ChaCha20 の採用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 06:12 UTC 版)
「Salsa20」の記事における「ChaCha20 の採用」の解説
Googleは、共通鍵暗号としてChaCha20、メッセージ認証符号として同じくバーンスタインによるPoly1305を組み合わせたものを、RC4に代わるインターネットセキュリティで利用可能なストリーム暗号として提唱している。Google ChromeおよびGoogleのウェブサービスにおけるTLS/SSL通信 (https) においてChaCha20-Poly1305が実装されている。 GoogleによるTLSでの採用に続き、ChaCha20とPoly1305の組み合わせは chacha20-poly1305@openssh.com としてOpenSSHに採用された。これにより、OpenSSHがOpenSSLに依存する必要がなくなった。 ChaCha20は、脆弱性が指摘されているRC4に代わり、OpenBSD、NetBSD、DragonFly BSDにおける乱数生成器 arc4random に利用されている。 ChaCha20そのものは、RFC 7539 として標準化されている。また、Internet Key Exchange (IKE) およびIPSecでの利用については RFC 7634 で標準化されており、TLS/SSLにおけるChaCha20/Poly1305の利用は、RFC 7905 として標準化された。 WireGuardはChaCha20-Poly1305を使用しています。
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