HS806【HS806】(きのこ類)
![]() | 登録番号 | 第7033号 |
登録年月日 | 1998年 10月 29日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | HS806 よみ:HS806 | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2004年 10月 30日 | |
品種登録者の名称 | 株式会社北研 | |
品種登録者の住所 | 栃木県下都賀郡壬生町駅東町7番3号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 井上貞行 鮎澤澄夫 枝克昌 西村直巳 高野康弘 藤田寿 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,出願者の保存菌株の中から育成されたものであり,小葉,厚肉の春秋発生型の菌床栽培及び不時栽培向き低中温性品種である。 菌さんの形は円形,凸形,大きさは小,色は灰茶,菌さんの厚さは厚,肉質は軟である。りん皮の付着部位は全面,大きさは中,色は有である。菌しゅうの形は2型,色は白色,並び方は波状ちぢれ,幅は狭,密度は粗である。菌柄の形は3型,長さは中,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率は0.5~0.9,太さは中,色は有,毛の多少及び色は有である。子実体の発生時期(不時栽培)は冬春,発生温度は低中温である。乾物率は15~19%,子実体1個当りの平均乾重は3.5~3.9g,収量性は少である。 「北研600号」と比較して,菌さんが小さいこと,肉質が軟らかいこと,菌柄が3型であること等で,「北研800号」と比較して,肉質が軟らかいこと,菌柄の形が3型であること,菌さんの直径と菌柄の長さとの比率が0.5~0.9であること等で区別性が認められる。なお,「北研600号」,「北研800号」等との対峙培養において明確な帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者の施設(栃木県壬生町)において,出願者の保存菌株の子実体を組織分離し,その菌株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「北研801号」であった。 |
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