3/2拍子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 17:31 UTC 版)
19世紀まで、北イングランドと低地スコットランドの器楽曲の中に、陽気な3/2拍子のホーンパイプがあった。ノーサンバーランドでは今でも『Dance ti thy Daddy』や『Lads of Alnwick』といった曲が知られていて、広く演奏されている。その多くはオフ・ビート(2・3拍めにアクセント)で、普通、偶数小節で(取り損なった)ダンス・ステップの帳尻を合わせる。曲が短く、最後のところに見てわかる符号がついているものはバリエーションをつけて演奏するのに非常に適していて、それでノーサンブリアン・スモールパイプ(Northumbrian smallpipes)演奏家の中で生き残ったのであろう。とくに『Lads of Alnwick』は、わかっている限り、1730年代にウィリアム・ディクソンの写本に現れてから、大きな変化もなく、口承であるいは写本で、現在まで生き残っている。
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