Suite HWV 439とは? わかりやすく解説

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第2集から)

英語表記/番号出版情報
ヘンデル組曲クラヴサン組曲第2集から)Suite HWV 439作曲年: 1710-1726?年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 アルマンド AllemandeNo Data No Image
2 クーランド CouranteNo Data No Image
3 サラバンド SarabandNo Data No Image
4 ジグ JigNo Data No Image

作品解説

2011年12月 執筆者: 丸山 瑶子

HWV 439 g-moll

 アルマンドクーラントサラバンドジグから成るランぺは単旋律の走句が占め割合多さから、アルマンドクーラントイタリアの「ソナタ・ダ・カメラ」、特にヴァイオリン・ソナタソロコンティヌオ対話見本になっているという。主和音呈示装飾的な走句で始まるアルマンド前半は、バス上での2声の動機対話中心後半はg-mollの楽段から始まってc-moll、Es-dur、B-durと近親調転調する。第33小節からB-durの属音保続音上で付点リズム動機掛け合いとなる。これは直後主調繰返され今度保続音がD音となり、主調回帰合図する。続く4142小節の偽終止主調終止カデンツ先送りし完全終止強調するためのものだろう。楽章最後の3小節前半最後対応する

 クーラント冒頭主和音呈示は、アルマンドとほぼ同じ形である。前半部の主旋律は主に最上声にあり、所々に2声間の模倣見られるものの、全体的に見てポリフォニックテクスチュア目立たない。これは後半部転調部分見られる声部絡み合い対照的である。後半部におけるB-dur属音保続音上で動機掛け合い、続く主調g-mollでのその繰返しは、アルマンドと同じ構図である。

 3/2拍子サラバンドは、8小節楽節4つから成る。他の楽節と特に対照的な構造をとるのは第2の楽節である。ここでは調的な対比加えて例えば第2の楽節後楽節からは第2拍目にアクセント置いた拍節シンタックス崩れその結果単調なリズム変化生まれている。第3、第4の楽節互いによく似ているが、和声的には異な機能を担うことに注意したい





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