OpenSSH
通信経路の暗号化や認証を強化することで、リモートホストとの通信をより安全にするオープンソースソフトウェア。
かつてはリモートホストのシェル操作にはtelnet、rlogin、rcpなどが使われていたが、これらは通信経路が暗号化されておらず、またパスワードなどもそのまま平文でネットワーク上に送信されるという危険性があった。OpenSSHでは暗号化にSSHプロトコルを利用し、これら通信時の安全性を高めている。リモートログインを行う「ssh」、ファイルの転送を行う「scp」、ftpの変わりとなる「sftp」などのほか、従来のプロトコル通信を暗号化するポート転送機能も有している。
暗号化には特許に触れないアルゴリズムが採用されており、3DES、Blowfish、AES、Arcfourを使うことができる。
開発の方針として、まずOpenBSD上で開発が行われ、その後、各OS版への移植が行われている。
関連URL
OpenSSH(http://www.openssh.com/)
OpenSSH
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 14:02 UTC 版)
OpenSSH (OpenBSD Secure Shell) とは、SSHプロトコルを利用するためのソフトウェアで、SSHサーバおよびSSHクライアントを含む。OpenSSHは、OpenBSDプロジェクトにより開発が行われ、BSDライセンスで公開されている。オリジナルのSSH実装であるSSH Tectiaなど、SSHには他にいくつかの実装があるが、2008年の時点でOpenSSHは世界で最も使用されているSSH実装である[2][3]。
- ^ "release-9.6"; 閲覧日: 2023年12月18日; 出版日: 2023年12月18日.
- ^ “SSH usage profiling”. 2009年3月8日閲覧。
- ^ “Statistics from the current scan results”. 2009年3月8日閲覧。
- 1 OpenSSHとは
- 2 OpenSSHの概要
- 3 参考文献
固有名詞の分類
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