玉頭位取り
(玉頭位取り戦法 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 02:00 UTC 版)
玉頭位取り(ぎょくとうくらいどり、英: King's Head Vanguard Pawn[1])は将棋の戦法の一つ。主に対振り飛車戦で使用される。特に中飛車相手に有効とされる。戦法の歴史は古く、元禄時代の民間棋士、望月勘解由(望月仙閣)が指している[2]が、専ら対振り飛車戦の主流戦法として流行したのは昭和、特に1970年代と思われる[3]。
- ^ Kawasaki, Tomohide (2013). HIDETCHI Japanese-English SHOGI Dictionary. Nekomado. p. 30. ISBN 9784905225089
- ^ 望月仙閣の棋譜は https://web.archive.org/web/20160508222933/http://www.shogi.or.jp/kansai/museum/kokihu3.htm を参照。
- ^ 昭和47年の『将棋有段者年鑑』の新戦法解説に、「玉頭位取りは最近流行している」という記述がある。
- ^ a b c 高橋道雄「緊急レポート居飛車vs振飛車プロ間における最近の序盤傾向の研究」第2回 三間飛車中飛車編(『将棋世界』1983年2月号所収)
- ^ 『将棋基本戦法 振り飛車編』p.162、『消えた戦法の謎』p.113-p.118
- ^ 主には『定跡外伝2』(毎日コミュニケーションズ刊)など
- ^ 主には『史上最強ワセダ将棋』(早稲田大学将棋部編、講談社)など
- 1 玉頭位取りとは
- 2 玉頭位取りの概要
- 3 概要
- 4 飯野流と神吉流玉頭位取り
- 5 脚注
- 玉頭位取りのページへのリンク