Suite HWV 433とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 趣味 > ピティナ・ピアノ曲名 > Suite HWV 433の意味・解説 

ヘンデル:組曲(クラヴサン組曲第1集から)

英語表記/番号出版情報
ヘンデル組曲クラヴサン組曲第1集から)Suite HWV 433作曲年: 1717-1720?年 

作品概要

作品解説

2011年8月 執筆者: 丸山 瑶子

第8番 ヘ短調 HWV433
 本作品では、元々独立作品だったフーガプレリュード続き第3番同じくプレリュードフーガという対ができている。
 ヘンデル出版用に新しく書いたプレリュードでは、冒頭から4声が互いに様々な動機を短い間隔交替していく。11小節目からは既出動機のうちの1つ連続となり、低音半音進行にのって転調するフェルマータ経て、半終止から直接フーガ準備されるフーガ主題は3声目まで主題連続呈示された後、低音域の和音重々しく現れる。この和音での主題提示楽章内で、後にも何度現れる。ストレッタや楽章中に繰返し現れる主題冒頭3小節特徴的なリズムにも注目したい
 第8番同じくプレリュード3つの組曲楽章から成る第1番と対を成すが、各楽章性質対照的である。フランス要素の強い第1番に対して第8番アルマンド一様なリズム簡素な2声体書法支配的で、イタリア様式特徴呈している。同じくクーラントも、華美な装飾様々なリズム変化を含む第1番とは対照的な簡潔なのである各部冒頭の上声部模倣はこの組曲集でも何度も使われ方法である。
 ロジェ版の改訂稿であるジグ第1番同じく模倣始まり概ね2声体で書かれている前半部を閉じる属調のピカルディー終止属和音として、後半部主調DT進行から始まる。転調シンプルで、下属調、平行調通って主調へ戻る。その後、平行長調を挟みながら、前半部の楽節繰返されていく。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Suite HWV 433」の関連用語

Suite HWV 433のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Suite HWV 433のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2025 PianoTeachers' National Association of Japan

©2025 GRAS Group, Inc.RSS