R-1改
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 23:49 UTC 版)
SRX計画で開発されたPT「Rシリーズ」の2号機。正式名称はREAL PERSONAL TROOPER TYPE-2。 トロニウム・エンジンを搭載した、砲撃戦用の機体。厳密にはこの形態では、マグナ・ビームライフル以外に長距離用の武装はない。装甲、火力に優れるが、エンジンの出力が不安定なので扱いが難しい。開発機体中最も鈍重であるものの、ライの操縦センスによってハンデを感じさせない活躍を見せる。左腕部にはOGシリーズではABフィールド発生装置を、右腕部には有線式ビームチャクラムを装備している。射撃能力を生かした制圧射撃や他の2機の援護をするのが主な役割だが、機能を十分発揮できないR-3の代わりに前線でR-1とコンビネーション戦闘を行うことも多い。 SRX形態における変形機構の複雑さもあり、R-1と違いフレームの基礎構造から新規に開発されており、コックピットも胸部ではなく頭部に存在する。頭部にはハイブリッドセンサーを装備。またバイザー奥の形状はビルトシュバイン・ヒュッケバイン系列のツインアイ型が使われている。企画当初の名称は「ヴィクトル」であった。 武装 バルカン (Gatling Gun) R-1やR-3同様、頭部こめかみに2門装備。接近戦用の装備である。 ビームソード (Beam Sword) R-3やヒュッケバインMk-IIのものと共通。 マグナ・ビームライフル (Magna Beam Rifle) ビームと実体弾両方を発射できるライフル。そのため、他のビーム系のライフルよりも高威力が期待できる。薬莢型のエネルギー・カートリッジ弾(HEGC)を使用しているため1射ごとに排莢が必要。R-GUNのツイン・マグナライフル、『α』ではヒュッケバインMk-IIのフォトンライフルの元にもなった(OGシリーズではどちらが先にできたかは不明)。 有線式ビーム・チャクラム (Beam Chakram) 右腕部から発射するチャクラム。ビルトシュバインのサークル・ザンバーと同様にビーム刃を展開するため、ライは「光の戦輪」と称することもある。元々はT-LINK制御による遠隔操作を予定していたが、ライが念動力を持たないため有線式に変更された。チャクラム本体に姿勢制御用の小型スラスターが付けられているが、扱いが非常に難しい。ワイヤーを絡ませ敵機を拘束することも出来る。チャクラム・シューターの原型となった武器。 ラウンドチャクラム 有線式ビーム・チャクラムを360度振り回し、周囲の敵を一掃する技。OVAではこれと思しき攻撃を行った際、ライのヘルメットに「殺」というマークが投影された。 劇中の活躍 新 初登場。空を飛べる。また、移動タイプ「海」を持つ非常に貴重な機体でもあり、地形の汎用性という面で非常に優れている。 スーパーロボットスピリッツ 前日談の小説でR-1を庇って大破している。後に修復されたらしく、リュウセイのEDでジュデッカ破壊後に大気圏に落下しそうになったR-1改を救出するために病院を抜け出してきたライの操縦で駆けつけた。この際トロニウム・エンジンはR-1改に移されたので、それ以外の動力で動いている模様。 α 左腕部にはI・フィールド発生装置を装備している。また、脚部に熱核ジェットエンジンを内蔵しているためホバーでの移動が可能。 OG / OG2 OGでも設定上熱核ジェットエンジンによるホバー能力を有する。が、ゲーム上では削除され、移動タイプに海が追加されるという形で表現されている。初登場である最終調整の際、いきなりヴァイスリッターと実弾の模擬戦を行っている。
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