FIRST FINALEとは? わかりやすく解説

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FIRST FINALE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/21 04:34 UTC 版)

FIRST FINALE
杉山清貴&オメガトライブスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル AOR
レーベル バップ
プロデュース 藤田浩一
チャート最高順位
  • 1位(オリコン
  • 1986年度年間9位(オリコン)
杉山清貴&オメガトライブ アルバム 年表
SINGLE'S HISTORY
(1985年)
FIRST FINALE
(1985年)
LIVE EMOTION
1986年
『FIRST FINALE』収録のシングル
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FIRST FINALE』(ファースト・フィナーレ)は、杉山清貴&オメガトライブの5枚目のオリジナルアルバム。1985年12月11日に発売された。

解説

1985年末をもって「発展的解消」という名目の解散が決まり、本来であればベストアルバム「SINGLE'S HISTORY」が最後のアルバムになる予定だったが、林哲司の提案により、もう一枚アルバムが作られることになりタイトルの名付け親も林である[1]

今作は作詞ではデビュー時から多くの歌詞を提供してきた秋元康が参加していない一方、プロデューサーの藤田浩一が自ら作詞で参加した。編曲では、その後杉山のソロ作品を手掛ける笹路正徳が参加している。

グループにとって解散前の最後となる同名のツアー(1985年10月4日〜12月24日)では、シングルで発売された「ガラスのPALM TREE」以外は、1曲も演奏されていない。ツアー中に「ラストアルバムを作る」ということが急遽決まり、アルバムの制作がツアーと並行し、リハーサルの時間が取れなかったからである[2]

その後、2004年の再結成ライヴ『FIRST FINALE 2』で「ガラスのPALM TREE」と「FIRST FINALE」を披露。また「君はIN THE RAIN」は、杉山のソロライヴで何回も取り上げられている。

チャートではアルバム「ANOTHER SUMMER」に続いて1位となり、最大の売上を記録した。1986年の年間アルバムチャートでも6位にランクイン。2016年9月からはMEG-CDで入手できる。

今作以降、数多のベストアルバムが発売、2004年再結成時はメンバー選曲のベストアルバム「THE OMEGA TRIBE」が発売されたが、「杉山清貴&オメガトライブ」名義の新曲は一切発表がない。

裏ジャケットのポートレートには、一般公募にて募集された写真から選ばれた写真を掲載した。

収録曲

(レコードは1~5がA面、6~9がB面。演奏時間はレコードの歌詞カードおよび盤面に記載のもの)

  1. ガラスのPALM TREE (4:30)
    作詞:康珍化 作曲・編曲:林哲司
    7thシングル。ダイドードリンコ「ジョニアン・コーヒー」CMソング。
  2. 夕凪通信 (4:37)
    作詞:佐々木清隆 作曲:高島信二 編曲:志熊研三
  3. NOVEMBER BLUE (4:34)
    作詞:有川正沙子 作曲:杉山清貴 編曲:笹路正徳
  4. REMEMBER THE BRIGHTNESS (4:31)
    作詞:青木久美子 作曲:杉山清貴 編曲:志熊研三 
  5. 霧のDOWN TOWN (4:28)
    作詞:藤田浩一 作曲:西原俊次 編曲:志熊研三
  6. PLATONIC DANCER (4:58)
    作詞:青木久美子 作曲・編曲:林哲司
  7. 二度目のイヴ (4:55)
    作詞:有川正沙子 作曲・編曲:林哲司
  8. 君はIN THE RAIN (4:32)
    作詞:有川正沙子 作曲:杉山清貴 編曲:笹路正徳
  9. FIRST FINALE (4:45)
    作詞:有川正沙子 作曲・編曲:林哲司
    ディレクターによると「君のハートはマリンブルー」の流れを組む曲である。[3]

クレジット

  • Executive Producer: KATSUHIKO ENDO, ATSUSHI KITAMURA
  • Director: SHIGERU MATSUHASHI, KEN SHIGUMA
  • Supervisor: TETSUJI HAYASHI
  • Recording & Mix Engineer: KUNIHIKO "JR." SHIMIZU
  • Overdubbing Engineer: JUN WAKAO, TATSUO SEKINE, HIROSHI FUJITA, YOSHIAKI MATSUOKA
  • Second Engineer: TOSHIO MISU, MIZUO "Hip" MIURA, JUNICHI FUJIMORI, HIROSHI SHITAMIYA, KAZUYOSHI INOUE, YOSHIYUKI KANEKO
  • Mix Studio:日音"C"スタジオ
  • Recording Studio:日音、ビクター青山スタジオ、サウンドイン、TWO TWO ONE、スタジオスカイ、スタジオハワイ
  • Digital Recorder: SONY PCM-3324, JVC DAS-900
  • Recording Date:1985年8月12日~1985年11月29日
  • Cutting Engineer: OSAMU SHIMOJU
  • Cutting Room:JVCカッティングセンター青山
  • Special Thanks to
    YOSHIAKI ISHIWATA, AKIO HOSOGAI, SHINYA MIYAZAKI, TOSHIO KUREBAYASHI,MIXER'S LAB, YOSHIO WADA, RICHARD NAKANISHI & MANY OTHER STUFF
  • Artist Management: TRIANGLE PRODUCTION
  • Session Co-ordination: VELVET LINE, NICKY ENTERPRISES
  • Front Cover Photo: KOHGA SEKIDO(ZEN PRESS)
  • Back Cover Photo: YUKIYA NEGAMI
  • Cover Design: TAKEHARU TANAKA, RIKAKO FURUYA (soap inc.)

脚注

  1. ^ どちらのエピソードも、Webサイト『サムライミュージック』の「メッセージ」で林自らコメントしている(2012年1月末をもって「林哲司オフィシャルウェブサイト」にリニューアルされたため、現在は閲覧不可)。
  2. ^ 【インタビュー】杉山清貴、2年振りの“オメガトライブ”をWOWOWで生中継。ラストアルバムの曲もピックアップ”. barks. ジャパンミュージックネットワーク (2021年5月1日). 2021年3月20日閲覧。
  3. ^ 明星1986年2月号付録「YOUNG SONG」96ページより。



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