北研800号【ホッケン800ゴウ】(きのこ類)
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登録番号 | 第4344号 |
登録年月日 | 1995年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | しいたけ | |
登録品種の名称及びその読み | 北研800号 よみ:ホッケン800ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 株式会社北研 | |
品種登録者の住所 | 栃木県下都賀郡壬生町駅東町7番3号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 井上貞行 鮎澤澄夫 枝克昌 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「北研50号」と「北研600号」を交配して育成されたものであり,中葉,中肉の菌床栽培向き低温性品種で,菌床栽培での子実体は不開傘であり,菌褶は痕跡程度である。 菌傘の形は円形,凸形,大きさは中,色は淡褐色,肉の厚さは普通,質は硬である。鱗被の付着部位は全面,大きさは中,色は有色である。菌褶の並び方は正常,幅は普通,色はクリーム色,密度は密である。菌柄の長さは普通,菌傘の直径と菌柄の長さとの比率は 1.5~ 2.0,太さは普通である。走り子発生までの期間は6~9カ月,発生最盛期までの期間は18~24カ月,子実体の発生温度は5~10℃,発生時期は秋冬型である。乾物率は10~15%,子実体1個当たりの平均乾重は 4.0~4.5gである。 「北研57号」と比較して,菌傘の色が淡褐色であること,肉質が硬いこと,菌柄の長さが短いこと等で,「北研600号」と比較して,菌傘の色が淡褐色であること,菌柄の硬さが硬いこと等で区別性が認められる。なお,「北研50号」,「北研57号」,「北研600号」,「森290号」,「森468号」,「菌興115号」等との対峙培養において,帯線を形成する。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和60年に「北研50号」と「北研600号」を交配し,61年から菌床栽培により選抜を行い,以後,こなら原木による特性検定のための試作を行い,平成3年に諸特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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