OT III のサイエントロジーへの影響
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「ジヌー」の記事における「OT III のサイエントロジーへの影響」の解説
1968年に再版された『ダイアネティックス』のカバーは火山の爆発の描写がされており、これは報道によるとOT IIIへの指示である。1968年の講義と、マーケティングスタッフへの指示において、ハバードはこれらのイメージは、潜在する第1の出来事への「鍵」となるもので、人々に本を買うように強いるものであると説明した。 「 今や権限を与えられ、これらの圧倒的な象徴やイメージによって抵抗不可能になったこれらの本のために、特別な「本の伝道団」が送り出された。組織のスタッフは単に一冊の本を差し出し、カバーをはがすだけで、どんな書店の店主もすぐさま何箱もの注文をすることを保障されていた。税関の職員も、誰かの荷物にその本の表紙を見つけるとたちどころにその者を通過させただろう。 」 —ベント・コリドン(『L. ロン ハバード: 救世主か狂人か?』より) 1980年代から、テレビコマーシャルでも、ダイアネティックスの宣伝をするために火山のイメージは使われてきた。サイエントロジーの「シー・オーグ」は、ハバードの個人的な艦隊に乗り込むスタッフに起源を持つエリート集団なのだが、ジヌーとOT IIIから多くのシンボルをとっている。これは明確にジヌーを屈服させた「ロイヤルオフィサーズ」の再現を意図している。そのロゴは、26枚の葉を持つ冠なのだが、それはジヌーの銀河連合の26の恒星を表している。サイエントロジーの公式な事典によると、「ザ・シー・オーグのシンボルは、この宇宙領域のはるか昔の歴史にある銀河連合から選び使用されているのですが、そこから多くの力と権威を引き出しているのです。」 エディンバラとロサンゼルスにある上級オーグでは、サイエントロジーのスタッフはあるときすべて白のユニフォームと銀色のブーツを着るように命令されたのだが、それは『ダイアネティックス: 科学の革命』のカバーに描写されているジヌーの銀河パトロールを模すためであった。報道されたところによると、この儀式はハバードの提言した第652記念命令に基づいたもので、それによると人類は人間を最後に裏切った集団、つまりジヌーの部下による規制を受け入れるだろうという理由によるものである(これはほとんどハバードの意図を誤解したものである。彼はおそらく精神科医に言及したと考えられる。彼は精神科医はジヌーの犯罪で鍵となる役割を担ったと信じていた)。ロサンゼルスでは、夜間警備員は帰ってくる宇宙船を見張るように命令されていた。これらの方策は後に取りやめとなった。
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