フローベルガー
ドイツの作曲家。オルガニストとしても活動した。クラヴィーアのための組曲やトッカータは、後のJ.S.バッハの作品へとつながっていくものである。父親から音楽の手ほどきを受け、オルガニストのシュチアクレーダーに師事した。ウィーンの宮廷オルガニストを経て、ローマへ給費留学をし、フレスコバルディのもとで学んだ。帰国後は再びウィーンの宮廷オルガニストの座につき、創作活動も行った。フローベルガーのクラヴィーアのための組曲では、「アルマンド―ジグ―クーラント―サラバンド」の順に各曲が並べられているが、死後の出版の際にジグが組み曲の最後に配置されるようになった。トッカータはフレスコバルディのもとでの勉学の成果が最も現れており、それはとりわけ即興的な部分とフーガの部分との対比に顕著である。
フローベルガー
ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー
(フローベルガー から転送)
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ヨハン・ヤーコプ・フローベルガー(Johann Jakob Froberger, 1616年5月18日? シュトゥットガルト - 1667年5月7日)は、ドイツの初期バロック音楽の作曲家。主に鍵盤楽器のための作品を作曲し、作曲家であると同時にチェンバロとオルガンの名手でもあった[1]。フレスコバルディ門下で、ヘンデルやヨハン・ゼバスティアン・バッハに先行する重要な鍵盤曲作曲家として大きな影響を与えたとされる[1]。
- 1 ヨハン・ヤーコプ・フローベルガーとは
- 2 ヨハン・ヤーコプ・フローベルガーの概要
- 3 脚注
フローベルガーと同じ種類の言葉
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