ヘルパー‐ティーさいぼう〔‐サイバウ〕【ヘルパーT細胞】
ヘルパーT細胞
英訳・(英)同義/類義語:helper T cell, helper T-cell
抗原提示細胞によって提示された抗原を認識して分化活性化したT細胞で,B細胞の抗原産生を刺激したり、マクロファージや細胞障害性T細胞の活性化を助ける。B細胞を活性化するTh2細胞と、マクロファージや細胞障害性T細胞を活性化するTh1細胞の2種類。
インデューサーT細胞
細胞名や細胞内の構造オルガネラに関連する用語: | アストログリア アドレナリン作動性ニューロン アメーバ状 インデューサーT細胞 ウイルス産生細胞 エフェクターT細胞 オリゴデンドロサイト |
ヘルパーT細胞
【概要】 マクロファージから得た情報をもとに免疫全体を指揮する(=県警本部)役目のTリンパ球。HIVが特に好んで感染する細胞で、HIV感染症では数が減少する。この細胞の表面にはCD4という抗原(名札のようなもの)があるので、検査ではこれを数える(=CD4細胞数)。5才以上の正常人では600/μL以上であるがHIV感染症では500以下になり、エイズ発症時には200以下にまで減少する。新生児・乳幼児の正常値は高い。
【詳しく】 HIV感染症で免疫能を評価する最も良い指標。本当は数よりも働きが大切であろうが数の測定が最も安定している。治療開始、治療評価などに使う。

ヘルパーt細胞
ヘルパーT細胞
ヘルパーT細胞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:56 UTC 版)
詳細は「補助T細胞」を参照 CD4+リンパ球は、「補助」T細胞とも呼ばれ、免疫反応のメディエーターであり、獲得免疫反応の能力を確立し、最大化する上で重要な役割を果たしている。ヘルパーT細胞は、細胞毒性や食細胞活性を持たず、感染した細胞を殺したり、病原体を除去したりすることはできないが、本質的には、他の細胞にこれらのタスクを実行させることで、免疫反応を「管理」する。 ヘルパーT細胞は、クラスII MHC分子に結合した抗原を認識するT細胞受容体(TCR)を発現している。未感作のヘルパーT細胞が活性化されると、サイトカインが放出され、活性化したAPC(Antigen-Presenting Cell)を含む多くの種類の細胞の活動に影響を与える。ヘルパーT細胞は、細胞障害性T細胞よりもはるかに穏やかな活性化刺激を必要とする。ヘルパーT細胞は、細胞障害性T細胞の活性化を「助ける」追加のシグナルを提供する事が出来る。
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