Suite HWV 432とは? わかりやすく解説

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)

英語表記/番号出版情報
ヘンデル組曲クラヴサン組曲第1集から)Suite HWV 432作曲年: 1717-1720?年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 序曲 OvertureNo Data
2 アンダンテ AndanteNo Data
3 アレグロ AllegroNo Data
4 サラバンド SarabandNo Data
5 ジグ JigNo Data
6 パッサカーリャ(シャコンヌ) PassacailleNo Data

作品解説

2011年8月 執筆者: 丸山 瑶子

第7番 HWV432
 HWV439の改訂稿である3/2拍子サラバンドに、フローベルガー影響認められ様式的には遅くとも1711年まで遡れること、ロジェ版の改訂稿であるオーヴァーチュアが、1707年初演カンタータ忠実な心》序曲編曲であることなどから、本作品の作曲も初のローマ滞在時の可能性がある。
 アンダンテ様式化されたアルマンドで、アレグロサラバンドと共に出版用の改訂稿である。2声体のアルマンドは、付点を含まぬリズム大部分上声与えられ主旋律声部模倣動機操作少なさなどから、イタリア様式への傾倒が強いと言える事実上舞曲楽章であり、2声の模倣各部冒頭しかないアレグロ同様にイタリアのコッレンテの特徴色濃い
 サラバンドは4小節長さ楽節から成り形式簡潔である。最後の8小節は、直前の8小節前半4小節若干変更した反復である。
 ジグ全体19小節短く大方は低声和声低音最上声が主旋律となる明瞭な書法声部密な絡み合い見られず、和声進行にも複雑さはない。
 パッサカリア出版以前流布していた写譜ではシャコンヌとされていたが、舞曲3/4拍子基本拍子とすることが多いのに対して本楽章は4/4をとる。小節後半和声5度の関係を取りながら、小節冒頭低音が一小節ずつ2度下行し、パッサカリアバス典型である4度下行音階形作る15回の変奏のうち、第2、3変奏、第5、6変奏、第8、9変奏、第1314変奏それぞれ対となり、上声低声の間で声部交替する




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