部分は問題の定義と問題の定式化にあてられるのである。
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