動物進行論
(Progression of Animals から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 14:25 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動アリストテレスの著作 (アリストテレス全集) |
---|
![]() |
論理学 |
オルガノン: 範疇論 - 命題論 分析論前書 - 分析論後書 トピカ - 詭弁論駁論 |
自然学 |
自然学 - 天体論 生成消滅論 - 気象論 霊魂論 - 自然学小論集 動物誌 動物部分論 - 動物運動論 動物進行論 - 動物発生論 |
形而上学 |
形而上学 |
倫理学 |
ニコマコス倫理学 エウデモス倫理学 |
政治学 |
政治学 アテナイ人の国制 |
制作学 |
弁論術 - 詩学 |
その他 |
断片集 - 著作目録 |
偽書及びその論争がある書 |
宇宙論 - 気息について 小品集 - 問題集 大道徳学 - 徳と悪徳について 経済学 アレクサンドロスに贈る弁論術 |
アリストテレス著作目録 |
『動物進行論』(どうぶつしんこうろん、希: Περὶ πορειας ζωων、羅: De Incessu Animalium、英: Progression of Animals)とは、古代ギリシャの哲学者アリストテレスによって書かれた、動物・生物に関する研究書の1つ。彼の5冊ある動物学著作の中では、『動物誌』『動物部分論』『動物運動論』に次ぐ第4書であり、動物の前進・移動行為が考察される。
構成
全19章から成る。
- 第1章 - 種々の動物における移動器官。体肢の数と曲折部。
- 第2章 - 体内の「静止点」(関節)と外界の「支点」(地、空気、水)。船の例え。
- 第3章 - 体内における能動的部分と受動的部分の区別。外界における体肢の抵抗面(支点)。
- 第4章 - 動物体の機能による分類。植物体との比較。右側の優位。分化の進行。
- 第5章 - 体肢の数。
- 第6章 - 有血動物の四点運動。多足の無血動物との比較。
- 第7章 - 身体構造と運動機構、その中心。
- 第8章 - 細長い有血動物(ヘビ類)に足が無い理由。
- 第9章 - 無足動物の曲折部。跳躍動物、飛翔動物(鳥類)、遊泳動物(魚類)についても。
- 第10章 - 鳥類の四点運動。鳥類、有節類(虫類)における尾部の機能。
- 第11章 - 唯一の直立動物としてのヒトの身体。鳥との比較。鳥類の構造バランス、尾部。
- 第12章 - ヒトと四足類の体肢の曲折様式の相違。
- 第13章 - 体肢の曲折様式の図示。交互対立の原理。
- 第14章 - 四足類の四肢の交叉。カニの独特の歩き方。
- 第15章 - 鳥類と四足類の比較。鳥類の脚の構造と曲折の理由。空の動物と水の動物の概観。翼やヒレの傾斜付属。卵生四足類の構造。
- 第16章 - 無血動物の移動運動の説明。カニの特異性。
- 第17章 - カニ、ザリガニ、ヒラメ、水鳥。
- 第18章 - 魚類の足の欠如。翼とヒレの対応。
- 第19章 - 身体のねじれた動物。軟体類(頭足類)とアザラシ・コウモリの比較。植物に近い動物(貝類)。
内容
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
日本語訳
- 『アリストテレス全集 9 動物運動論 動物進行論 動物発生論』 島崎三郎訳、岩波書店、1969年
- 『新版 アリストテレス全集10 動物の諸部分について 動物の運動について 動物の進行について』 濱岡剛・永井龍男訳、岩波書店、2016年
- 『動物部分論・動物運動論・動物進行論』 坂下浩司訳、京都大学学術出版会<西洋古典叢書>、2015年
脚注・出典
関連項目
「Progression of Animals」の例文・使い方・用例・文例
- Microsoftがβ版をランチするのは「NetShow streaming server」で動画や音声をオンデマンドで提供する。
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 an admiral of the fleet 海軍元帥.
- 篏入的 r 音 《英音の India office /ndiərfɪs/の /r/の音》.
- =《口語》 These kind of stamps are rare. この種の[こういう]切手は珍しい.
- (英国の)運輸省. the Ministry of Education(, Science and Culture) (日本の)文部省.
- は of の誤植です.
- を off と誤植する.
- あいまい母音 《about, sofa などの /ə/》.
- 副詞的小詞 《on, in, out, over, off など》.
- 迂言的属格 《語尾変化によらず前置詞によって示す属格; たとえば Caesar's の代わりの of Caesar など》.
- çon of garlic [humor]. それにはガーリック[ユーモア]がちょっぴり必要だ.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Speaker of the House of Commons 下院議長.
- 《主に米国で用いられる》 = 《主に英国で用いられる》 the Committee of Ways and Means 歳入委員会.
- 初めて読んだ英文小説は“The Vicar of Wakefield”
- (違法罪―a sin of commission―に対する)怠惰罪
- 『each』、『every』、『either』、『neither』、『none』が分配的、つまり集団の中の1つのものを指すのに対し、『which of the men』の『which』は分離的である
- 『hot off the press(最新情報)』は『hot(最新の)』の拡張感覚を示している
- 『Each made a list of the books that had influenced him』における制限節は、リストに載った本を制限節で定義された特定の本だけに制限する
- 臨床的鬱病を治療するのに用いられる三環系抗鬱薬(商品名ImavateとTofranil)
- 『sunshine-roof』は『sunroof(サンルーフ)』に対する英国の用語である
- Progression of Animalsのページへのリンク