調子の良い鍛冶屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 10:08 UTC 版)
『調子の良い鍛冶屋』(ちょうしのよいかじや、英語:The Harmonious Blacksmith)は、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの『ハープシコード組曲第1集』第5番 ホ長調 HWV.430 の終曲「エアと変奏」に付けられた通称。楽曲は、イングランド伝統のディヴィジョン様式で構成され、エアに続いて5つのドゥーブルが連なり、変奏の度ごとに旋律もしくは伴奏の音価が細分化されてゆく。すなわち、右手に16分音符が連鎖する第1変奏、16分音符の動きが左手に移る第2変奏、16分音符の三連符が右手に現れる第3変奏(第4変奏は同じ音型が左手に移動)、32分音符が両手に交互に現れる最終変奏、といった工合である。
- ^ Hogwood, Christopher (1988). Handel. Thames & Hudson Ltd. ISBN 978-0500274989
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