バイオ･メカニクス

デジタル大辞泉

バイオメカニクス【biomechanics】

読み方：ばいおめかにくす

《「バイオメカニックス」とも》生物の運動機能を研究し、工学などに応用しようとする分野。生体力学。

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バイオメカニクス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/06/03 13:31 UTC 版)

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バイオメカニクス（英語：biomechanics）とは、生物の構造や運動を力学的に探求したり、その結果を応用したりすることを目的とした学問である。生体力学あるいは生物力学などと訳されることもある。生体工学も参照。体育学部の一分野。

概要

バイオメカニクスの扱う範囲は個体単位から細胞単位まで幅広い。たとえば、骨や靱帯、腱などに対して材料力学や構造力学的な解析を行ったり、鳥や昆虫などの飛行・魚類などの遊泳、あるいは心臓・血管中での血液の流れなどを流体力学的に研究したり、といったことが含まれる。生物にヒントを得た機械などに関連する応用分野は、バイオニクス （bionics）あるいはバイオミメティクス（生体模倣設計）（biomimetics、Biological Mimetic）^[1][2]と呼ばれることもある。今後は人工臓器の開発などへの応用が期待されている。

出典

1. ^ バイオミメティクスとは？
2. ^ 家電が驚くべき進化を遂げる！　シャープの「生物模倣技術」とは？

参考文献

• “バイオミメティクスとは？”. ホットニュース. 国立科学博物館 (2010年7月16日). 2014年2月25日閲覧。
• 下村政嗣「生物の多様性に学ぶ新世代バイオメティック材料技術の新潮流」（PDF）『科学技術動向』第110号、科学技術・学術政策研究所、科学技術動向研究センター、2010年5月、1-28頁、2014年2月25日閲覧。 

関連項目

• 生体材料 - バイオマテリアルとも呼ばれる。
• 生体工学
• 生物物理学
• エコメカニクス - バイオメカニクスの派生分野。
• 二足歩行
• 直立二足歩行

外部リンク

• バイオミメティクス研究会
• 日本生体医工学会
• 生き物から教えてもらう技術 ！---「バイオミメティクス」研究最前線 - 国立科学博物館

表 話 編 歴 生物学
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バイオメカニクス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/05/18 09:00 UTC 版)

「顎関節」の記事における「バイオメカニクス」の解説

Okesonは、顎関節のバイオメカニクス（生体力学）に関する理解の必要性を指摘されている。それらは、一対の顎関節が一塊の下顎骨につながっていることから一方の顎関節運動は独立して運動することができないこと、左右の顎関節は相互に影響を与える複雑なシステム下におかれていること、顎関節は左右の下顎頭を軸とした回転運動と前方移動の複合した運動を行うこと、下顎窩の中にて下顎頭が安定する機構、後部結合組織の構造と機能、関節円板の移動と外側翼突筋上頭との関係、下顎頭移動時の安定状態、などに関する基礎概念である。