ステップワゴン
このクルマを手に入れ.家族みんなで新しい生活を創り出せそうな予感、気持ちを表現するネーミングである。あらゆるシーンでステップアップできたらという願いを込めた。wgnは新ジャンルとしてのカテゴリーを示す。96年5月発売。
ボディは5ナンバーサイズで、最大で定員8名となるほか、5人乗りもあった。後席用のドアは左側にあり、スライド式だが、その外部のレールがリヤクォーターウインドウ直下にあって目立たないのがデザイン上好ましかった。エンジンは直4・DOHC・16バルブの2L・125psを積み、ミッションはATのみの設定。パーキングブレーキは足踏み式。
97年8月、運転席と助手席SRSエアバッグ、ABSなどを全タイプに標準装備したほか、新外装色の追加、1~2列目シートのフルフラット対応などの改良を実施した。
98年1月、FRPのポップアップルーフを装着したフィールドデッキを発売。ルーフを上げると大人2人が横になれるスペースをもつ特装車だった。昇降口が前後2ヵ所あった。
99年5月、マイナーチェンジ。ボディカラーを一新したほか、ヘッドランプを縦型4灯・マルチリフレクターとし、エクステリアも改良した。エンジンは10psアップの135psとし、ATはダイレクト制御を取り入れて、シフトフィーリングの向上をはかった。ODスイッチをセレクターに新設。従来特別仕様だったデラクシーを、カタログモデルに移行。
2001年4月、5年ぶりのフルモデルチェンジで2代目になった。初代からの大きな変更点は、(1)室内長、室内幅、室内高がいずれも拡大し、さらにゆとりある室内になった、(2)ステップを45mm下げ、乗降性がよくなった、(3)3列シートの使い勝手、アレンジが豊富になった、など。5ナンバー8人乗りのコンセプトは変わらないが、エンジンは新世代iシリーズの2L・DOHC・i-VEC・160ps仕様になった。ミッションは4速ATのみ。全4グレード(旧型は5グレード)にFFと4WD仕様を設定。もちろん、安全性能や環境性能は大幅にアップ。歩行者保護にも力を入れたボディの採用となった。
2002年5月、電波式キーレスエントリーシステムの標準装備、木目調センターパネルの採用などを行った。パワースライドドアも装備。グレードを4つからDとKの2タイプに絞り、それぞれにFFと4WD仕様を設定した。10月、前後バンパーにボディ同色カラードバンパーを採用、KタイプにはAM/FMチューナー付きCDプレーヤー標準化。
2003年6月、新タイプのスパーダというモデルを追加。専用のメッシュグリルやエアロフォルムバンパー、テールゲートスポイラーなどで装った精悍な機種。2Lと2.4Lエンジン搭載車がある。後者の2.4L・i-VTECエンジンは通常タイプにも追加、5速ATと組み合わせる。ミニバンとして初めてAFS(アダプティブ・フロントライティングシステム)を採用。全タイプ、国土交通省の超-低排出ガス認定を取得した。
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