Suite HWV 430とは? わかりやすく解説

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ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)

英語表記/番号出版情報
ヘンデル組曲クラヴサン組曲第1集から)Suite HWV 430作曲年: 1717-1720?年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 プレリュード PräludiumNo Data
2 アルマンド AllemandeNo Data
3 クーランド CourauteNo Data
4 エア変奏曲調子のよい鍛冶屋) Air mit Variationen(Harmonious Blacksmith)No Data

作品解説

2011年8月 執筆者: 丸山 瑶子

第5番 ホ長調 HWV430
 第3番と対を成しクーラント変奏曲形式楽章が続く。変奏曲は《調子の良い鍛冶屋》として親しまれているが、この名前は19世紀由来しヘンデル蹄鉄工から変奏曲着想得たという逸話事実無根である。また変奏曲形式楽章ハンブルク時代成立とされる独立したシャコンヌを、元のト長調から移調改訂したもの。
 プレリュード出版用の新作である。動機紡ぎ出し書かれており、4声間での動機応答主旋律以外の声部和音楽章末のアルペッジョによるカデンツから成る構成第6番と同じタイプ
 アルマンドではゼクエンツでの声部間の模倣など4声がポリフォニック絡み合う楽章前半部の一部楽節は、後半部回帰する(ex.27小節~、楽章末)。
 クーラント最上声の優位性装飾少なさ一様なリズムイタリア特徴与えるが、弱起や声交換など、辞書的イタリア風コッレンテの典型当てはまらない点もある。前半後半ともに上下声部模倣で始まるのは第7番と共通。
 エール2部リート形式変奏技法第3番とよく似ており、ドゥーブル1~4は声部交換、ドゥーブル5では上下声部32分音符による1オクターヴ音階交替し最上声が2オクターヴ以上に拡大した音階駆け下りて華やかに楽章閉じる。




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