スティーブ・ジョブズ
スティーブ・ジョブズとは、Apple Computer社の共同創設者である。1955年2月24日、米国カルフォルニア州ロス・アルトス生まれ。米国を代表する企業家の一人に数え上げられる。2011年10月5日に死去。
地元のホームステッド高校を卒業して、1972年オレゴン州ポートランドのリード・カレッジに入学するも1学期だけで退学。しかしそのままキャンバスに住み続け、コンピュータゲームのアタリ社に入社、その間にインド旅行をするなどした。
ホームブルー・コンピュータ・クラブで、スティーブ・ウォズニアックが作り上げたコンピュータに夢を見いだした彼は、彼を誘ってAPPLE-Iと名付けた彼のコンピュータをホビイストに売った。ウォズニアックは改良版のAPPLE-IIを製作し、ジョブズは今度は一般市場に出すために奔走した。1977年に会社も法人化し、ベンチャーキャピタリストを通じてフェアチャイルド・ セミコンダクター社からマイク・スコットを社長に引き抜いた。こうしてApple Computer社は軌道に乗り始めた。
1979年、Xerox社のパロアルト研究所(PARC)を見学した際に、試験的なハードウェア「ALTO」のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)やマウスなどに出会った。彼はこのとき、「これは最高だ、革命だ」と叫んだと伝えられている。 そして、それから5年後の1984年すべてをGUIで行えるコンピュータ 「Macintosh」がアップルコンピュータから発売された。
スティーブ・ジョブズはその後、自分が引き抜いて社長にしたジョン・スカリーにアップルを追われ、1985年にロス・ペローと組んでNeXT社を立ち上げた。この事業は結局失敗し、1996年にアップルコンピュータにより同社は買収されることになったが、同社によって培われた技術はMac OS XなどといったApple社の製品に引き継がれている。
また、近年では業績不振に陥っていたApple社に暫定CEOとして返り咲き、M&A、iMacの発売、Microsoftとの資本連携などによりApple社の業績を回復させた。暫定CEOに就任して以来、CEOそれ自体への給与は毎年1ドルしか受け取っていないことでも有名となり、「世界で最も給与の安いCEO」とも呼ばれた。
2000年代に入ると、Appleは「iPod」「iTunes」「iPhone」「iPad」といった製品や「ポッドキャスティング」「マルチタッチ」などをITの世界にもたらし、人々のライフスタイルを変えるほどの影響をもたらした。
2011年8月にスティーブ・ジョブズはAppleのCEOを退任。2011年10月、56歳でこの世を去った。
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