LdapConnection

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

LdapConnection クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

LdapConnection クラスは、Microsoft Active Directory サーバーまたは LDAP サーバーへの TCP/IP または UDP の LDAP 接続を作成します。

名前空間: System.DirectoryServices.Protocols
アセンブリ: System.DirectoryServices.Protocols (system.directoryservices.protocols.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Class LdapConnection
    Inherits DirectoryConnection
    Implements IDisposable

Visual Basic (使用法)

Dim instance As LdapConnection

C#

public class LdapConnection : DirectoryConnection,
 IDisposable

C++

public ref class LdapConnection : public
 DirectoryConnection, IDisposable

J#

public class LdapConnection extends DirectoryConnection
 implements IDisposable

JScript

public class LdapConnection extends
 DirectoryConnection implements IDisposable

解説

LdapConnection オブジェクトの ClientCertificates プロパティと LdapSessionOptions オブジェクトの QueryClientCertificate プロパティの両方が設定される場合、ClientCertificates プロパティで指定される証明書は無視されます。

継承階層

System.Object
   System.DirectoryServices.Protocols.DirectoryConnection
    System.DirectoryServices.Protocols.LdapConnection

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
LdapConnection メンバ
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間

LdapConnection コンストラクタ (LdapDirectoryIdentifier, NetworkCredential, AuthType)

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

LdapConnection(LdapDirectoryIdentifier,NetworkCredential,AuthType) コンストラクタは、指定したディレクトリ識別子、ネットワーク資格情報、および認証の種類を使用して、LdapConnection クラスのインスタンスを作成します。

名前空間: System.DirectoryServices.Protocols
アセンブリ: System.DirectoryServices.Protocols (system.directoryservices.protocols.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    identifier As LdapDirectoryIdentifier, _
    credential As NetworkCredential, _
    authType As AuthType _
)

Visual Basic (使用法)

Dim identifier As LdapDirectoryIdentifier
Dim credential As NetworkCredential
Dim authType As AuthType

Dim instance As New LdapConnection(identifier,
 credential, authType)

C#

public LdapConnection (
    LdapDirectoryIdentifier identifier,
    NetworkCredential credential,
    AuthType authType
)

C++

public:
LdapConnection (
    LdapDirectoryIdentifier^ identifier, 
    NetworkCredential^ credential, 
    AuthType authType
)

J#

public LdapConnection (
    LdapDirectoryIdentifier identifier, 
    NetworkCredential credential, 
    AuthType authType
)

JScript

public function LdapConnection (
    identifier : LdapDirectoryIdentifier, 
    credential : NetworkCredential, 
    authType : AuthType
)

パラメータ

identifier

サーバーを指定する LdapDirectoryIdentifier オブジェクト。

credential

使用する資格情報を指定する NetworkCredential オブジェクト。

authType

使用する認証の種類を指定する AuthType 値。

例外

例外の種類	条件
LdapException	接続ブロックを作成できない、またはサーバーとの接続を開くことができない場合にスローされます。
InvalidEnumArgumentException	authType が範囲外の場合にスローされます。
ArgumentException	authType が匿名と指定されているのに credential で資格情報が指定されている場合にスローされます。

.NET Framework のセキュリティ

• DirectoryServicesPermission  要求値 : Demand

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
LdapConnection クラス
LdapConnection メンバ
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間

LdapConnection コンストラクタ (String)

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

LdapConnection(String) コンストラクタは、指定されたサーバーを使用して、LdapConnection クラスのインスタンスを作成します。

名前空間: System.DirectoryServices.Protocols
アセンブリ: System.DirectoryServices.Protocols (system.directoryservices.protocols.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    server As String _
)

Visual Basic (使用法)

Dim server As String

Dim instance As New LdapConnection(server)

C#

public LdapConnection (
    string server
)

C++

public:
LdapConnection (
    String^ server
)

J#

public LdapConnection (
    String server
)

JScript

public function LdapConnection (
    server : String
)

パラメータ

server

サーバーを指定します。

例外

例外の種類	条件
LdapException	接続ブロックを作成できない、またはサーバーとの接続を開くことができない場合にスローされます。

.NET Framework のセキュリティ

• DirectoryServicesPermission  要求値 : Demand

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
LdapConnection クラス
LdapConnection メンバ
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間

LdapConnection コンストラクタ (LdapDirectoryIdentifier, NetworkCredential)

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

LdapConnection(LdapDirectoryIdentifier,NetworkCredential) コンストラクタは、指定されたディレクトリ識別子とネットワーク資格情報を使用して、LdapConnection クラスのインスタンスを作成します。ネゴシエート認証が使用されます。

名前空間: System.DirectoryServices.Protocols
アセンブリ: System.DirectoryServices.Protocols (system.directoryservices.protocols.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    identifier As LdapDirectoryIdentifier, _
    credential As NetworkCredential _
)

Visual Basic (使用法)

Dim identifier As LdapDirectoryIdentifier
Dim credential As NetworkCredential

Dim instance As New LdapConnection(identifier,
 credential)

C#

public LdapConnection (
    LdapDirectoryIdentifier identifier,
    NetworkCredential credential
)

C++

public:
LdapConnection (
    LdapDirectoryIdentifier^ identifier, 
    NetworkCredential^ credential
)

J#

public LdapConnection (
    LdapDirectoryIdentifier identifier, 
    NetworkCredential credential
)

JScript

public function LdapConnection (
    identifier : LdapDirectoryIdentifier, 
    credential : NetworkCredential
)

パラメータ

identifier

サーバーを指定する LdapDirectoryIdentifier オブジェクト。

credential

使用する資格情報を指定する NetworkCredential オブジェクト。

例外

例外の種類	条件
LdapException	接続ブロックを作成できない場合、またはサーバーへの接続を開くことができない場合にスローされます。

.NET Framework のセキュリティ

• DirectoryServicesPermission  要求値 : Demand

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
LdapConnection クラス
LdapConnection メンバ
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間

LdapConnection コンストラクタ

LdapConnection クラスのインスタンスを作成します。
例外

例外の種類	条件
LdapException	接続ブロックを作成できない、またはサーバーとの接続を開くことができない場合にスローされます。

オーバーロードの一覧

名前	説明
LdapConnection (LdapDirectoryIdentifier)	LdapConnection(LdapDirectoryIdentifier) コンストラクタは、指定されたディレクトリ識別子を使用して、LdapConnection クラスのインスタンスを作成します。ログオン資格情報とネゴシエート認証を使用して、LDAP サーバーに接続します。
LdapConnection (String)	LdapConnection(String) コンストラクタは、指定されたサーバーを使用して、LdapConnection クラスのインスタンスを作成します。
LdapConnection (LdapDirectoryIdentifier, NetworkCredential)	LdapConnection(LdapDirectoryIdentifier,NetworkCredential) コンストラクタは、指定されたディレクトリ識別子とネットワーク資格情報を使用して、LdapConnection クラスのインスタンスを作成します。ネゴシエート認証が使用されます。
LdapConnection (LdapDirectoryIdentifier, NetworkCredential, AuthType)	LdapConnection(LdapDirectoryIdentifier,NetworkCredential,AuthType) コンストラクタは、指定したディレクトリ識別子、ネットワーク資格情報、および認証の種類を使用して、LdapConnection クラスのインスタンスを作成します。

参照

関連項目

LdapConnection クラス
LdapConnection メンバ
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間

LdapConnection コンストラクタ (LdapDirectoryIdentifier)

メモ : このコンストラクタは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

LdapConnection(LdapDirectoryIdentifier) コンストラクタは、指定されたディレクトリ識別子を使用して、LdapConnection クラスのインスタンスを作成します。ログオン資格情報とネゴシエート認証を使用して、LDAP サーバーに接続します。

名前空間: System.DirectoryServices.Protocols
アセンブリ: System.DirectoryServices.Protocols (system.directoryservices.protocols.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    identifier As LdapDirectoryIdentifier _
)

Visual Basic (使用法)

Dim identifier As LdapDirectoryIdentifier

Dim instance As New LdapConnection(identifier)

C#

public LdapConnection (
    LdapDirectoryIdentifier identifier
)

C++

public:
LdapConnection (
    LdapDirectoryIdentifier^ identifier
)

J#

public LdapConnection (
    LdapDirectoryIdentifier identifier
)

JScript

public function LdapConnection (
    identifier : LdapDirectoryIdentifier
)

パラメータ

identifier

サーバーを指定する LdapDirectoryIdentifier オブジェクト。

例外

例外の種類	条件
LdapException	接続ブロックを作成できない場合、またはサーバーへの接続を開くことができない場合にスローされます。

.NET Framework のセキュリティ

• DirectoryServicesPermission  要求値 : Demand

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
LdapConnection クラス
LdapConnection メンバ
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間

LdapConnection プロパティ

パブリック プロパティ

	名前	説明
	AuthType	AuthType プロパティは、サポートされる認証の種類を格納します。
	AutoBind	AutoBind プロパティは、自動バインドが許可されるかどうかを指定します。
	ClientCertificates	ClientCertificates プロパティは、1 つ以上のクライアント証明書を指定し、認証のために送信します。 ( DirectoryConnection から継承されます。)
	Credential	オーバーライドされます。 Credential プロパティは、オブジェクトのネットワーク資格情報を格納します。
	Directory	Directory プロパティは、接続が確立される必要があるドメインまたはサーバーを指定します。 ( DirectoryConnection から継承されます。)
	SessionOptions	SessionOptions プロパティは、セッション オプションを指定する LdapSessionOptions オブジェクトを格納します。
	Timeout	オーバーライドされます。 Timeout プロパティは、LdapConnection がタイムアウトするまでの時間の長さ (秒) を格納します。

参照

関連項目

LdapConnection クラス
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間

LdapConnection メソッド

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	Abort	Abort メソッドは、非同期の要求をキャンセルします。
	BeginSendRequest	オーバーロードされます。 サーバーにデータを非同期的に送信します。
	Bind	オーバーロードされます。 LDAP バインドを送信します。
	Dispose	オーバーロードされます。 LDAP ハンドルを閉じ、オプションで解放もします。
	EndSendRequest	EndSendRequest メソッドは、非同期の要求を完了します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。)
	GetPartialResults	GetPartialResults メソッドは、非同期操作の部分的な結果を取得します。
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	SendRequest	オーバーロードされます。 オーバーライドされます。 LDAP v3 の操作として、単一の DirectoryRequest を送信します。
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Dispose	オーバーロードされます。 LDAP ハンドルを閉じ、オプションで解放もします。
	Finalize	オーバーライドされます。 LdapConnection.Finalize メソッドは、LdapConnection オブジェクトがガベージ コレクションにより収集される前に、LdapConnection オブジェクトがリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。)

参照

関連項目

LdapConnection クラス
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間

LdapConnection メンバ

LdapConnection クラスは、Microsoft Active Directory サーバーまたは LDAP サーバーへの TCP/IP または UDP の LDAP 接続を作成します。

LdapConnection データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

パブリック コンストラクタ

	名前	説明
	LdapConnection	オーバーロードされます。 LdapConnection クラスのインスタンスを作成します。

パブリック プロパティ

	名前	説明
	AuthType	AuthType プロパティは、サポートされる認証の種類を格納します。
	AutoBind	AutoBind プロパティは、自動バインドが許可されるかどうかを指定します。
	ClientCertificates	ClientCertificates プロパティは、1 つ以上のクライアント証明書を指定し、認証のために送信します。(DirectoryConnection から継承されます。)
	Credential	オーバーライドされます。 Credential プロパティは、オブジェクトのネットワーク資格情報を格納します。
	Directory	Directory プロパティは、接続が確立される必要があるドメインまたはサーバーを指定します。(DirectoryConnection から継承されます。)
	SessionOptions	SessionOptions プロパティは、セッション オプションを指定する LdapSessionOptions オブジェクトを格納します。
	Timeout	オーバーライドされます。 Timeout プロパティは、LdapConnection がタイムアウトするまでの時間の長さ (秒) を格納します。

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	Abort	Abort メソッドは、非同期の要求をキャンセルします。
	BeginSendRequest	オーバーロードされます。 サーバーにデータを非同期的に送信します。
	Bind	オーバーロードされます。 LDAP バインドを送信します。
	Dispose	オーバーロードされます。 LDAP ハンドルを閉じ、オプションで解放もします。
	EndSendRequest	EndSendRequest メソッドは、非同期の要求を完了します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。)
	GetPartialResults	GetPartialResults メソッドは、非同期操作の部分的な結果を取得します。
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。)
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	SendRequest	オーバーロードされます。 オーバーライドされます。 LDAP v3 の操作として、単一の DirectoryRequest を送信します。
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Dispose	オーバーロードされます。 LDAP ハンドルを閉じ、オプションで解放もします。
	Finalize	オーバーライドされます。 LdapConnection.Finalize メソッドは、LdapConnection オブジェクトがガベージ コレクションにより収集される前に、LdapConnection オブジェクトがリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。)

参照

関連項目

LdapConnection クラス
System.DirectoryServices.Protocols 名前空間