居飛車とは? わかりやすく解説

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い‐びしゃ〔ゐ‐〕【居飛車】

読み方:いびしゃ

将棋で、飛車定位置置いたままの形で指し進めること。→振り飛車


居飛車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/29 08:40 UTC 版)

居飛車(いびしゃ)は、将棋における戦法の二大分類の一つ。序盤において、初形で右翼にある大駒の飛車を定位置(先手は2筋、後手は8筋)のまま据えて戦うこと。これに対して序盤で飛車を中央より左に展開する指し方は振り飛車と呼ばれ、将棋における戦法は大きく分けてこの2つに分類される。


  1. ^ 【増補改訂版】将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編 (マイナビ将棋BOOKS) [ 上野裕和 ] 2018
  2. ^ 矢倉戦という名称は元々両対局者が矢倉囲いを完成させて戦っていたことに由来する。しかし、現在では相手の矢倉囲いを阻止するための戦法が進歩した結果、最序盤が従来の矢倉戦と同様の進行(飛車先を受けるために銀将を上がり角道を止める)であっても実際に両者が矢倉囲いを構築しない(できない)ことが多い。このような場合も一般的には矢倉戦の戦型に含める。また、矢倉囲いは矢倉戦に限って現れるということもなく、例えば角交換をしてから矢倉囲いを構築した場合には角換わりの戦型に分類される。
  3. ^ 先手が5手目に7七銀と上がることで角道を閉じると同時に飛車先も受けることができる(いわゆる矢倉旧24手組)。一時期、5手目にまずは歩兵で角道を閉じておき、飛車先を受ける銀将を後回し(もちろん最終的には受ける)にする駒組(いわゆる矢倉新24手組)が流行した。しかし、居角左美濃急戦戦法が考案されて以降は矢倉新24手組で矢倉囲いに組むことは極めて困難になり、再び矢倉旧24手組が定跡となっている。
  4. ^ 最序盤は閉じたまま進行するが、最終的には角行の活用のために角道を開けるのが普通である。なお、最初から角道を開けた横歩取り模様から横歩を取らずに相掛かりになることもある。
  5. ^ 一例を挙げれば、角換わり早繰り銀戦法は先手でも後手でも使える戦法だが、横歩取り8五飛戦法は後手のみが使える戦法である。
  6. ^ なお、角換わりでは角交換がされているため、通常の矢倉囲いとは異なり右金を二段目にとどめて角行の打ち込みを警戒するカブト矢倉や平矢倉などの形が頻繁に使われる。また、矢倉戦では銀将の代わりに角行で飛車先を受ける雁木囲いが使われることもある。
  7. ^ 左翼で飛車先を受けつつあえて玉将を右翼に配置する右玉が使われることもある。



居飛車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)

将棋用語一覧」の記事における「居飛車」の解説

飛車を1〜4筋に配置する戦法初期位置の2筋から動かさないことを含む)。対して序盤飛車を5筋から左に動かす戦法振り飛車と呼ぶ。居飛車戦法を主に採用する棋士を「居飛車党」という。

※この「居飛車」の解説は、「将棋用語一覧」の解説の一部です。
「居飛車」を含む「将棋用語一覧」の記事については、「将棋用語一覧」の概要を参照ください。

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